534 火の見櫓のある風景 松本市梓川倭にて 撮影日150504
■ 松本市梓川倭の大妻神社の狛犬を観に出かけて、神社の近くに立っている火の見櫓を見つけた。狛犬か、火の見櫓か・・・。4001稿にどちらを取り上げるか考えて火の見櫓を先にすることにした。
4角形の櫓に円形の屋根と円形の見張り台(共に平面形)の火の見櫓。4隅の柱材はカーブしてはいない。やはり末広がりの緩やかなカーブを描く櫓が好ましい。
櫓に横架材(水平部材)が5段あるから、高い部類に入る火の見櫓だろう。横架材の間隔は次第に狭くなっているが平均6尺(約1、8m)とすると見張り台の床面の高さは10、8mとなる。従って屋根頂部までの総高は14~15m位だろう。
屋根の頂部の避雷針には線状のシンプルな飾りが付いている。スピーカーなどがついていないのは好ましい。半鐘は見張り台にはなく、踊り場に吊るしてある。見張り台から移設したのだろう。
なかなか美しい脚部には出会えない・・・。
下から見上げるより、このように遠くからの方が櫓のフォルムは確認しやすい。