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 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

築地では常識でも世間では知らないこと

2010年12月22日 | 築地市場にて
時たま、築地市場と関係ない飛び込みの営業がやって来る。世間の人達が築地の事をどの様に思っているか聞くとその差が面白い。

毎日安くて新鮮でおいしい食事をしている。

昔の話で朝日新聞が数寄屋橋から築地に引っ越すまでは良かったが/

ついでに肉の話となったので、生肉は東京都では生食用として販売して良いという肉はないという。つまり焼き肉店で生の状態で食べられるという肉は存在しない。

「生肉 生食用」で検索してみてください。

○食肉に付着している可能性がある主な食中毒菌と特徴
腸管出血性大腸菌O157 加熱不十分のハンバーグや生肉、生レバーなどが原因となる。
潜伏時間:3~8日
症状:腹痛、下痢(血便)、発熱、HUS(溶血性尿毒症症候群)
※腸の中で「ベロ毒素」という毒素を出す。
サルモネラ属菌 卵やその加工品、食肉などが原因になることが多い。
潜伏時間:6~72時間
症状:下痢・腹痛・高熱
※近年、卵によるサルモネラ・エンテリティディスによる食中毒が増加している。
カンピロバクター 鶏肉などの食肉、ペットから汚染された食品や水が原因となる。
潜伏時間:1~10日
症状:まず頭痛・発熱などのかぜ様症状、次に下痢・腹痛

日本で肉食文化の歴史がまだ短い。

日本では魚等の生食文化があるので解体処理して直ぐに食すれば問題ないと考えるが大腸菌は怖く、幼児には重大な後遺症が残るという。

また魚の文化でも生食流通が多いため、冷凍の魚処理の基準として世界標準となりつつあるEU基準というものがあるのだか日本国内の業者がEU基準の衛生状態を超えている業者は少ない。もっとも築地市場から海外の日本料理店等に提供しているのは生魚であるのでEU基準というものがあまり知られていない。だいたい日本以外で生魚を生で食する文化がなかったのである。
コメント
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