透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「火喰鳥」

2022-01-21 | A 読書日記



 第166回直木賞を受賞した今村翔吾さんのデビュー作『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』(祥伝社文庫2021年第20刷)を買い求めた。火消が主人公の時代小説と知り、読まねばならぬと。カバーのイラストがなかなか好い。今、再読している『庚申信仰』平野 実(角川選書1969年)を読み終えたら読みたい。

カバー裏面の紹介文 **かつて、江戸随一と呼ばれた武家火消がいた。その名は、松永源吾。別名「火喰鳥」――。しかし、五年前の火事が原因で、今は妻の深雪と貧乏浪人暮らし。そんな彼の元に出羽新庄藩から突然仕官の誘いが。壊滅した藩の火消し組織を再建して欲しいという。「ぼろ鳶」と揶揄される火消たちを率い、源吾は昔の輝きを取り戻すことができるのか。興奮必至、迫力の時代小説。** 

「羽州ぼろ鳶組」はシリーズ化されて現在第12巻まで出版されている。今年中の既刊読破を目指したい。