『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

「最大限の努力」

2022年06月17日 | 定年退職後の人生
今日も3日連続で仕事です。
不本意だけれど、仕事としてお客様からお金を頂いている以上は、
出来る限りの努力をして、約束した納期に、問題なく修理を終えたものを納めるのは当たり前。
格好つけるようですが、これは定年まで勤めた会社で培われた意識ですね。

40代に九大に納めた超高圧電子顕微鏡の製造途中でトラブルが発生して日程順守が怪しくなった。
そのことを製造・出荷の担当者に伝えて「出荷を遅らせてもらえないか?」と相談したことが有った。
そうしたら担当者が激怒して、「最大限の努力をしてからにしろ」と怒鳴られた。
大型の超高圧電子顕微鏡は、いったん解体して10トントラック6台ほどで出荷する。
当然、解体の手順や日程まで決まっている。
一番の問題は、トラックの確保が出来ない事。
そうなると遅れは月単位のものになってしまうのだという。
「お客さんとの約束は、絶対に破るわけに行かない」
と言われて、僕は自分の認識の甘さを痛感したのです。

設計担当者の僕はそういう所まで考えていなかった。
そういう話を聞いたので、深夜作業と休日出勤で何とかトラブルを解消した。
休日明けに担当者に「何とか間に合わせたよ」と伝えたら、
「そんなの当たり前」と言う反応だったけれど、あとで知った事は
出荷日程の変更を検討して、運送会社との折衝までしてくれていたことが解った。
「最大限の努力をしてからにしろ」
と言った担当者は、裏で自分も「最大限の努力」を有言実行していたという事です。
お陰でその後、担当者との信頼関係は凄く強いものになりました。

それ以来、僕の頭の中に「俺の辞書に日程変更はない」と言う考えが定着した。
今は全国的に部品が調達できない事が有ったりで、日程順守は難しくなってきているけれど、
「最大限の努力」は当たり前の事と考えて仕事していますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする