僕の尊敬するオヤジの一人『神輿オヤジ』。
この人の日記を見て思ったこと。
話は、都内の地下鉄に乗った神輿オヤジが若者の態度に
ちょっとカチンと来て、注意したけど、なんだか自分が
余計なことをしたようで、後悔してしまった・・・といった感じ。
僕は血の気が多い、神輿オヤジが好きで尊敬している。
何処か似た者同士って言うのかな?
何処か、同じ匂いがするから、この人の考えや行動が理解出来るし
そういった反面、自分の行為に対して時に後悔してみたり・・・・
なんだか、凄く人間臭さを感じるのですよ。
で、この話に出てくる若者。
多分ね、問題なのは教育なんだと思う。
まず、個人主義と利己主義の違いを学校で教えていない。
その反面、教えなくても良い妙な全体主義はきちんとされている。
英語で言うとpublic(パブリック)とprivate(プライベート)なのかなぁ?
public moralityとprivate moralityって言うんだろうか?
manner(マナー)なのかも知れないね?
誰でも自分の気持ちを第一優先に考え、行動すると思う。
でも、一歩外へ出た公共の場では、大人子供に関係なく
他の人が必ず関わって居る事をいつも意識して行動する事が大事だと思う。
知らない人同士だからこそ、気を遣いあうって言うんだろうか?
電車の中で電話をしたりするのは、止めましょうって言うのがマナー。
マナーが守られると、世の中は凄く快適な場所になる。
ところが、中にはちゃっかりとズルイ人がいて、
自分だけは少しでも良い思いをしようとマナー破りをしたりする。
マナーが守られないと、必ず出てくるのが『ルール』。
英語では規則って言うのかな?
これが出来ると、世の中が少しギクシャクしたものになる。
それが高じて条例化、法制化とエスカレートする。
タバコ嫌いの人間が作らせた法律で喫煙者が不快な思いをしているのを
法律だから・・・と言って、文化や嗜好品の自由を奪ったのはその典型。
学校できちんと『マナー(礼儀)』『モラル(道徳)』『ルール(規則)』
の違いを教わるべきだね。
もちろん学校は学業を教えるところであって、こういったことを教えるのは
学校ではなく親、家庭です。
親がマナーや道徳を心得ていないで、いきなり規則で決まっていないから
何をやっても構わないみたいな行動をする輩が出て来るんだよ。
全てがそうだとは言いませんが、僕がイギリスに行って
『大人の国』、『人に優しい国』って感じたのは、
そういったことが当たり前のように社会に根づいているところ。
そして、大人が子供にきちんとその手本を見せているところが素晴らしいって思った事かな?
この20年ほどで神輿オヤジのような、熱いオヤジが減ったのも原因かな?
事なかれ主義や、波風立てるのを嫌う風潮って言うのかな・・・・?
まぁ、僕もその『腰抜け』の一人なので偉そうなことは言えませんが・・・(笑)