透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

火の見櫓のある風景スケッチ展② 15日

2023-10-16 | A 火の見櫓のある風景を描く

 昨日(15日)は♪雨がしとしと日曜日だった。

午後の来場者のなかにKさんがいた。何年ぶりだろう・・・。「20年ぶりです」とKさん。年賀状友だちとのうれしい再会だった。ちょうど幼なじみのM君も奥さんと来てくれていたけれど、失礼してKさんと、それから初対面のご主人と話をした。

訊いてびっくり。今、彼女はぼくが設計したホテルで働いているとのこと。フロント係だと聞いて納得。彼女ならきっちり宿泊客の対応をしているだろう。最近は外国人の宿泊客も多いそうで、英語での対話もこなしているとのこと。すばらしい。スケッチ展をしてうれしいのは、このような再会があることだ。

お礼メールの返信の最後に、**火の見櫓の面白みが、少しだけ解った気がします。水彩画、本当に気持ちが安らぎますね。**とあった。

4日に始まったスケッチ展は昨日で前半終了。後半初日となる18日、高校の同級生から「行くよ」という連絡があった。翌19日は夜7時からギャラリートーク。Y君がパソコンやプロジェクターのセットをしてくれる。ぼくはアナログ人間故、彼のサポートは本当にありがたい。

時間を割いて会場に来てくれる友人・知人に感謝、感謝!


 


ギャラリートークのお知らせ

2023-10-15 | A 火の見櫓のある風景を描く

 火の見櫓のある風景スケッチ展②に合わせたギャラリートークの予定がありますので下記の通りお知らせします。

日時:10月19日 午後7時から8時まで
会場:BELL WOOD COFFEE LAB(0263-75-3319)
770円(ワンドリンク付き)
予約不要


 掲載画像は準備しているパワポのものです。1981年、42年前のスケッチです。当時も現在と同じ描法、線描して透明水彩絵具で着色するという方法で描いていました。下描きなし、いきなり本チャンは今と同じです。サインも今と同じことに気が付きました。

スケッチや絵のことをあれこれ、脱線話をお聞きくださ~い。


 


火の見櫓のある風景スケッチ展② 14日

2023-10-14 | A 火の見櫓のある風景を描く


 今月(10月)4日に始まった火の見櫓のある風景スケッチ展② 嬉しいことに何人もの方々に来場していただいている。

今日(14日)、A君が奥さんと(Kさんがご主人と ふたりとも友人なのでどう書こうか迷った)昼近くに来てくれた。3年前と同様に祝い花持参で。 ほぼ同時に来場のSさんとは小学校のPTAの役員も公民館報の編集委員も一緒だった。

朝カフェ読書の時、カウンターの前に立っているだけで、ホットのショートをマグカップで提供していただいているMさんがご主人と。申し訳ないことに、食事に出ていてた。3年前もお会いできなかった。今度直接お礼とお詫びをしなくては。高校の同期生H君。妹と同じ職場だったというHさんと絵画教室を開いておられるというSさんとは初対面だった。

昨日(13日)は辰野町でスケッチをしていた時に声をかけていただいた方が奥さんと午前中に。午後からの在廊だったため、お目にかかることができなかった。午後、I君がお母さんと。

12日は在廊できないことをSNSで発信していたけれど、額装をお願いした松本市内の画材店の方の名前が芳名帳にあった。展示スケッチを前に額装についてあれこれ相談したかった・・・。

明日15日も終日在廊する予定。誰とカフェトークできるだろう、楽しみ。


 


ポストカード

2023-10-14 | A 火の見櫓のある風景を描く
 火の見櫓のある風景スケッチ展②で展示しているスケッチ11点の中の3点がポストカードになりました。昨日(13日)カードをOPP袋に入れる作業をしました。


左側のスケッチは2019年5月に描き、本の表紙に使いました。右上のスケッチは2023年8月、右下は2022年11月に描きました。

3枚のポストカードを並べてみて、プリンティングディレクター・鈴木さんの選択の意図が私なりに理解できました。鈴木さんは色彩の組合せをまず考えたのだと思います。3枚のカードを見比べると年によって描線の表情が違うことも分かります。

