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 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

築地市場 移転問題の記憶 1

2007年04月03日 | 築地市場にて
何時にまにか築地市場の移転問題が都知事選挙の争点になってしまったのは移転問題の築地市場検討会に2年以上前からオブザーバーとして参加していた自分から見れば、ダイオキシン問題はまだなく、築地市場の移転は日本の農水の政策をどの様に変えてゆくかの方向を討議していました。三菱総研の人たちと都庁の若手と市場関係者で食の安全・安心とともに低価格で物流することの討議をしていた。意外だったのは市場関係者が過剰設備に反対していたこと。都庁の人たちは世界一の最新の市場にしようとしていた。しかし、市場関係者は年寄りに扱えない機械設備・故障に対応できない設備は嫌っていた。市場は早朝から開いていて、修理は9時からなどでは間に合わない。いずれ市場の使用料に過剰設備分の費用は料金に転嫁されることを恐れていた。大阪の中央卸売市場の使用料は高騰し、市場内から移転出来る人は安く借りられる市場外に移転している。市場の費用は市場外より安くなければ何の魅力も無い。自由に拡大も縮小も出来ないし、些細な事でも書類がいるのである。
 築地市場の移転問題は今回が初めてでなく、すでに30年以上前からあった。最初の案は今の大田市場のとなりで野鳥公園の位置だった。中央区の反対ともたもたしている間に埋立地に野鳥が住み着き貴重な繁殖地として公園となってしまった。中央区の反対理由は築地市場が移転すると中央区のかなりの住民が築地市場に関係していて、区から転居してしまい区が過疎地に成り下がる恐れがあったためと思われる。(個人的意見・30年前は都心に住んでいる人がどんどん郊外に転居していて区民が減ることは行政需要の低下をもたらし。区職員を減らすことになる。今中央区は高層住宅が増え人口は増大していて築地市場が移転しても困らない)
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