『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

最後の最後 オックスフォードより Vol.32

2006年11月13日 | Weblog
今日は昨日に続いて最後の最後、ロンドン観光。
セントポール寺院からミレニアムブリッジを渡り、対岸へ。
対岸のテイトモダンと云う、元火力発電所の跡地にある美術館で
現代アートを見た後は、夕暮れのテムズ川沿いをロンドンブリッジに向かって
歩いてきました。
本当に良く歩いたロンドンの観光。
ここと言って観た観光スポットはそんなに無いのですよ。
とにかく京都や奈良を歩く感じ。
街並みや、人の表情を観て歩くのが好きなのであります。

今日は、帰国の準備とかをしていて遅くなったので、
詳しくは翌日にしましょうかねぇ・・・・・・ねむ・・・
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納得行かない オックスフォードより Vol.32

2006年11月12日 | Weblog
今日は帰国前の最後の休日。
テロ事件以来、入国もそうだけれど出国の時の方が面倒。
来る時は北海道を想定して、冬支度をしっかり持ってきたので
総重量26Kg。スーツケースにはHEVYってシールを貼られた。

ところが帰国時はお土産などで重量が増えるので重量オーバーになりそう。
そこで洋服などはクロネコヤマトで別送してしまおうと考えたわけです。
その窓口がロンドン三越にあるので、今日は出かけたというわけ。

ところがこれが法外に高い。一個80ポンド。
現地感覚では8000円だけど、日本円に換算すると2万円。
おまけに荷物を持って行って、その場で荷造りすると20ポンド追加。
事前予約すれば良いとの話だけど、オックスフォードから荷物持って
往復すると20ポンド以上かかる。
つまり何だかんだで、たった一個の荷物が3万円もかかるのです。

これはイギリスの税制にも関係しているんだけど、いわゆる足元を見た商売。
僕は不要だった洋服と、残り2日分の着替え以外
全部送ろうと思っていたのだけれど、殆どがユニクロの服ですよ。
捨てて、日本で全部買い直しても3万円あれば子供の分まで買ってもおつりが来ます。
そんなわけで、重量オーバーする分は捨てて帰ることにしました。

買うより、捨てた方が安い・・・・・これ、何だか納得行かない。
テロ対策なんて、戦争に加担するからテロが起きるんだよ。
日本もそのうち危なくなるなぁ・・・・・・

今日は三越に行った後は地下鉄に乗らないで、
ひたすら夕方からの町並みを楽しんで、
死ぬほどロンドン市内を歩きました。
ロンドンを知っている方や、地図をお持ちの方は
辿ってみてください。
歩いたのはこの間行ったアビーロードのある
セントジョーンズウッドから。
我侭な「恥ずかしい大人」の仲間にビートルズのお土産買うために・・・・

セントジョーンズウッドからパークロードを南下して
ベーカーストリートへ出て
そこからボンドストリート→グリーンパーク。
ここまで地下鉄で3駅なのだけど、凄く遠かった。
更にグリーンパークから街の飾りを見ながら
オックスフォードサーカスへ戻る。
再びボンドストリートまでのウィンドウディスプレイを楽しみながら歩く。
ロンドンのウィンドウディスプレイは本当に見事です。
各デパートにテーマみたいなのがあって、
小さな店も中に入りたくなるような飾りつけ。
Fortnum&Masonというデパートの飾りは
「不思議の国のアリス」
凄く綺麗で、お金もかかっている。
商品を並べていないわけでは無いのに・・・・

歩いていたら「あれ?」
いつの間にか目の前にマーブルアーチがある。
この辺りで完璧に道に迷っていて全く逆方向に向かっていた。
てな訳で、再びボンドストリートまで戻って
オックスフォードサーカスまで来たら
今度は違うイルミネーションでそちらに吸い込まれる・・・・・
着いた先はピカデリーサーカス。
歩くのも面倒になったから
ピカデリーサーカスからは地下鉄に・・・・
と思ったら、その先にビッグベンがライトアップされている。
魅入られたようにピカデリーサーカスからウェストミンスターまで歩く。
ここまで来たらあと少しとばかり、結局ビクトリア駅まで歩いちゃいました。