会場のカフェで販売を始めました。

会場のカフェ・BELL WOOD COFFEE LAB(0263-75-3319)にお運びいただき、展示スケッチをご覧いただければ幸いです。今日(14日)と明日(15日)は終日在廊します。カフェトークができること楽しみに会場でお待ちしています。

「異邦人」

2023-10-12 | A 読書日記

 「異邦人」と聞けば私は久保田早紀の♪楽曲かカミュの小説が浮かぶ。




読み終えた原田マハの「異邦人」(PHP文芸文庫)は「いりびと」と読む。巻末の大森 望さんの解説によると、いりびとは**京都以外の土地で生まれて、京都にやってきた人を指す。**のだそうだ。いりびとはこのものがたりの主人公・篁 菜穂のことを指しているのだろう。ん?菜穂はどこで生まれたっけ? いや、生まれがどこであれ、菜穂で間違いない。

やはり解説によるが、京都を舞台にしたこの小説は川端康成の「古都」を参照して書かれたのだそうだ。このことについて、具体的に書くと、「異邦人」の最後に明かされる驚きの事実を明らかにしてしまうので、控えたい。両作品は確かに登場するふたりの若い女性の関係や状況の設定が似ているとだけ記しておく。「古都」もこの際再読したい。

菜穂が物語の終盤で決めたこと、取った行動は理解し難かったけれど、作者が読者に示した菜穂の母親と夫・一輝のある夜の出来事で、ある程度納得できた、かな・・・。

**美のためなら夫をも蹴散らしていく、圧倒的に強い女性を描きたかったんです。** 解説文から引用したこの件(くだり)は著者がインタビューに答えて語った言葉だという。なるほど、確かに菜穂はこのような女性。

美術界の人間模様が描かれているのだが、感情移入できるような人物はおらず、あまり引き込まることなく読み終えた。


 


「土たちの詩話」濱田卓二 展

2023-10-12 | A あれこれ

 朝日美術館(長野県朝日村)で10月7日から11月26日までの会期で開催されている「土たちの詩話(しわ)濵田卓二 展」を鑑賞した。

朝日村では熊久保遺跡を始め何か所もの遺跡から縄文土器が数多く出土している。「土たちの詩話」の展示作品の多くは朝日村の土を使って制作された。その素朴な、と評したらよいのか、表情と色合いに魅せられた。土は実に魅力的な造形素材だ。

縄文時代、この村に暮らしていた人びとが使った土に現代作家が新たな姿を与えた。土によって縄文時代と現在が繋がっているという不思議な想い・・・。


円形の空間には方形の空間にあるようなエッジがなく、領域が明確に規定されない。彫刻の展示空間に相応しいだろうという設計時の目論見は見当違いではなかったようだ。


黒の敷台に展示された作品たち 方形の展示空間に相応しい演出だ。


ひび割れ、辛うじて形を保つ姿、愛おしい・・・。



朝日村歴史民俗資料館 2階の展示空間の様子 

縄文土器が並ぶ。1階は鉄筋コンクリート造、2階は大断面集成材を使用した木造(写真)。鉄筋コンクリート造の美術館は後年歴史民俗資料館と一体的に計画された。






10月11日は何の日?

2023-10-11 | A あれこれ


 昨日、10月10日は目の愛護デーでした。

昔は東京オリンピック(1964年)の開会式が行われたこの日を記念して体育の日だったんですよね。いつ頃だったか、スポーツの日に呼称が変わり、ハッピーマンデーとかで日曜日の翌日に移動するようになりました。記念日を移動するのは、個人的にはどうかな、と思いますけど、まあそれで土日月と3連休になるのですから好いかな。ならない仕事に就いておられる方も多いでしょうが・・・。

さて、本題。

10月10日が目の愛護デーなら、今日、10月11日は何の日でしょう。

*****



ウインクの日。これ自分で考えたんですけど、ネットで調べるとヒットします。やはり考えることは同じですね。

過去ログ1

2012年にも同じ内容の記事を書いていました。


 


朝カフェ読書

2023-10-10 | A 読書日記


 10月はできるだけスケッチ展の会場のカフェ(*1)に詰めていようとの思いから、スケッチ展が始まってからはスタバで朝カフェ読書はしていなかった。

今日(10日)はスケッチ展のカフェはお休み。で、久しぶりに朝カフェ読書をした。読み始めたのは『異邦人(いりびと)』PHP文芸文庫(2018年3月第1版第1刷、2021年7月第1版第9刷)。

