都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
私は、ご飯大好き人間です。日本人ですから。
はるか昔、南方より赤き種が持ち込まれました。サの神様がくれた「赤き米」。そのとき以来、日本人は米を食べて命を繋いできました。
サの神様は、そのタネをまく時期を、ある花によって知らせてくれます。南からやってきた赤き種(サ)が北の大地の座(クラ)に納まった時その証にサクラが、「赤き米」と同じピンク色の花を咲かせるのです。
そのときこそ、タネを蒔く時なのです。
「白き米」に変わりし今も、人は祝いのときに、「赤き米」を再現するのです。食紅や小豆で色付けして古代米を再現するのです。それこそが「赤飯」です。
日本人が、改良に改良を重ねてつくりし「白き米」は、それ自体、美味きことこの上ないと言えるのです。
この「白き米」に、友など要りません。米は米だけで食すことが、最良の頂き方なのです。
ですから、私たちは、サの神様からの授かりものを「いただきます。」と感謝を込めて、「白き米」を食べるのです
。
したっけ。
今の奥様は、遊びに行っていて、ご主人が仕事から帰ってきても家にいない。けしからん、昔は良かった・・・。
なんておっしゃる方がおられますが、どうしてどうして、江戸時代の奥様も、そうそう家にじっとしていたわけではございません。
一般的に言えば、町人の奥様は、お店の手伝い、洗濯や掃除、炊事をしたり、縫い物をしたりと、しっかりと働いておられました。その結果、多額とは言わないまでもそれなりの小遣い銭は持っていたわけで、お寺詣でにかこつけて芝居見物、飲食、買い物などに行かれたのだそうです。
この辺りの事情は、今の奥様達とあまり変わりないのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。え、今はパートで忙しい。御時勢ですから・・・。
事情が変わったのが、明治になり、新政府のお偉方が品行方正な方々だったようで、というよりも所詮、西国の田舎者の集まり、江戸や上方の粋な遊びなんかを知っているはずもなく、とにかく男子たるもの働くべし、女子たるものは家を守るべしというなどと無粋な侍的倫理観をふりかざし、これで落語の世界も随分ひどい目にあって、いわゆる「バレ噺」いわゆる「艶笑落語」ってヤツですが…、随分消えてしまいました。
生真面目なだけが取り柄の人が上に立つと、ろくなことにならないわけでございまして・・・。
「あら、お前さん。早かったね。ねぇ、お前さん。怒ってんの? ねぇってば。なんか言っとくれよ。やだ、ホントに怒ってんだ。でも、怒った顔の方がいいよ。普段、でれっとした顔してるから。一週間ほど怒ってない?」
「バカ言ってんじゃないよ。そんなに怒ってたら、顔がくたびれてしまう。どこ行ってたんだ。」
「芝居。」
「軽いねぇ。亭主が仕事行って、かみさんが芝居かよ。別に行くなと言ってんじゃないよ。ただね、芝居に行ってもいいけど、お前は後がうるさい。やれ、お七さんのご亭主は吉右衛門に似てる。三吉さんは宋十郎に似ている・・・。」
「だって、似てるんだもん。」
「似てるのはいいんだよ。でもよ、三吉が宋十郎、元吉が吉右衛門。ねぇ、ものにはついでというものがあるんだ。浮世にも義理、夫婦の中にも人情ってものはないのかい。何かお忘れ物はございませんかってんだ。」
「いやだ、お前さんを誉めないから怒ってるの。大丈夫、似てますよ。あたしが一緒にいるんだから・・・。」
「バカにすんな、こん畜生。催促してから似てると言われても嬉しかねぇよ。」
「ほーんとに似てるよ。よく似てる。安心しとくれよ。似てるよ、似てますよ。」
「似てる? えへへ、それで・・・、誰に似てる?」
「お前さん、福助に・・・。」
「あの役者の?福助?」
「ちがうよ、今戸焼の方だよ。」
今戸焼は、浅草今戸辺りの瓦焼きの職人が、江戸時代の初期から仕事のかたわら焼き始めた楽焼だそうです。
火鉢や点茶用の土風炉のほか、福助、狐、狸、姉さま、七福神、招き猫など極彩色の人形。特に多く作られたのが福助と狐と姉さまなんだそうです。
「今戸の狐」という噺にも今戸焼の狐が出てきます。姉さまは落ちそうなほっぺたに鼻ぺちゃで、別名お多福。女性の福運のお守りだった。
らく‐やき【楽焼(き)】
1 手捏(てづく)ねで成形し、低火度で焼いた軟質の陶器。天正年間(1573~1592)京都の長次郎が千利休の指導で創始。赤楽・黒楽・白楽などがある。2代常慶が豊臣秀吉から「楽」の字の印を下賜されて楽を家号として以降、楽家正統とその傍流に分かれ、前者を本窯、後者を脇窯という。聚楽(じゅらく)焼き。楽。
2 一般に、素人が趣味などで作る、低火度で焼いた陶器。
辞書:大辞泉
今戸焼について詳しくお知りになりたい方は下記のサイトを御訪問下さい。
「東京の土人形 いまど人形 いまどき人形 つれづれ」
http://imadoki.blog.ocn.ne.jp/blog/
したっけ。
今日は鉢植えの「サンスベリア」の「花」を紹介しましょう。
サンスベリア 別 名千歳蘭(ちとせらん)、トラの尾
リュウゼツラン科サンセベリア属
原 産 地熱帯及び亜熱帯のアフリカ、南アジア
学 名:Sansevieria
多年草10-100cm
花期:6~7月
高温を好む植物で冬は8度以上保ちましょう。
日当たりを好む植物なので直射日光で育ててあげるのが望ましいですが室内照明でも元気に育ちます。 日光に当てる場合は、夏の強い光のもとで、葉焼けを起こすこともありますので注意。
水の管理は、春から秋の生育期は、土が乾けば水を与え、冬は極力水を控えます。冬に土が過湿になると枯れてしまいます。冬の間はほとんど給水の必要はありません。
自宅の「サンスベリア」は毎年花をつけます、花といっても糸くずのようなもので、ゼリー状の汁を出します。これには独特の臭気があります。
リュウゼツラン(竜舌蘭)からつくられるお酒がテキーラです。
したっけ。