『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

被災地で地元の人に聞いた話

2013年11月14日 | Weblog

☆被災地復興の人材育成事業、未活用1億円ムダ 検査院指摘
http://digital.asahi.com/articles/TKY201310290782.html?iref=comkiji_redirect&ref=reca

この記事にあるような、無駄遣いは氷山の一角でしょう。
会計検査院が、2011,12年度の復興予算で実施された事業1411件のうち、
1401件(除人件費:約15兆1552億円)を調査し、
事業ごとに被災地の復興との関連を分析した結果によると、

▽復興に直結する事業:912件(65.0%)
▽津波対策や学校の耐震化:27件(1.9%)
▽復興事業と関連事業が混在している事業:136件(9.7%)
それ以外の326件(23.2%)は被災地とは直接関係ない事業だった。

麻生政権時代に4000億円の予算で地震対策をやろうとしていてけど、
あの岩手県宮古市田老町のスーパー堤防も、あっけなく崩壊してしまった。

この間、出かけた被災地で地元の人に聞いた話。
堤防なんていつ出来上がるか判らない。
作ってる最中にまた大きな地震が来る可能性だってある。
いくら高い堤防を作っても、それが何年持つかの保障も無い。
命を守るには、堤防を作るより、安全な場所を確保して、
そこへ逃げやすい道路と、逃げる方法をみんなで考えるのが一番だと言って居た。

堤防作る金があるのなら、仮設住宅じゃなく、しっかりとした住居を安価で早く供給する事。
例えば大船戸で震災前の値段、坪40万円で30坪の家を建てたとすると、
一軒あたり1500万円程度で家が建つ。堤防を作る金が4000億円なら、
単純計算で3万戸建てられる。共同住宅なら、もっとたくさんの人が住めるはず・・・・・

景気回復が全て復興に充てられるなら、景気回復優先の話も解るのだが、
安倍内閣の目指す『景気回復』は、『大企業の業績回復』
と言う風にしか感じないのは、私のひねくれた見方なのだろうか?

企業が利益をあげて、市場が活気づくのは大歓迎だが、儲かった金の使い道は?
内部留保とか、働く側には回らず業績アップで役員報酬に回る確率の方が高いね。
我々労働者には、一時金でちょっと上乗せしておしまい!
ベースアップなんて、後々まで響くような事は、まずないだろうと思う。

他には、政治献金などと云った政治家や政党に回る気がして仕方が無い。
いわゆる利権だよね・・・・。
被災地の復興に使うという増税をしておいて、国民が納得して居ると言うのに
企業からも税金を沢山支払って貰って、復興支援しようと言うはずの
『復興特別法人税』も、企業の業績回復のために前倒しして廃止してしまう・・・・
そんな大企業のための政策だもの、復興なんて実はどうでも良くて、
復興関連の特需でゼネコンを儲けさせて、見返りを貰う・・・・こんな筋書きでしょう。
復興をビジネスチャンスだなんて、土木関連の業者が言っているのを聞くと反吐が出る。

いまどきの国会議員に、明治維新の時のような高い志を持った
『政治家』は居ないですね。
居るのは金に群がる『政治屋』ばかりで、国民の幸福のために・・・・
なんて本気で思って居る政治家は、居なくなってしまった気がする。

コメント
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