

■「繰り返しの美学」で最初に取り上げたのがこの建物でした(昨年の6月)。上の写真はまだ何を撮りたいのかはっきりしません。
今日、下の写真を撮りました。何を撮りたいのかはっきりしてきています。「建築の構成要素の繰り返し」にきちんと迫っていて余分なものは写していません。
これは堆肥舎です。別に美しさなど必要ないかもしれませんが、いえ建築は用途が何であれ美しくなくてはいけません。コンクリートの腰壁とその上の鉄骨の柱、そして小屋組みの繰り返しが美しいです。よく見ると腰壁の型枠の痕が分かりますが、それも揃っています。
黄色い重機はこの写真のアクセント。繰り返し感を強調するために後方を端まで写していません。まだずっと続くような印象を与えます。
今年最後の繰り返しの美学は原点回帰。来年はどんな繰り返しの美学と出合うことができるでしょう・・・。