『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

僕は、時代遅れな人間なのかも知れません

2017年05月17日 | Weblog

一人暮らしを始めるようになって、早くも4年が過ぎました。

娘たちも大きくなって、自分の部屋を欲しがっていた。
3LDKのマンションは手狭になって居て、僕が使っていた部屋も
10本以上あるギターの置き場にも困っていた。
ちょうどその頃、定年も近くなって将来の事を考えていた時期だったし、
定年直後に、子供たちも学校を卒業するので、会社に雇用延長で残って、
散々嫌な思いをさせられて、必要とされていない部署にしがみつくような、
惨めな生活はしたくなくて、定年後は自分のペースで生きて行こうと思っていた。

丁度、そんな時に親から土地を相続したので、退職後はローンを稼いでくれる
アパートを建てて、自分の小遣い程度を稼げば良いように計画した。
アパートの借金と自宅マンションのローンは、その家賃収入で賄って、
屋根の上に載せた太陽光発電施設で、発電した電気は売却して、
その売却したお金はアパートと自宅の電気代で相殺されるし、
毎月2万円弱払っていた駐車場代も、光熱費に回して有る程度は賄える。
足りない分だけ僕の稼ぎから補てんして、残りは僕のお小遣い。
そんな定年後の計画だった。

どうせ建てるならアパートの一部屋を、自分の夢だった『別荘』にして、
ギターを壁一面に飾った遊び部屋の『秘密基地』として使おうと、
アパートは今時珍しい木造、おまけに檜を使ったフルオーダーメイドで、
ロフトが付いた贅沢な造りのアパートを建て、定年後はそこに生活拠点を移そうと考えていた。

ところが、定年の2年前に僕がインフルエンザに罹った。
その頃、次女は学校の定期演奏会が控えて居て、伝染したら大変だという事で
僕が『秘密基地』に隔離されてしまった。
それまでは、友人を招いて宴会を開く『秘密基地』だったのに、
それをきっかけに、布団などの生活用品を全て自宅から持ってきて、
一人暮らしする生活になったというわけ。

子供たちは一人部屋になり、嫁さんは女だけの生活で気が楽になって、
僕は、のんびりとマイペースで生活が出来るようになったりで、渡りに船…。
これが意外と気が楽なうえに、離れているからお互いに気を使うようになって、
嫁さんとの会話も増えて、家族との関係も以前より良くなった。

僕は一人暮らしをしてみて、料理、洗濯、掃除などは気分転換に丁度良く、
むしろ楽しんでいるし、たまに花を活けたり、ギターを弾いたりと、
僕にとっては、一人の生活は理想の生活環境になっている。

ただ、この中で不満なのは一つだけ。
洗濯です。
洗濯機は全自動で、そんなに高級機種じゃないけれど、普通に使う分には問題ない。
ところが自分の思うように洗濯しようとすると、いきなり使いにくいものになる。
これは世の中の『自動化』が進んで、使う側よりも作る側の考えで、
物づくりが進められているからなのでしょうね。
実は、僕は洗濯槽と脱水槽が別になっている、昔さながらの2槽式の物を
探していたのだけれど、大きさが今の洗濯機置き場に合わなかったりで諦めた。

いまだにカーナビを使わないし、所有しても居ない。
スマホは持たず、いまだにガラ携と言われる携帯電話だし、
メールより電話、電話より直接話をすることを好む。
そういう意味で、僕は時代遅れな人間なのかも知れませんね。

でも僕は、世の中の道具は便利になりすぎて、却って不便・・・・
そんな事を感じたりたりするのです。

コメント
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