(再)北杜市長坂町日野 4柱44型複合脚 2023.02.05
■ 昨年12月にこの火の見櫓について書いた。その時、脚部について、なぜ正面だけアーチ部材を用いて他のトラス脚と変えているのか、理由は分からないと書いた。また、踊り場の持ち出し部分は後付けかもしれないとも書いた。過去ログ
この火の見櫓を5日に再び見て、建設当初、梯子は外付けではなく、内付けだったのではないかと思い至った。そうだとすると、脚部の形状を正面だけ変えて、開口を大きくしてあることや、踊り場の持ち出し部分が後付けだと思われることが理解できる。踊り場の床を見ると、下地材(根太に相当する部材)3か所の内、中央だけ、ダブルになっている。当初は内側に梯子を掛けていたために床面は半分しかなかった、と推測できる。このことを裏付けるようなこと、持ち出し部分に有った手すりの撤去跡などを探そうとしたが、分からなかった。残念。