原田マハさんは前から気になっていた作家だが、読んだことがある作品は「モダン」のみ、たぶん。『異邦人』は京都が舞台で、原田マハさんの多くの作品がそうであるように、美術を題材にした小説。

読み続けてきた「本所おけら長屋」シリーズも「羽州ぼろ鳶組」シリーズも一段落して、さてどうしようか、と思っていた。で、そうだ原田マハを読もう、となった。スケッチ展をしていることだし、年内は美術モードを保持しよう、と。

カバー画はムンクの「月光」。この絵について原田さんはカバー折り返しに次の様に書いている。

**月光に照らされ、蠱惑(こわく)的なまなざしを投げかけて佇むヒロインは、古い因習にとらわれることなく自らの「性」を享受し、したたかに「生」を愉しむという女性が持つ二面性を表象している。喪服のような黒服・黒い影法師と月光に浮かび上がる白い柵・窓が強いコントラストを作り、彼女が内面に隠し持った秘密を暗示するかのようだ。**

そう、ぼくが読みたいのはこのような、その人独自の作品鑑賞、作品理解のことばなのだ。通説的な作品解説を読んでもおもしろくない。

この作品はスケッチ展の会場のカフェでも読めそう。 読み終えておもしろいと思ったら、原田さんの別の作品も読もう。


*1 会場のカフェでは美術館で使用するような照明器具を作品展開催時には使う。照明器具(スポットライト)で作品に光を当てて様子を確認、向きだけでなくフィルターを付けて光束の広がり具合をも調整する。ちなみに照明器具と作品とは原則1対1対応。ここまで拘って展示空間を設えるカフェをぼくは他に知らない。BELL WOOD COFFEE LABはカフェの雰囲気を持たせたギャラリーとも言える。


火の見櫓のある風景スケッチ展② 9日

2023-10-10 | A 火の見櫓のある風景を描く

 3連休最後の9日。午前中用事があって午後から在廊。記名カードを見ると、長年お世話になったKさん、小学校のPTAの役員を一緒にやったTさんの名前があった。残念、お話したかった。

午後、いとこのEちゃんが今度は娘さんのCちゃんと来てくれた。Cちゃんは難しい国家試験に受かり薬剤師になって病院で働いているとのこと。Kさんは登山をする。戸隠の蟻の塔渡り、剣の刃渡りに行って来たとのこと。名前で分かるが、立って歩けないような難所。SNSを見て足を運んで下さった方も。皆さんに感謝します。




スケッチですから、短時間で描き上げています。
でも、例えば電柱。左側から陽の光が当たっているので、影(グレー)の濃さを変えています。

また、軒下には影を落とし、色を濃くしています。ラフに描きながらも私なりのこだわりを表現しています。

会場にお運びいただき、線の表現の違いなども見ていただけたら嬉しいです。


10日、11日:カフェ(BELL WOOD COFFEE LAB)閉店
12日(木):所用で在廊できません。
13日(金):午後在廊
14日(土)15日(日):終日在廊


 


火の見櫓のある風景スケッチ展② 8日

2023-10-09 | A 火の見櫓のある風景を描く


いとこからのプレゼント 

 火の見櫓のある風景 スケッチ展②が始まって今日(8日)は初めての日曜日。

午後3時のアポはいとこ達。午前はアポはなかったけれど、写真展の会場で知り合いになったHさん、何年も前からの知り合いのTさん来場。雪景色を描きますとTさんと改めて約束した。雪景色は描いたことがなく、どう線描したらよいのか、どう着色したらよいのか全く分からない。今冬、チャレンジしたい。寒いけど。Nさんはご主人と娘さんと来場。

午後。3年前かな偶々会場のカフェ、BWCLで話しをしたIさんが奥さんと群馬から。日帰り旅行の帰りに立ち寄って下さった。訊けば時々信州を旅しているとのこと。FB友だちと分かりびっくり。メッセージのやり取りで再会の機会ができるだろう。

妹が友人と。そして父方、母方のいとこたちが、奥さんと、ご主人と・・・。

「U1兄ちゃんの絵は優しい、癒される」とEちゃん。
「すばらしい、Eちゃん。分かってる(笑)」
「お兄ちゃん、こういう絵を描くんだ、知らなかった。どれもいいね」とやはりいとこのKちゃん。

