インドネシアは5,110kmと東西に非常に長く連なる、世界最多の島嶼を抱える島国です。赤道にまたがる1万3,466もの大小の島が散らばっています。公用語はインドネシア語で、人口は2億6,400万人を超え世界第4位です。また世界最大のムスリム人口を有する国家でもあります。
2021年04月28日の、大月 雄喜章著、「ヘリコプタ―のエンジン爆発と不時着の体験記」という記事の原稿を頂いたのは10日ほど前でした。それ以来、私はインドネシアに興味を持つようになりました。この記事はインドネシアが舞台だったのです。最近はインドネシアの歴史と文化を調べています。調べたことを「インドネシアの歴史と文化」という連載にしてご紹介したいと思います。
今日はジャワ島の世界遺産 ボロブドゥール寺院とプランバナン寺院の写真をお送りいたします。
1番目の写真はボロブドゥール遺跡です。ジョグジャカルタ空港から車で約1時間30分で行けます。8世紀に栄えたシャイレンドラ王朝によって建てられたとされています。しかし、誰が何の目的で作ったのか詳しいことは未だに謎に包まれています。19世紀の初め、イギリスのラッフルズ提督(植民地シンガポールを開発した人物)が発見するまで、1000年以上ひっそりとジャワのジャングルの中で埋もれていたのです。
建物は石造りで、約200万個もの安山岩のブロックの上に建てられており、高さは約36mあります。下の6階層は正四方形で、上の3階層は円形の9層からなる階段状。これは「過不足なく満たされた地」を意味する「曼荼羅」を立体的に表現したとされています。
2番目の写真はボロブドゥール遺跡の精緻なレリーフです。お釈迦様の生涯を描いたレリーフです。
1番目と2番目の写真の出典は、https://www.jtb.co.jp/kaigai_guide/report/ID/2014/06/temple.html です。
3番目の写真はプランバナン寺院です。東南アジア最大級のヒンドゥー遺跡で9世紀頃に建てられました。天に向かって鋭く切り立った山のような寺院がいくつも集まっています。その中央に建つのが、最も大きな高さ47mのシヴァ堂です。シヴァはヒンドゥー教の神様の一人で、破壊と創造を担う人々にもっとも愛されている神です。外壁には古代インドの叙事詩として有名なラーマーヤナのレリーフが彫られています。どの寺院にも精緻な彫刻が施されていて、見ていて圧倒されます。
4番目の写真はプランバナン寺院の一つの塔です。16世紀の大地震で多くが崩壊し、その存在はほとんど忘れ去られていました。再発見の後、19世紀には発掘が始まり20世紀になると遺跡の修復作業が開始されました。このプランバナン寺院はインドネシア最大級であり、仏教遺跡のボロブドゥール寺院とともにジャワ建築の最高作の1つとされるています。
5番目の写真はプランバナン寺院を背景とした野外劇場のラーマヤナ舞踏の公演です。3番目と4番目と5番目の写真の出典は、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%B3%E5%AF%BA%E9%99%A2%E7%BE%A4 です。
今日はインドネシアの代表的な建造物で世界遺産のボロブドゥール寺院とプランバナン寺院を写真でご紹介致しました。
2021年04月28日の、大月 雄喜章著、「ヘリコプタ―のエンジン爆発と不時着の体験記」という記事の原稿を頂いたのは10日ほど前でした。それ以来、私はインドネシアに興味を持つようになりました。この記事はインドネシアが舞台だったのです。最近はインドネシアの歴史と文化を調べています。調べたことを「インドネシアの歴史と文化」という連載にしてご紹介したいと思います。
今日はジャワ島の世界遺産 ボロブドゥール寺院とプランバナン寺院の写真をお送りいたします。
1番目の写真はボロブドゥール遺跡です。ジョグジャカルタ空港から車で約1時間30分で行けます。8世紀に栄えたシャイレンドラ王朝によって建てられたとされています。しかし、誰が何の目的で作ったのか詳しいことは未だに謎に包まれています。19世紀の初め、イギリスのラッフルズ提督(植民地シンガポールを開発した人物)が発見するまで、1000年以上ひっそりとジャワのジャングルの中で埋もれていたのです。
建物は石造りで、約200万個もの安山岩のブロックの上に建てられており、高さは約36mあります。下の6階層は正四方形で、上の3階層は円形の9層からなる階段状。これは「過不足なく満たされた地」を意味する「曼荼羅」を立体的に表現したとされています。
2番目の写真はボロブドゥール遺跡の精緻なレリーフです。お釈迦様の生涯を描いたレリーフです。
1番目と2番目の写真の出典は、https://www.jtb.co.jp/kaigai_guide/report/ID/2014/06/temple.html です。
3番目の写真はプランバナン寺院です。東南アジア最大級のヒンドゥー遺跡で9世紀頃に建てられました。天に向かって鋭く切り立った山のような寺院がいくつも集まっています。その中央に建つのが、最も大きな高さ47mのシヴァ堂です。シヴァはヒンドゥー教の神様の一人で、破壊と創造を担う人々にもっとも愛されている神です。外壁には古代インドの叙事詩として有名なラーマーヤナのレリーフが彫られています。どの寺院にも精緻な彫刻が施されていて、見ていて圧倒されます。
4番目の写真はプランバナン寺院の一つの塔です。16世紀の大地震で多くが崩壊し、その存在はほとんど忘れ去られていました。再発見の後、19世紀には発掘が始まり20世紀になると遺跡の修復作業が開始されました。このプランバナン寺院はインドネシア最大級であり、仏教遺跡のボロブドゥール寺院とともにジャワ建築の最高作の1つとされるています。
5番目の写真はプランバナン寺院を背景とした野外劇場のラーマヤナ舞踏の公演です。3番目と4番目と5番目の写真の出典は、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%B3%E5%AF%BA%E9%99%A2%E7%BE%A4 です。
今日はインドネシアの代表的な建造物で世界遺産のボロブドゥール寺院とプランバナン寺院を写真でご紹介致しました。