松本城の案内看板は分かり難い
以下の記事を2024年10月11日に書いた。
迷うことなく、天守に行くことができるような案内表示でなければいけないのに、この表示は戸惑う。伝えなくてはならない情報を整理して、できるだけシンプルに分かりやすく表示して欲しいなぁ。
徒然草第52段の「仁和寺にある法師」の教訓は松本城にもあてはまる。
次のような趣旨の記事を2025年2月6日に書いた。
松本城に行ったものの、太鼓門を通る本来の登城ルートの魅力的なシークエンスを味わうことなく、天守を観ただけで帰ってきてしまった・・・。海外からも大勢の観光客が松本城に来ているのに、仁和寺にある法師のようなことになってしまっている。松本市は太鼓門桝形から二の丸に入り、黒門桝形を通って本丸、天守に至る本来の登城ルートを観光客にきちんと伝え、自然に足がそのルートに向くようにすべきではないか。
太鼓門二の門(高麗門)
太鼓門一の門(櫓門)
松本城の案内看板と登城ルートについて常々思っていることをブログに書いたが、これに関連する記事が「松本城の案内看板 統一へ 来訪者の動線 見直しも」という見出しで2月18日付の市民タイムスに載った。
分かり難い案内看板については、**異なるデザインや大きさ、材質の案内看板が乱立し、統一性に欠いている現状を改善するため(後略)**と記事のリード文にある。多言語化や子どもにも分かりやすい案内看板の在り方も考えていく、という担当課長のコメントも載っている。
また、登城ルートに関して**動線の見直しでは、松本城天守への本来の登城路である太鼓門から史跡内に入る動線を正規ルートにできないか検討する。**と記事にある。
これは嬉しい記事だ。ぼくは外堀の南側の土橋(明治24,5年に造られた)も撤去すべきではないか、と考えている。元々無かった土橋も撤去しなくては、外堀を復元するという計画に整合しないから。だが、残念ながらこれは無理のようだ。緊急車両が二の丸へ入る進入路が他にないということ、二の丸が避難広場になっていることがその理由らしい。
太鼓門に至るルートの歩道も改修が必要だ。観光客が自然に足を向けるような魅力的な歩道に是非していただきたい。更に、市役所新庁舎の建設計画に伴い、空地となる現在の市役所本庁舎の敷地の利用計画についても、上記のことと関連付けて、整備計画を立てていただきたい。ぼくはデザインの力を信じている。
空地となる現在の市役所本庁舎の敷地の利用計画について、アイデアがあるので、記事にしたいと思っている。