今日も楽しい一日だった。 


9日は午後1時ころから5時ころまで在廊します。
10日、11日 閉店
12日は所用で在廊できません。
13日は午後在廊予定。
14日(土)、15日(日)は終日在廊予定。


 


火の見櫓のある風景スケッチ展② 7日

2023-10-08 | A 火の見櫓のある風景を描く


 スケッチ展のDMの製作、いや制作をお願いしたカフェのオーナーにしてプリンティングデレクターの鈴木さんから空き時間に印刷用紙についてレクチャーを受けた。用紙の厚さ、密度(重さ)、空隙率、テクスチュア、・・・。コストを考慮して私がお願いしたスケッチの雰囲気(柔らかさ、優しさ)を出すのに最も適した属性を備えた用紙選択の説明。それから色のコントロールについても。勉強になった。


 昨日(7日)も何人もの知人・友人に展示スケッチを見てもらった。うれしい一日だった。

午前、妹の家族が全員で来てくれた。アポありHさまが昼過ぎに。彼女が開催した個展会場で会って以来、1年ぶりの再会だった。続いてやはりアポありKさん。Kさんにはいろいろお世話になっている。

その後、YさんとRさんが一緒に来訪してくれた。前回、3年前のスケッチ展も二人一緒だったが、その時以来の懐かしい再会だった。ふたりとあれこれ話をしているといつの間にかすっかり日が暮れていた。


  8日 終日在廊
  9日 午後1時ころから5時ころまで。9日は月曜日ですが休日のため会場のカフェ、BELL WOOD COFFEE LABは営業します。
10日、11日は閉店。

今日もカフェトークができることを楽しみにしています。


瑞兆

2023-10-07 | A 火の見櫓っておもしろい


松本市今井にて 2023.10.07 05:41AM 

 これは焼ける。リビングの窓から東の空の様子を見て、確信。朝焼け撮影スポットへ。かなり広範囲の朝焼けになった。
今日は何か好いことがありそうな気がする。

信濃毎日新聞のお天気欄を見ると、長野県内40地点のうち、明日の朝6時までの間で傘マーク(閉じた傘)があるのは志賀高原のみ。


火の見櫓のある風景 スケッチ展②

今日明日(7日、8日)は終日在廊します。
BELL WOOD COFFEE LAB(0263-75-3319)






火の見櫓のある風景スケッチ展② 5日

2023-10-05 | A 火の見櫓のある風景を描く



立派な胡蝶蘭を正面から撮り直しました。

 ひのみ友だちのKさんが親戚の方、友人の方と開店前に到着していた。全員女性で7人。19日(木)の夜7時からギャラリートークを予定しているけれど、その内容を一足早く皆さんにお話しさせていただいた。(させていただくという表現には違和感がないわけではないが・・・)

午後には友人が地元から松本から、長野道で北から南から・・・。今日もうれしい一日だった。

6日(金)所用があり在廊できません。
7日(土)終日在廊します。



 


火の見櫓のある風景スケッチ展② 4日初日

2023-10-04 | A 火の見櫓のある風景を描く


火の見櫓のある風景スケッチ展②  初日(4日)

 開店前から待っていていただいた方が居られてびっくり。私も開店の少し前に着いたけれど。カフェに入ってまたびっくり。大学で同じ研究室だった先輩から胡蝶蘭が届いていた。写真は2本立に見えるけれど3本立のすばらしいものだった。 ラインでお礼のメッセージを送り、帰宅後に電話でもお礼を申し上げた。

平日だったが何人も足を運んでいただき、結局閉店の6時まで在廊していた。明日も10時に行きますという連絡をいただいている。午後、という連絡も。ということで明日(5日)も終日在廊する予定。




「思い出せない脳」

2023-10-04 | A 読書日記


『思い出せない脳』澤田 誠(講談社現代新書2023年)

 講談社現代新書というと人文系の内容のものが多く、理系の内容は中公新書というイメージがぼくにはある。写真から分かる通り、講談社現代新書にしてテーマは脳科学。書名の「思い出せない脳」は私の脳にも当て嵌まる。今週はこの本を読む。

10月はどんな本と出合うだろう・・・。