団塊オヤジの短編小説goo

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都月満夫の短編小説集2

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都月満夫の短編小説集

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「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
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「人殺し」
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「人魚を食った女」
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「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
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「桜の木」
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「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
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「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
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「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」

「かごめかごめ・・・」は足抜けの唄?について考える

2009-11-17 13:21:53 | 童歌

Photo_13 Photo(あし)を入れるとはある場所、ある世界に入ることをいいます。通常の場合好ましくない世界のことを言います。

(あし)を抜く「好ましくない関係を打ち切る。不本意な環境から抜け出すことをいいます。吉原では足抜けといいます。

足抜けの許されない吉原。吉原の大門を遊女たちは年期が明けるか身請けされるか、死人になるか。それ以外にはくぐることはできない。だから想いあった身請けする金のない男女は必死で足抜けを行いました。

しかし、逃げても亡八(忘八)が追ってきます。足抜けは決して許されないのです。Photo

亡八(忘八)とは仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌という、人として目指すべき八つの徳を完全に捨て去った無頼の別称。主に遊郭内で働く人たちに対し使われた言葉です。

Photo_15 死んでゆくのが地獄なら 生きていたとてまた地獄・・・Photo_12

足抜けに失敗して折檻死した女郎も多数いたといわれます。

「病気などで死んだ遊女は、吉原遊廓の場合、投込み寺と呼ばれた浄閑寺に、「~~売女」という戒名で、文字通り投込まれた」という説もある。しかし、それを裏付ける資料は古文書にはPhoto_2 一切なく、「~~売女」の戒名は、「心中」「枕荒らし」「起請文乱発」「足抜け」「廓内での密通」「阿片喫引」など吉原の掟を破った者に限られていることが、最近の研究で明らかになっているそうです。

起請文とは江戸時代、男女間の愛情の変わらないことを互いに誓い合って書いた文書。遊Photo_4女が客に誠意を示す手管として用いた。起請。起請誓紙。

この場合、素裸にされ、荒菰(あらごも)に包まれ、浄閑寺に投げ込まれた。人間として葬ると後に祟るので、犬や猫なみに扱って畜生道に落とすという迷信によったとものとされている。な  お、浄閑寺のホームページによると、浄閑寺が 投げ込み寺と呼ばれるようになったのは安政の大地震1855年)で大量の遊女が死亡した際にこの寺に投げ込んで葬ったことによるJoukanjiとされています。Photo_3Photo_14

多くの遊女は年季奉公という形で働かされていた。一定の年限を働くか、遊女を購った金額を返却できれば解放され、新吉原成立から天保年間(文政の後、弘化の前。1830年から1843年までの期間を指す)までは、年季を明ける率は、常に8割を超えた。しかし、一部の遊女は生涯を遊廓で終えた。年を重ね、遊女としての仕事が難しくなった者は「やり手」「飯炊き」「縫い子」等に再雇用された。そのシステムが、吉原を単なる売春窟に堕さず、世界で例を見ない、独特の文化を生んだのです。

「かごめかごめ」の唄については色々な説が有ります。有力なのが、遊郭に売られた遊女の足抜け(脱走)について歌われているという説です。

Photo_5

かごめ かごめ かごのなかのとりは

いついつ でやる

よあけのばんに

つるとかめが すべった

うしろのしょうめん だあれ

かごめ」を漢字で書くと「籠女」で、かごに閉じこめられた女(遊郭にいる遊女)のことだというのです。

その1

Photo_8 Photo_9  「籠の中の鳥はいついつ出やる」は、いつ年季が明けて遊郭を出られるPhoto_16

この歌に限らず、民間に伝わる童謡の解釈は様々あって、どれが正しいとは一概に言えないのだそうです。歌い継がれる中で、歌詞が変わっていく唄も多いそうですし。

その2

Photo_10 Photo_11 女郎さんが、流産してしまった時に、その供養の為に唄った歌だとか・・・

「かごめ」とは「籠女」、妊娠をしている女性である

かごのなかのとりは、いついつでやる」というのは、お腹にいる赤ちゃんがいつ出てくるのだろうということ

夜明けの晩に」、夜明けなのに晩とは・・・?つまり「この世ではない世界

鶴と亀が滑った」というのは、おめでたいこと(その象徴として鶴と亀)が滑った。つまり流産したということだそうです・・・

後ろの正面だあれ

後ろに水子の霊がいるよ・・・

Photo_6 鬼になった子が、目隠しをして、唄が終わったときに後ろにいる子が誰なのかを当てる遊びです。これは、当たるまで延々と続けられます。何か恐ろしい気がしませんか。

それにしても童唄は子供の歌なのに、悲しい事にまつわるものが多いですね。

したっけ。

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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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