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「くど」とは竈(かまど)のことです。
京都では食べ物などに「お○○さん」をつけて呼ぶそうです。おイモさん、お豆さん、お揚げさん、おたまさん、おいなりさん・・・など、
それで竈(かまど)のことを「おくどさん」と言ったそうです。
また、土間など住居 の中で、煮炊きを行う空間そのものを意味することもあるそうです。
山陰地方などでは、煮炊きの 設備を「かまど」、空間そのものを「くど」と呼んで区別している地域も存在するそうです。
『竹取物語』の一節
「垣を三重にし籠めて、皇子も同じ所に籠り給ひて、知らせ給ひたる限り十六そをかみにくどをあけて玉の枝を作り給ふ。」
(垣根で三重に囲み、細工師らを入れ、皇子も同じ所にこもり、知る限りの十六所拝みて、竈を開け、玉の枝を作らせた。)
くど【竈】
1 かまど。へっつい。 「―の前で、火ィくべてなさるでェ」〈有吉・助左衛門四代記〉2かまどの後方にある煙出しの穴。〈和名抄〉
大辞泉
「竈(かまど)」。接頭語の「お」と接尾語の「さん」は敬語。「くど」は「火処(かど)」が転訛したと考えられています。
寒くなります。「おくどさん」の取り扱いには十分注意しましょう。
したっけ。