goo blog サービス終了のお知らせ 

 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

エロ漫画条例から

2010年12月15日 | 福神漬
どうやらエロ漫画規制条例が都議会を通過しそうである。何時の時代でも衰退期は退廃的な文化が蔓延している。幕末も末期の戯作者梅亭金駕の作品は酷いモノだった。金駕のエロ本とか「妙竹林話 七偏人」はシモの話だらけで気持ち悪くなる位の話であるが古文であるため、注釈を参考にしつつ読むため酷い内容と感じて読むが江戸市民に受けたのだろうか?この本は史料によると明治に入って、万宇堂 明治16年・ 武部滝三郎 明治19年1月・聚栄堂 明治21年10月と3回程出版されている。七偏人の初編に仲町の香煎が出てくる。江戸時代は3軒の香煎茶屋があったが明治まで残ったのは酒悦だけだった。酒悦主人に梅亭が新商品(福神漬)の命名依頼された時期と推定される明治16年から19年にかけて出版されているので梅亭金駕も本の宣伝の必要性があったのだろうか。
 福神漬の命名された時期は松方デフレと言われる時代で、農村部の不景気で日本で労働者という階級が都市に於いて発生する時期と重なる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする