『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

政府は、復興を最優先に考えて政策を!

2013年11月12日 | Weblog

フィリピンの台風被害は想像を絶するものになった。
東北の被災地を見てきた直後だけに、被災者の人たちの不安や
健康、命の危険など、早く手を差し伸べて欲しいと願っている。

地球規模で異常気象が発生していて、災害も規模が大きくなっている。
かつてフィリピンのピナツボ火山が噴火して、噴煙が成層圏まで達した事があるが
その後から冷夏が来たり、暖冬だったりと気象変動が有ったのを覚えている。

2年半前の東日本大震災で、津波が起き海流も若干ながらに変化しただろうから
専門家から馬鹿にされるかも知れないけれど、多分、ここ2年間で起きている、
東アジアの異常気象は、影響を受けている気がする。

被災地の状況を見ると、生き延びるために食糧や水を求めて争いになったり
商店の略奪が起きたりと、東日本大震災での日本とは違って醜い姿を晒していますが
そう云う意味では、我々日本人は「生き延びるために分かち合う」といった行動が
当り前のように行われていた事は、誇りに思います。
海外でも、日本人のそう云った精神を高く評価され、尊敬を集めています。

だから、東京オリンピックでは日本が完全に復興した姿を世界に示す必要があり
世界もそれを期待しているに違いありません。
もっと政府は、復興を最優先に考えて政策を進めるべきだと思ってます。

ちなみに、ちょっと知ったかぶり・・・・
今回のフィリピンで起きた『気象津波』と呼ばれる高潮の起きる原理。
僕なりに理解している部分を書いてみます。数値は正確じゃありません。
あくまでこんな原理で高潮が起きるんだと思って付き合ってください。

台風は低い気圧です。敏感な人は、気圧の変化で体に変化を来たす人も居ます。
ここで気圧の話。

大気における1atm(気圧)は760mmhg(水銀柱)です。
1kgの圧力1kgf/cm2=750mmhgなので、1atm(気圧)は圧力で表すと
1atm(大気圧)=760÷750×1≒1.013(kgf/cm2)・・・・(1)
となります。
ここで出て来る(kgf/cm2)と言う単位は、キロ・グラム・フォース・パー・平方センチと読みます。
意味は1平方センチあたりに 何キログラムの力がかかっているか?という事です。 
天気予報では1013hpa(ヘクトパスカル)を1atm(気圧)としています。

難しい話は、面倒なので割愛しますが、ここで今回の台風の気圧が
900hpa以下だった事がいかに凄いパワーを生み出すか?お話しましょう。
前の説明とは異なりますが、通常は1気圧の時に1kgの力が1平方cmにかかっていると
概ね考えると解りやすいです。

今回の台風は900hpaだとして、約0.9気圧以下。
つまり、0.1気圧分の負圧(吸い上げる力と考えましょう)が発生します。
これは1平方cmあたりで100gの力です。これが1平方mになると1mは100cmなので
100×100=1万倍すると、約1000kg=1トンの力が発生します。
水に換算すると1立方メートルの量とほぼ同じになり、これは単純に
1平方メートルの水が1mの高さになる事になります。

これが気象津波と言われる高潮の原理です。
実際にはもっと潮位は高く、中心半径の大きさや台風の直径で外側の圧力が
変わるので、これ以上の事は解りませんが、気象津波と言われる高潮を引き起こす
台風のエネルギーが、如何に大きいか?が判って頂けたら幸いです。

フィリピンにも義捐金を出そうと思って居ます。
一人100円で、日本から100億円になるのだけれど、無駄遣いをするのをちょっと止めて
お財布にある小銭を集めることから始めませんか?

コメント
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