■ 学生時代の友人(先輩だが、友人と記す)3人が松本観光と紅葉の上高地散策、「火の見櫓のある風景スケッチ展②」観覧のために東京、埼玉から来てくれた。
25日 松本市内観光
新宿発8時ちょうどのあずさ2号、じゃなくで今はあずさ5号で来るMRさんとKRさんの松本到着予定時刻は10時37分、長野経由で来る埼玉のKBさんの松本着予定は10時49分。今年の7月にも同じメンバーで上高地に行っている(過去ログ)。
松本駅のスタバで本を読みながら3人を待つことに。
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『美しき愚かものたちのタブロー』原田マハ(文春文庫2022年)
ゴッホの「アルルの寝室」。カバーに採用する絵はこれしかない。松方コレクションを扱ったこの長編小説を読み終えてそう思った。実に感動的なストーリーに涙。ラスト数ページを改札口の前で立ち読みして読み終えた。
宿泊予定のホテルに荷物を預け、徒歩で中町の「そば処まつした」へ。
10月末で店を閉じる「まつした」、開店時刻11時過ぎにはお客さんでいっぱい。とうじそばをお願いした。鴨肉やキノコの入った鍋にそばを投じて鍋汁につけ、お椀に移して、汁をかけて食べる。とうじそばは旧奈川村(現松本市奈川)で発祥したと聞く。鍋、一般家庭では囲炉裏の鍋(時に味噌汁)に投じて食べていたことからとうじそば、と名前の由来を聞いていたが、店員さんの説明も同じだった。美味なり。
蔵の街を散策する。途中、蔵座敷を見学した。上掲した説明板にあるように、この蔵は開智学校を手掛けた立石清重の作品。4人とも建築学を専攻したから、この蔵は見学対象。
縄手で見かけた「高橋由一」
その後、縄手通り、四柱神社参拝と定番コースを経て松本市立博物館へ。
おりがみっく構造の屋根。折り紙のように鋼板を加工して構造的に成立させている。
松本城下のジオラマ
常設展示室(3階)
常設展示を見ての感想。KBさんは「薄いよね」と一言。同感。
**一のことを説明するためには十くらいの知識が欲しい**(下掲書213頁)ぼくたち4人の指導教官は「十を知って一の説明」と説いていた。
展示内容が通り一遍な感は否めないなどと書けば失礼だろう・・・。そうか!この博物館は十を知ってもらうための一を展示しているんだ。
『マナベの「標語」100』真鍋恒博(彰国社2019年)
松本城、開智学校で撮った記念写真は掲載を控えたい。
馬刺し
徒歩で駅近くの「萬来」へ。この居酒屋を予約していた。遠路来松の友人に味わって欲しい馬刺し、山賊焼、地酒を提供している店。
懐かしい研究室時代の思い出話に花が咲き、秋の夜は更けゆく・・・。