年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

耳袋 白胡瓜の事

2010年12月14日 | 趣味としての漬物
耳袋 白胡瓜の事
白胡瓜を漬物にするか或いは薄く切って塩もみにし、酢にて食べれば水病に奇妙に効くという。しかるに白胡瓜を作付けする人が少なく求める事が難しい。私が水病の時ようやく探し出して食べた時があった。然るにある人は「神奈川辺りで随分作っている人があるようである。一時もみ胡瓜や漬物にして柔らかで甘みもあった。神奈川辺りではこの白胡瓜を食していたようであるが、江戸の問屋に出荷しても,青瓜程の需要が無く、結局自家用の栽培となっているという。」と話していた。そんなこともあるだろう。

水病とは今のどんな病気だろうか?食育のページにはキュウリの利尿作用が手足のむくみを解消するとある。
江戸時代は半白(はんじろ)といって半分が緑、半分が白いキュウリが専ら生産されました。皮がやわらかくなかなか美味かったようです。
江戸野菜としての馬込半白きゅうりは、栽培もしやすい品種で皮はかためで、中身はやや水分が少ない食感で、ぬか漬けにぴったりです。総じて江戸時代の野菜の品種は過剰に生産された時、漬物にして保存できるものが多い。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする