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■ 長野県内の火の見櫓の数はおよそ2300基と推定されるという調査があるそうです。まだまだ観察していない火の見櫓がたくさんある、ということでこのカテゴリーはこれからも続きます。隣県にもたくさんありそうですし、全国にも・・・^^v。
この火の見櫓の特徴は大きな踊り場があることです。このように個性的でオンリーワンな火の見櫓はいいですね。
では、立ち姿の観察。
櫓の上に向かっての絞り込みは美しい曲線を描いていて、なかなかグッドです。大きな踊り場もバランスを欠いているという印象ではありません。
次は屋根と見張り台。屋根の矢羽は大き過ぎ、もう少し小さい方がいいでしょう。手すりのデザインは踊り場も見張り台も同じですね。下半分は縦しげの手すり子、上半分は上向きと下向きの♡ハートの連続、リズミカルで好ましいです。半鐘も付いています。
脚部。ブレースの下半分が埋まっています。ちょうど環状バックルの半分から下、というふうに気を使っていますが、評価ではマイナスです。
1 櫓のプロポーション ★★★★★
2 屋根・見張り台の美しさ ★★★★
3 脚の美しさ ★★