年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

被災地の気持ち

2010年12月24日 | 築地市場にて
12月始めの大雨で築地市場青果部が4時間近く停電だった。雨を排水するパイプの目詰まりもあって、あふれた雨水が配電盤に降りかかり停電となったらしい。
民間施設なら金の威力で直ぐ修理となるのだが、東京都の施設ので大規模な修理は原則的に入札となり時間がかかる。雨漏りの抜本的な修理はかなり難しく、細かい修理でなく雨が落ちているところに蓋をして防ぐしかない。今建設業者が不景気で仕事が無いため、築地市場内の小工事も小口に分散され発注されているようである。部外者の工事人と築地の実情を話すと納得される。豊洲の汚染の問題も食品の安全安心の問題ではなく、そこで一日8時間労働するする人達の労働安全の問題であるのに、食の汚染問題にすりかえられている。
 食品を扱うところでは大きな声を出して被害を訴えるとライバルに不衛生を指摘され出し抜かれる。築地の不振は今の素材の扱い状態が豊洲でも行われ、当然汚染されると思われているからである。食の衛生事故は店舗展開している企業にとって致命的となる。築地の常態を知っている人たちは声を上げなく、他のルートから仕入れている。一度築地で事故が起きれば『当社は築地から仕入れていません』と掲示が出る気がする。宮崎の口蹄疫の時にも、『宮崎産の肉は扱っていません』という掲示をしたスーパーがあった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする