見合い結婚をした夫婦は育ちも趣味も違うことが多い。円満に過ごすには、「夫婦の義理」と諦めて相手の趣味に少しお付き合いをする。 妻の趣味はいろいろあるが、フィギュアスケート。中学1年から後楽園、新宿コマ、軽井沢、白樺湖などのスケート場で滑ったという。結婚後も毎冬、4,5回は滑りたいという。車で行くことになるので筆者もスケート靴を買って、冬の間車に積んで35年間スケートをした。
本来、運動は苦手で、嫌い。スケートは運動神経と平衡感覚が無いと立っていられない。苦しい思いをして無様な格好でリンクを一周すると妻はスイスイと何周もしている。いつも威張っている此方を、勝ち誇ったように見ている。側により過ぎると掴まれるので距離を置いて指導しようとする。回りの子供達がニヤニヤと笑っている。いつも自分の子供2人も連れて行くので自然に上手になる。
奥多摩、諏訪湖、富士山、白樺・蓼科、西武園、読売ランドなどの屋外スケート場へも滑りに行った。下手なのですぐ疲れて、端で休んでいると、強風や吹雪がふきつけてくる。零下10度や15度になることも稀では無い。本人と子供2人は休みなく滑っているのでポカポカ温かいという。
中年、いや60歳近い妻がスカートを翻して滑っているのは珍しい光景なので皆が驚いて見ている。日本では中年になるとどうしてスケートを止めてしまうのだろうか?
兎に角、スケート場は筆者にとって地獄だ。2、3時間も辛抱をして、やっと帰路につくとすぐに次は何処へ行こうと相談を始める。これを冬の間、3回から5回やられる。車で行くので逃げられない。
夫婦の義理とは辛いもの。こんな状態が、妻の25歳から60歳まで続いた。還暦になったので、「骨も脆くなっているから怪我しても看病はしないよ」と断言した。そうしたら素直に止めた。これで寒いスケート場通いも終わった。 結婚とは大変なものとしみじみ思う。(続く)
私の受け取り方は間違っているのでしょうか。
コメント有難う御座います。
西森さんのブログは真面目な論文がバランス良い視点で書いてあり、いつも感心しています。
それと自己紹介で小学校から早稲田大学卒業まで丁寧に書いてあるのが大変よいと思っています。
何時も読むだけでコメントを入れないのに、コメントを頂きまして
恐縮しました。
今後も宜しく御願い申し上げます。
敬具、藤山杜人
小生の場合は、社交ダンスです。
その昔に、ワイフとダンスパーテーに同行する羽目となり、彼女から「盆踊り」だの「壁のシミ」だのと酷評されました。
結婚はしましたが、ダンスと私は絶交となりました。
でも、夫婦にとって義理・人情・恥は必要なアイテムだと思います。
コメント有難う御座いました。
そちらのブログは内容がますます豊かになってきましたね。
いつもコメントを入れないで見るだけで済みません。
それにしても近所の人々や友人が民宿のように集まってくるのは
お人柄が良いからですね。
有難う御座います。
草々、藤山杜人
35年も奥様のお付き合いで、少々キツイい思いを
されていたのですね。^_^;
でもそれって、奥様思いの優しい旦那様ですよ。
羨ましいです。
我が家では逆で、私が主人に合わせるほうで、主人が行くところと
いえば、「山」です。(-_-)
もともと山登りが嫌いな私は、「もっと違うところがいいな・・・」と
心の中で呟いていましたが、主人は自分が嫌いなところへは
行きたがらない人なので、仕方なく合わせていました。^_^;
でも、嫌々行くのも面白くないので、どうせ行くなら
思い切って私なりの愉しみ方で一緒に行こうと思いましたね。
それは、大好きなカメラです!
主人はどんどん進むだけですが、写真を撮ることが好きな私は、
「アッ!ちょっとそこへ立ってみて!」
または、「花を撮りたいので待っててください!」等と主人を足止め!
だって・・・誘ったのは主人で、嫌がらずに
ついていったのは私ですもの・・ それくらいはね・・・・
そんなこんなで、結婚生活36年もの間、主人に合わせているうちに
段々と、これが逆転してきているのに気づきました。
最近では、毎年富士山に登っていますが、それも私の提案で、
「ご来光を撮りに行きたいので、今年も行きましょう!」に
変わってきました。
勿論!主人は重い荷物を持ってくれます。
撮り終わると、主人のペースに合わせます。
今では、すっかりお互いの健康の為と思って、スポーツや
山登りも一緒に行ってます。
ホント!仰るとおり、お互いが相手に合わせることで
結婚生活も長く続いていくのですね。
コメント有難う御座います。
やさしい旦那様で良かったですね。
草々、 藤山杜人