昨日の朝日新聞朝刊の15ページ、オピニオン欄に掲載された
『不便は手間だが役に立つ』という記事。←クリックで拡大します。
京都大学デザイン学ユニット特定教授の川上浩司さんが書いたものです。
たまたま昨日のブログを書いた後に目にしたもの。
昨日、僕は『洗濯機が意外に使いにくい・・・』と言う事を書いたのだけれど、
この記事にも似たような事が書いてあった。
この中で共感したのが『カーナビ』の話。
昨日書いた通り、僕はカーナビを持っていません。
その理由は単純です。僕は地図マニアだからです。
小学校の頃にあった『白地図(はくちず)』が好きで、それに出会ってから
僕の愛読書は『地図』。
ちなみに白地図とは、海岸線、国、地域等の境界の輪郭を線で描いただけの地図。
地形等は一切表現されず、陸地、海ともに単色で表現されている。
地図にはメルカトル図法など、色々な図法が存在するが、どんな地図であっても、
海岸線等の輪郭線だけで表されている地図を白地図と呼ぶのです。
これは用途に応じて利用者が追記、着色などして用いるもので、
僕の子供の頃は社会科の授業で。色鉛筆で色分けした記憶がある。
小学校5年生の時に、学校の地理クラブに入っていた。
ボール紙を地図の等高線に合わせて切り抜いて色分けして、
それを糊で貼り合わせて立体の日本地図を作ったり、
白地図を都道府県別に切り抜いた、自作のジグソーパズルみたいなものでゲームしたり。
そういう意味では、高校生の時にアルバイトで地図を見ながら、
住居などの調査をやった時は楽しくて仕方が無かった。
そんな訳で、僕の頭の中には大まかな日本地図が殆ど入っている。
だからカーナビなんて、関東地方なら不必要です。
この間、出かけた高知も初めてだったけど、カーナビなんて使わずにドライブしたのでした。
そもそも、地図には地形を読み取るという楽しみがある。
若い頃に日本100名山踏破を目指して山登りしていた事も、
地図で地形を読む楽しさに拍車をかけた。
3年連続で行ったスイスで山歩きしたときも、地図を見ながら山の地形を想像して、
想像通りだったときは何だか嬉しかったり。
山歩きは、地図を読めるとその楽しさが増す・・・
と言うことを一緒に歩いた人に話したけれど、あまり理解出来なかったかも知れませんね。
基本的に北が上の地図が頭に入って居るから、運転する時も頭の中で
地図のどっちに向かって走っているのか?自然に変換しているのですよ。
だから、カーナビを使うと進行方向に地図が回転しちゃうから、僕はかえって判らなくなる。
実は、定年退職した今でも、地図に関わる仕事ならやりたいと思っていたけれど、
この業界はハードルが高いのでなかなか入りこめなかった。
地図が好きと言うより、僕は地図マニア。
海外旅行で必ず現地の地図を買って帰る。
帰国してから見ることは無いですけれどね。
大人になった今でも、地図は僕の変わらない愛読書です。