①
朝日村針尾の火の見櫓(2回目)
■ 前回は全形を載せただけだった。近づいてみてびっくり。部材の接合部にリベットやボルトを使わず、全て溶接している(②)。
②
③
なんとターンバックルとブレースの丸鋼まで溶接接合(③)! こんなの初めて見た。これではターンバックルではなくて単なるリングだ。建てるとき少しくらい櫓が歪んでも構わない、と考えたのだろうか。 それとも何か他の理由があったのだろうか・・・。
①
朝日村針尾の火の見櫓(2回目)
■ 前回は全形を載せただけだった。近づいてみてびっくり。部材の接合部にリベットやボルトを使わず、全て溶接している(②)。
②
③
なんとターンバックルとブレースの丸鋼まで溶接接合(③)! こんなの初めて見た。これではターンバックルではなくて単なるリングだ。建てるとき少しくらい櫓が歪んでも構わない、と考えたのだろうか。 それとも何か他の理由があったのだろうか・・・。
■ 金子みすゞに「星とたんぽぽ」という詩があります。
青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
なるほど、確かにそうだなぁ、と思います。
満天の星空を見上げても、星座を知らないわたしには星がランダムに散らばって見えるだけですが、星座を知る人にはいくつもの星座が見えているわけで、同じ星空でも見え方がまったく違うわけですね。知らなければものは見えない・・・。
撮影日140419
北安曇郡池田町(安曇野ちひろ美術館がある松川村の隣町)堀の内にある三嶋神社の境内に祀られている庚申信仰の主尊、青面金剛立像です。石仏や石神に関心など全く無かったころは、このような像を見ても何も見えませんでした。いや、存在にすら気が付きませんでした。
最近は像の下に三猿、そう、あの見ざる言わざる聞かざるの3匹の猿が、挙げた両手の上に日と月が見えるようになりました。なぜ三猿なのかも知りました。でも下げた手に持っているものが何か分かりませんし、唐破風様の屋根の下の図にも意味があるのでしょうが、それも分かりません。屋根のてっぺんの意匠の意味も分かりません・・・。
見えぬものでもあるんだよ。 みすゞのこのことばはものの本質を突いています。