いや~、疲れましたけどなかなか一人じゃないと出来ない事ですね。
計画なんて無しに、気が向いた方向に進む。
僕の旅行はこれだから、他の人とは行けないのです。
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僕は日本人 オックスフォードより Vol.31

2006年11月11日 | Weblog
今日は帰国前の最後の週末なので、オックスフォードの
市街地にある「えだまめ」http://www.edamame.co.uk/
久しぶりの和食を食べに行きました。

このお店、日本語が堪能なイギリス人店主と日本人の奥さんが
経営するお店。スタッフは殆どが日本人の学生アルバイトみたい。
凄く丁寧な日本語で応対してくれる。

イギリスではロンドンを筆頭にいまや和食ブーム。
店内には日本人のお客さんは僕と一緒に行った同僚だけ。
他は全て外国人(こちらでは僕が外人なのだけど・・・・)のお客さんで賑わう。
イギリス人が器用に箸を使って食べる。
驚いたのは、全員が御飯を食べること・・・・本格的ブームみたい。

ロンドンの和食は中国人が経営するので、ちょっと味が違う。
多分スパイスの使い方が違うのでしょう。
中華料理屋もイギリス風で、何か味が濃い目なのです。

ところが、この「えだまめ」は日本の味。出汁や醤油も日本のもの。
完璧・・・・とまでは行かなくても、ほぼ合格点のお味でした。

約一ヶ月ぶりに食べた御飯。
冷奴、納豆、金平、ささみのから揚げ、鮭の手巻き寿司、甘い卵焼き・・・・・
僕は仕上げに漬物のタクアンと芝漬けを頼み、御飯にほうじ茶を
注文して、お茶漬けしちゃいました!
これを食べた時に、「あぁ、やっぱり僕は日本人だぁ」って感動!

久しぶりにお腹が一杯になりました。
仕事も、何とか帰国できる目処が立ったし・・・・

明日、明後日はロンドンに行って荷物を送る手続きをする予定。
時間を見て観光もしてくるつもりです。
何でも、来るときに32KgまでOKだった荷物が、帰国時には
約半分の重量にしなくちゃならない。
おまけに液体は制限されるし、機内に持ち込めるものも限られる。
テロの影響で、かなり厳重な規則があるみたい・・・・
まぁ、仕方ないね。

でも、今日は何だか心が満たされた感じですぅ・・・・・♪^^
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悔しいです・・・ オックスフォードより Vol,30

2006年11月10日 | Weblog
いよいよ週末。僕の予定も来週水曜日には飛行機の中。
残すところ3日になりました。
実は仕事の方が順調じゃない。
言い訳になっちゃうけど、日本でチェックしないまま出荷して
こちらに着てからノーチェックだった項目に気が付きトラブルになっている。
日程優先、売り上げ優先で半ば強引に出荷した装置なので
こんな事も考えられたが、今回の問題ばかりは社内に持ち帰って
対策を練り直すか、代替機なので不具合を承知で2年間使ってもらうか?
お客さんに説明して納得してもらうしかない。

こちらでやるには実験的要素が多すぎて、どうにもなら無い。
こちらに居て出来ることはもう既にやり尽くしたから、
こちらに居ても時間の無駄と判断した。
でも、上手く行けば性能が出るかも知れないので、
それだけ確認して帰国。
悔しいです・・・・

今週末は、帰国の準備や子供たちへのお土産を見繕ったり、
まだ見ていないオックスフォードの街や、
ロンドンの博物館とか行きたいし・・・

会社の仲間や、バンド仲間には適当なもので誤魔化しちゃおう!
子供にはイギリスの可愛い文房具をたくさん買って帰るつもり。
劇団のお姉さまたちには、お菓子かな?
バンド仲間は理解あるからなぁ・・・・・・おねだりなんかしないよなぁ・・・
きっと・・・・I hope ☆
でも正直な気持ち、何だかそういう事も面倒になってきちゃいました。
僕はひとつずつ片付けないと駄目な性分なのです。

帰りの便の確認も明日しなくっちゃ!!
早く帰って、湯舟に浸かって、お茶漬け食べたい!
情け無い、凱旋ならぬ敗戦帰国の海外出張で終わりそうです・・・・・
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イングランドのサッカー オックスフォードより Vol.29

2006年11月09日 | Weblog
今日は夜にサッカーの試合を観てきました。
それも、ローカルなアマチュアチームの試合。
このチームに、今一緒に仕事をしているポールと云う
エンジニアが所属していて、リーグ戦の試合だったから・・・

どうせアマチュアの試合・・・・・・には間違いないけど、
Kidlington Football Clubというチームのホームゲーム。
芝生のホームグラウンドに、クラブハウス。
そこにはパブが併設してある、アマチュアながられっきとしたクラブ。

試合の準備をクラブの子供達が手伝って行う。
子供達がぞろぞろと集まる。いつの間にか奥さん連中とOBらしい
年配の方も集まり始めた。

試合中、子供達がアウェイの敵チームにプレッシャーをかける。
唄を唄いながら、まるでプレミアリーグのような応援。
試合途中で雨が強くなって、屋根のある小さなスタンドへ移動。
そこで年配の観客と、騒ぎながら応援する。
愛情あふれる野次が飛び交う。

ポールは最終ラインのディフェンダー。前半はそつなくこなしたが
後半は疲れが出て小さなミスが出る。
すかさず僕は、野次を飛ばす。ポールは苦笑い。
Kidlingtonに点が入って、騒ぐ。ポールが親指立ててこちらに合図。

やっぱり底辺の広さが違う。
プレイも「えぇ?こんな体型で・・・・?」と思う人が良く走る。
アウト、イン、アウト。ショート、ショート、アナザサイド・・・・・
サッカーの基本どおりのパス回し。
このレベルでも、それなりにきちんと出来ているから感心して見ていた。

試合は2:0で勝利。
試合の後は、クラブハウスのパブでビールを飲む。
これだよなぁ・・・・・日本にはこういう場所が無いよね。
羨ましく思いながら、チームのメンバーと話をして帰ってきた。

あぁ・・・・・サッカーやりたくなってきた。

帰りにはさっきの雨が嘘のように、星が出ていた。
イングランドのサッカーをまた一つ楽しんできた夜なのでした。
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世界で一番素敵な国 オックスフォードより Vol.28

2006年11月08日 | Weblog
残り1週間だというのに、仕事は全く進まず
おまけに一緒に仕事をしている若い子が
下痢と吐き気でダウン。
仕事も一人ぼっちになっちゃったよ。
どうやら予定通りの帰国に黄色信号が灯ってきました。

ただでさえ外食が続くと食欲がなくなるから
最近はパンを買って来て部屋で食べてます。
一人だと、こういった事も何だか寂しい。

うるさかったり、面倒だったりするけど
家族と一緒って凄くいいなぁ・・・・って、つくづく思う。

独身生活で気ままでいいなんていうのは、
そういう寂しさを知らない奴だね。
娘の学芸会が来週末の18日にあるらしい。
娘も最後の学芸会だから見てもらいたい様子。
何でも、お芝居でやりたかった役になったらしく
張り切っているみたい。
僕も娘の演技を観たいから何としても今週中に
仕事を終わらせなくっちゃ!

黄色信号といえば、イギリスでは信号が変わるときに
黄色信号が点滅になり、車がそろそろと動き出す。
あくまで歩行者優先。
自転車も保護されていて、バスなどが強引に抜くような
事は、滅多に遭遇しない。

こちらでは信号は歩行者用のほうが多いかな?
交差点は譲り合うし、大きな道路同士の交差点は
ランナバウトというロータリになっていて、信号なんか無い。

ここでも直進より、ランナバウトに入っている車が優先。
これが意外にスムーズな車の流れを作る。
日本のように先を急いで、自分の前に車が入らないように
車間距離を詰めて運転するようなことは自殺行為。
要は、どちらを優先したほうがスムーズで安全かと
考えればこういうシステムになるんだなって思う。

路上駐車に関しても、非常に寛容。
けれども違反は存在して、その場合のペナルティーは
法外な罰金。
バスや電車の切符も、乗り越して降りるときに清算なんて
考えはこちらには無い。
乗り越した場合、ズルをしたとみなされて、
たった数ポンドの料金が数倍のペナルティを払わされる。
これはバスでも同じ。
その代わり、地下鉄は一回3ポンドなのに、
一日乗り放題の切符でもエリアさえ守れば4.7ポンドと滅茶苦茶安い。

こういうところにもルールを守る事や、自己責任が徹底している。
考えようによっては、日本と云う国は融通が利くというか
応用が利くというか、状況に応じた寛容さがある気がする。

日本とイギリス、似ているようで似ていない。
多様性のある日本人。
イギリスのいいところを取り入れたら、
世界で一番素敵な国になる気がしてきました
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男の子 オックスフォードより Vol.27

2006年11月07日 | Weblog
今日はイギリスのエンジニアの家に招かれて
イギリスに来て初めて、家庭料理をご馳走になりました。
やっぱり、外食とは違って美味しいし落ち着きます。

そこの一人息子ライアン君に会ってきました。
今、6歳。可愛い盛りです。
サッカーが大好きで、リバプールのサポーター。
サッカーチームでは10番をつけて、先週の試合では
4点取ったって話してくれた。

御飯を食べながら、色々訊いたら背が小さいのを気にしてる。
でも僕が「サッカーで背の高さは余り関係ないよ」って言ったら
「クラウチは2mもあるよ」って言うから、
「うん、でもサッカーで有名なペレ、マラドーナ、ジーコ、ジレースは皆170cm以下だよ」
と云うと、「でも、大きい方がやっぱりいいなぁ」って言うから
「サッカーで大切なのはウサギやねずみのようにすばやく動くことだよ」
更に「ライアンの好きなオーエンみたいにね・・・・」って言ったら妙に納得してくれた。
そして、最後に「おじさんもジーコと同じ170cmだよ」って言ったら
これに対しては納得してなかった・・・・・
男の子って何だか凄く可愛い。我家は女の子2人。
男の子は、こういう会話が出来て羨ましい。僕も欲しかったなぁ・・・・

その後、ライアンとスターウォーズの真似をしながら遊んだり
バットマンの扮装をしてきたから、悪役ペンギンになってみたり・・・・
でも平日だし、子供が興奮して眠れなくなりそうなので、
7時半でお暇させていただいて帰ってきた。

奥さんも上品で素敵な方。
奥さん曰く「我家には子供が2人居る。一人は脳みそだけ子供」って
何処かで聞いたような言葉・・・・・何処だったか・・・・・ん?

奥さんに「男の脳みそは死ぬまで子供。大人になったら男は終り」
と話したら、頷いていました。素晴らしい!

今日判ったこと。
男が子供なのは万国共通だということ。安心しました^^
そうそう、写真はプライバシーがあるので載せませんでした。
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世界遺産 オックスフォードより Vol.26

2006年11月06日 | Weblog
今日は近いところの観光に行ってきました。
オックスフォードの北、Woodstockというところにある
BLENHEIM PALACE(ブレニム宮殿)は泊まっているホテルからバスで30分ほど。
ここは1704年にマールボロ公爵ジョン・チャーチルが
ブレニムの戦いでフランス軍を破った功績を讃えて、
アン王女から宮殿建設費24万ポンドと広大な敷地を与えられて造ったもの。
ここで生まれたウィンストン・チャーチルの記念品も多く飾られている。
残念ながら、建物の中は一切撮影禁止でした。

行きのバスの中で、黙って前に座って居た若い3人組の男性が
急に日本語で喋りだした。
僕が「日本からいらしたのですか?」と訊くと、向こうもほっとした様子。
何でも、自動車部品のメーカーに勤めていて、語学研修でやってきて
3ヶ月間こちらで研修するそうだ。
イギリスは物価が高いとか、3ヶ月は辛いとか・・・・・
バスの中で話が展開する。

僕が仕事の話をすると、その中の一人が学生時代に電子顕微鏡を
使っていたらしく、僕の話を色々と興味を持って聞いてくれた。
更に、彼は一緒に居た仲間に僕がやっている顕微鏡の性能は
信じられないくらい凄いとか、簡単に出来ないのだぞ!とか
仲間に色々説明してくれて、ちょっと恥ずかしくなった。

でも、旅先で日本語を聞くと何か安心する。
それは彼らも一緒だったようだ。
世界遺産の入口で別れたが、何だか若い人が頑張っているのを見て
羨ましく思いながら、世界遺産の庭園を散策して帰ってきた。
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ライブは楽し♪ オックスフォードより Vol.25

2006年11月05日 | Weblog
ライブと言っても音楽ではなく、スポーツ。
今日はイングランドへ来て、初めてプロサッカーを観戦してきました。
と言っても、有名なプレミアリーグではなく下部リーグの試合です。
イングランドにはプレミアリーグをトップに、チャンピオンシップという
日本で言えばJリーグの2部、その下にリーグ1、リーグ2とあって
それがいわゆる全国区のリーグ戦。
その下にはカンファレンスリーグと云う、地域のリーグ戦があって
全てプロチームによって運営されている。

今日観戦したのは、その地域リーグで現在無敗の成績でトップを行く
オックスフォード・ユナイテッドの試合。
昔、Jリーグなど日本に無い頃に会社のサッカー部に居る、
僕の尊敬する先輩からこんな話を聞いた。
「ヨーロッパに行くとサッカーが地域の生活に根付いている。」
更に「下部リーグの試合を観ればその国のサッカーレベルが判る」と・・・・・

イングランドへ来て、プレミアリーグも見てみたいけれど
余りにも切符が手に入らず、その上定価の数倍払ってやっとと云う状態。
そういう事情も重なって、僕は最初から下部リーグの試合に
的を絞って今日の試合だけはどうしても観に行きたかったのです。

行って見たら、驚き。日本で言えば5部に相当するオックスフォード。
スタジアムはしっかりしている上に、クラブのグッズを販売するショップも
きちんと用意されている。子供達がサポーター用のグッズを買う。
老若男女がおそろいのユニフォームを羽織って一緒になって応援する。

どうせ下部リーグだからガラガラだろう・・・
と、試合前は期待していなかったが、試合が始まる頃にはほぼ満員。
スタンドがチームカラーの黄色に染まる。
試合を観ながら、イエロー♪イエロー♪と応援が盛り上がる。
オックスフォードがミスをしたり、攻め込まれたりすると
対戦相手のサポーターがヒートアップして、
それに対抗するようにオックスフォードのサポーターも
地響きのような声で応戦する。

良いパスやプレー、敵のチャンスを潰した時などには必ず拍手が沸く。
審判の判定が相手に有利だとまた地響きの様なブーイング。
これぞ、ホームゲームの醍醐味。
結果は我がオックスフォードがPKを含む2点を奪って勝利!

試合が終わると、観客はさっさと帰ってしまう。
みんな歩いてきたり車で来たり、近所からもだいぶ来ているみたい。
本当に地元のチームを応援している感じ。
「誰々君が好きだから、何処のファン」
なんていう何処かの国のファンとは違う。

地元のチームを当たり前のように応援する。
そして、下部リーグでもやっぱりイングランドのサッカーをする。
その国のサッカースタイルは何処へ行っても同じ。
こういうところにサッカーの先進国、その文化を感じる。
久しぶりにライブで見たサッカー。
音楽や芝居と同様に、生で見るのはやはり違う。

場内放送で本日の入場者はスタジアムの新記録。
こんな日に遭遇して運も良かった。
お土産に日本では絶対に手に入らない、オックスフォード・ユナイテッドのユニフォームやマフラー、公式プログラムを買ってきました。
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デヘヘな夜 オックスフォードよりVol.24

2006年11月04日 | Weblog
今日は週末だけど、今までのようにさっさと帰れず・・・・
と言っても、5時過ぎまでですけどね。

今日は市内にある大学の集会場でバーベキューをやるのでいかがですか?
と、教授にお誘いいただいて夕方から行く予定だったので
ちょっと時間が気になったくらいで、日本のような残業は皆無。
良し悪しは別にして、こういう生活はメリハリがあって好きです。

市内の集会場って言っても、立派な学校の施設。
教会のチャペルのような天井のある建物で飲みながら
中庭で肉を思い思いに焼きながら食べる。
オックスフォードは外国から来る学生が多いので、こういう集まりが
しょちゅう開かれるのと、食べ物は参加者が各々持ってくる。
要は、自分の食べたいものを持ってきて自分で焼いて食べる。
学生だけでなく技師や助手も一緒になってワイワイガヤガヤ・・・・

そのうちプロフェッサーが混じるけど、皆いつもどおり。
こういう席では上下が無くなり、偉い人だからと遠慮する必要は無い。
ただ、目上を普通に尊敬したり、先生に対する尊敬は忘れてはいけない。

日本で言う無礼講も本来そうなのに、何でもありと勘違いする輩が居る。
昔からの仲間がこういう事をわきまえているので、
僕は馬鹿でアブノーマルな社会人だけど、すくなくとも失礼な事はしない。

今日は先だって、日本に来たリサさんと再会。
親日家で博士号を持ったインテリ。
会社で見かけたときは何か、覇気の無い女性だったが、
こちらで見ると全くの別人に見えて最初は判らなかった。
良く見ると、なかなかの美人じゃありませんか!^^
彼女は柔道をやっていて、日本に来たときに山下泰裕に会って一緒に稽古したと、感激していました。
京都や奈良を歩いた話をして、次に来た時のお勧めコースを教えてあげたり、う~ん可愛いじゃありませんか・・・・デヘヘ

そして彼女の紹介でエレンという豪州から来た女性と、カトリーヌというカナダの子と話をした。
エレンは何処か可愛らしくて僕好み。秋田で3ヶ月ホームステイしていて、日本語も喋れるので「日本語でもいいよ!」ってウィンクしながら微笑む・・・・デヘヘヘ
2週間前にイングランドへ来たらしく、僕の方が長いよって言ったら、
その前は札幌の学会に参加して、アメリカを旅行してから来たそうだ。
僕が懐かしのオーストラリア英語で「Good day!」と豪州の挨拶。
そしたら彼女、「これっていいよね?」
なんて話をしながら、色々と話が広がる。
昔、僕がシドニーで迎えた元旦に、テレビを観ていたら
エリザベス女王の新年の挨拶を観たよって話をしたら、
今度はカナダの子も一緒になってカナダも同じだって。
英語も少しずつ違うけど、僕の滅茶苦茶英語をエレンは
「気にしないで喋ればいい」ってまた、可愛い事を・・・・・・でへへ

今度はイギリス人の男性、アダム君が混じって話を盛り上げる。
彼の話がまた、リズムがあって面白い。
僕がイギリスは、スコットランドとウェールズと
アイルランドとイングランドって言ったら、
「チッチッチ!・・・・アイルランドはちが~う!ブッブ~ゥ」
てな、感じで笑わせながら色々と説明してくれる。

かつて僕が設計した装置を使って研究している学生や、
大学院生が装置を誉めたり、ここが悪いとか・・・
これも仕事の話じゃなくてお笑いネタ。
そうそう、僕が日本人だと判ると皆さん、
知っている日本語を喋っていました。
こういうのも好きなんだよなぁ・・・・
イギリスで可愛い女の子と喋れただけでも(トロ~ン・・・)、
今夜はとても良い夜だったのです。
カメラを持って行かなかったのが残念!
そんな楽しい、デヘヘ連発の時間を過ごしたのでございます。
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恥ずかしい大人 オックスフォードより Vol.23

2006年11月03日 | Weblog
僕はいつも不満に思っていることがある。
それは男が甘いものを食べると、馬鹿にされること。
露骨に言われたり、顔に出されたりはしないけど、
日本では酒飲みは大人で格好良くて、甘党はお子様・・・・
って、空気があるのがいつも気に入らないのであります。

たとえば、酒を沢山飲むのは酒豪と言われる。
飲める人間は凄い!偉い!みたいな、そういう響き。
お酒を沢山飲むことを自慢げに喋る人間。
朝まで飲んでました・・・なんて、酒臭い体で会社に来たり
サッカーの試合で動けないのは、朝まで飲んでいたから・・・・

僕に言わせると、呑める人は「あっそう・・・」
自慢げに喋る人間は、「他に取り得はないのか?」
朝まで飲んでました・・・には「朝でやめちゃったんだ・・・・」
動けない奴は、「動けるところ見たことが無い」
って、口元まで出掛かることが多いのであります。

でも、幸いなことに僕の親しい友人関係には
そういう人間は居なくて、お酒は綺麗に飲む方ばかり。
ベロベロになるまで呑む自己管理能力が無い人は、仲間になれません。
この手の方は、もっぱら仕事関係に集約されているかも?

そんな訳で、僕は酒を飲むのが嫌いじゃないけど、
「酒を飲みに行く」という目的では、決して出かけないのであります。
ライブを聞きながら、バンドの練習後、劇団の稽古の後・・・・
イギリスに来てからは、スポーツパブでサッカーを観ながら・・・・
音楽を聴いたり、音楽や演劇の話をしたりするのが目的で
たまたま、お酒があるから呑むだけ。
お酒なんて無くても平気な人だから。

そうやって呑むのは大好きですよ。
なんで、こんな日記を書くか?って言うと、実はこちらへ来て
甘いものの誘惑に負けてしまっているんです。^^;
昨日は4個いりエクレアを買い、今日はカスタードタルトと
イギリスの伝統的お菓子トリフルを買って来てしまいました。

イギリスって、お菓子の国?パンだけじゃなく、クッキーやビスケット
ケーキやタルト、チョコレート等など・・・・甘いものが凄く美味しいです。
このまま、こっちでこんな生活していたら帰国した時に家族に
デブって言われて、迫害を受けそうで心配になります。

でもね、本当にスーパーの売り場の半分はお菓子や甘いものと
言っても良いくらい種類も豊富だし、売り場を甘いものが占拠している。
値段が安くて、チョコは10個入りが3個で二個分の2ポンドとか、
タルトが4個入りで99ペンス、トリフル79ペンス。(写真)
おまけに量があって美味しい。だからついつい買ってしまうのです

某バンド仲間の食いしん坊達(*注) ならば、羨ましがる美味しさ。
(と云うと3人組だから残りの2人と言う事になってしまうが)

(*注)
バンド仲間
しっかり酒を飲むくせに甘いものも滅法好きな恥ずかしい大人です。
敢えて、ここでは甘い物好きをそう表現してみました。

帰国したら、家族でも僕だって判らないくらい太ってしまいそうです。
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パブの文化  オックスフォードより Vol.22

2006年11月02日 | Weblog
今日はホテルの近くに見つけたパブで
チャンピオンズリーグのサッカーを観てきました。
このお店は、以前ふらりと散歩して食事をしたことがあって
お店のご主人も、奥さんも感じのいい人だったので、
また行きたいなぁ・・・・と思って居たお店です。

本当はいつものサッカーパブへ行くはずだったのだけれど
その店は昨日から改装のために閉鎖されていて、
今夜は一般のテレビで放送しない試合を何処で観ようか?
と考えていたところでした。

前に行ったとき、確か大型テレビがあったのを覚えていたので
駄目元で歩いて10分もかからないそのお店へ
若い同僚と一緒に出かけたのです。

お店はサッカーパブとは違って、お客さんの殆どが年配の方。
僕らはよそ者扱いされるかな?なんて心配は、要らなかった。
奥さんが前に来たことを覚えていてくれて、優しく対応してくれる。
注文した品物が揃ったか?
と、ご主人がカウンターの奥から親指立てて訊いて来る。
僕はOKと、親指立てて合図すると、旦那さんが笑顔でウィンクして返す。
何だか、凄く温かい。
何だか、凄くいい感じ。
いいお店を見つけた気がした。

お店はお客さんに年配の方が多いので、ざわざわした雰囲気が無い。
大人の溜まり場って感じ。それぞれ思い思いの場所で
テレビを見たり、話に興じたり・・・・

サッカーの試合が始まると、いつの間にか
お店には若い人や女性が増えている。
イングランドのチームが失点すると、「ワォ・・」
得点我入ったときは、ほぼ全員が「イェィ!!」
そしてそれがオフサイドで取り消されると「ブゥゥ・・・・」
その時ばかりはしっかりとみんなの息が合う。
それ以外の時は、また思い思いに・・・・
試合が終わると帰る人、また仲間と呑みながら喋る人・・・・

何だか凄くかっこいいなぁ・・・って思った。
お酒を飲む文化が違う。会社の帰りに、ネクタイして酒を飲むのが
日本人の標準ならば、こちらは帰宅してから気分転換に酒を飲む。
ネクタイ姿で飲むお酒は、やっぱり好きじゃない。
どこか格好が悪い、お洒落じゃない・・・・と僕は思う。
どちらもそれなりに文化なのだろうけど、僕はこの格好がいい
さりげなくお洒落なパブの文化が好きだ。
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ハロウィン オックスフォードより Vol.21

2006年11月01日 | Weblog
今日はハロウィン。帰りの挨拶は「ハロウィンを楽しんでね」でした。
夕方から子供たちや、ティーンエイジャーが思い思いの扮装で街を歩いている。
何処かに集まって、パーティーを開くのかな?
この日に限って子供達は夜に、出歩くのを多めに見てもらうようだ。

元々ハロウィンは、キリスト教の行事で諸聖人の日(しょせいじんのひ)。
日本では「万聖節」(ばんせいせつ)ともいわれる。
英語で諸聖人の日は「オール・ハロウズ(All Hallows)」、「ハロウマス(Hallowmas)」。
カトリックの暦では11月1日が諸聖人の日、続く11月2日が死者の日となっている。
日本ではお盆や彼岸みたいな感じなのかなぁ?・・・・・

この日の前の晩を「ハロウ・イブ(Hallow Eve)」と呼び、精霊たちを祭る夜であった。
19世紀にアメリカに渡った移民たちがこの習慣を持ち込んだのが
「ハロウィン(Halloween)」で「ハロウ・イブ」がなまったものだそうだ。
キリスト教の祝い日の一つで、全ての聖人と殉教者を記念する日。
諸聖人の日は、名前のとおり全ての聖人の日であって、決して忘れられた聖人のための日ではないそうだ。

僕は子供の頃、教会の日曜学校へ通ったり、高校もカトリックの学校だったので、こういった行事は良く知っているけど正直、ハロウィンには興味が無い。

夕方、買い物をしながら街の家並みを見ながら歩いて来た。
窓や入口に、かぼちゃのお化けや魔女の杖などが飾られている。
クリスマスの飾りつけのように、家ごとにそれぞれ特徴がある。
見ていて子供の居る家と、そうで無い家で飾りつけが微妙に違う。
馬鹿騒ぎするのは、子供だけ。大人はそれを微笑ましく見守る。

日本でもハロウィンをやるようになったけれど、この行事はハッキリ言って
日本と云う国にマッチしていない行事の一つです。
宗教的な事も知らず、子供の遊びに大人が騒いでいる日本人って馬鹿みたい。

僕は日本人ならば、七夕や十五夜、お盆、彼岸、ひな祭り、端午の節句など日本の伝統的な行事を大切にしている。
外国かぶれで本当のところを知らず、逆に自国のことを知らない日本人が海外に出たら恥ずかしい。
海外に出るたびに、自分が日本人であることを強く感じる。
日本の文化を外国人のほうが歴史や宗教的な背景をずっとよく知っていて、そういう事を日本人以上に大事にしていて、恥ずかしく思うことすらある。

日本は自国の文化にもっと誇りを持っていいと思う。
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