都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
こらーっ!またこんな質問して・・・!!これじゃ答えられないべさ!!!隣の人はどんな人なんだよーっ!!!!
いつも言ってるべさ。爺さんなのか、オヤジなのか、若い男なのか・・・。婆さんなのか、オバさんなのか、若い娘なのか・・・。で、答えも違ってくるんでないかい。
若い女性がオヤジに寄りかかられたら困るんでないかい。イケメンだったら嬉しいけどって、こっちがシチュエーション考えてどうすんだよ。
オレは男だから女性だったらそのままにしておくかな。女性終わった女は駄目だよ。それと暑苦しい女性と息の臭い女性は駄目だな。男は子供以外厳禁だよ。
ほら、どっちに投票すんだよ。
オレは楽観主義者だから、若いキレイな女性ってことで「そのままにしておく」にしとくよ。
今度は、ハンカクサイ質問するんでないよ。
したっけ。
子供の頃だれでも一度は遊んだことがある「はないちもんめ」。本当は子供が歌うような内容ではなかったようです。
勝)勝って嬉しいはないちもんめ (ジャンケンに勝って【先攻側で】嬉しい)
負)負けて悔しいはないちもんめ (ジャンケンに負けて【後攻側で】悔しい)
勝)隣のおばさんちょいと来ておくれ
負)鬼が恐くて行かれませんよ
勝)お布団かぶってちょいと来ておくれ
負)お布団ボロボロ行かれませんよ
勝)お釜かぶってちょいと来ておくれ
負)お釜底抜け行かれませんよ
勝)あの子が欲しい
負)あの子じゃ分からん! (代名詞ではく名前で呼べ!)
勝)その子が欲しい
負)その子じゃ分からん! (代名詞ではく名前で呼べ!)
勝)相談しよう
負)そうしよう
買って嬉しい花一匁 (子供が安く買えた。嬉しいねぇ)
負けて悔しい花一匁 (わが子が値切られてしまって悔しい)
隣のおばさんちょいと来ておくれ
鬼が恐くて行かれませんよ (子買いが恐くて外に出られないんです)
お布団かぶってちょいと来ておくれ
お布団ボロボロ行かれませんよ
お釜かぶってちょいと来ておくれ
お釜底抜け行かれませんよ
あの子が欲しい (あの子を売ってくれ)
あの子じゃ負からん! (あの子はいなくなると困る。だから負けられない)
その子が欲しい (それならばその子を売ってくれ)
その子じゃ負からん! (その子もいなくなると困る。だから負けられない)
相談しよう
そうしよう
「聞いて極楽、見て地獄」とは、こうして騙されて売られた女の心情なのです。
花いちもんめ(花一匁)
花を一匁(花を買うときの単位)を買う際に、値段をまけて悲しい売り手側と、安く買ってうれしい買い手側の様子が歌われているとされる。
つまり「買って嬉しい」とは、女郎を買うと云う意味で、はないちもんめ=花一匁は当時の重さの単位で、花一匁分程度の金額で女郎を買えて嬉しい、ということです。
そして、買われた側は、花一匁相当に値段を負けさせられて悔しい、とつながるわけです。
また、昔の色町で芸者を買う際の値段交渉で,「♪買ってうれしい花一匁、まけて(値切られて)くやしい花一匁」(花一匁≒花一輪=1人の芸者を指す)
「花一匁」ですが、匁(もんめ,≒3.75g)は重さの単位です。昔,花の売買は重さ基準で行われていました。
花は芸者ですから、芸者の価格交渉とする説。
すると歌の最後の「あの子が欲しい あの子じゃ分からん」は女郎の品定めなのでしょうか。あるいは、人身売買でしょうか。
遊郭があった江戸時代~明治時代は今とは比べ物にならないくらいの格差社会で、生活の為に子供を売り飛ばすということは良く行われていたとされています。
貧乏な家の子供(または女の子)が口減らしの為に、人買いに一匁(もんめ)で買われ、人買い同士が「勝った(買った)」「負けた(マケた)」と囃し立てる悲しい歌としての一説もあります。この人買いを、「女衒(ぜげん)」と言います。
花一匁とは花代(玉代、線香代)が一匁だということ。遊女を買う際の品定め、あるいは、男仲間同士が遊女を取り合う戯歌と考えるのが自然である。江戸時代、吉原などは高額であったが、岡場所などでは一匁あるいは百文前後(現在の数千円)が相場であった。
このような残酷な事柄が童歌となった背景には、貧しい農民が多かった時代には、口減らしが日常のことだったからでしょうか。何も知らずに唄う子供たちがいっそう悲しく写ります。
記号:mom
系:尺貫法
SI:3.75 ?
定義:(1/1000)貫
したっけ。