後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

陽賜里工房の恒例の春の観桜会のご案内

2019年03月31日 | 日記・エッセイ・コラム
山梨県、北杜市の甲斐駒の麓にある陽賜里工房ガーデンの春の公開と観桜会が例年通り開催されます。
桜が満開になる頃です。
庭でお茶をゆっくり飲んで寛ごうという企画です。ホストは原田聖也さんという男性とその母上です。

日時:4月13日(土)の、朝10:00時~午後4:00時ころまで、
ところ:山梨県北杜市武川町山高 3567-556、の陽賜里工房ガーデンです。

連絡先:原田聖也さん、携帯電話:090-4170-0370 E-Mail:t-taraku@t-net.ne.jp

なお原田聖也さんがお相手出来るのは4月13日(土)だけですが、その他の日時でも桜が楽しめます。

何方でも参加は自由です。是非ふるってご参加ください!
この観桜会には私も家内と一緒に以前に参加したことがあります。
写真に観桜会の様子や陽賜里工房のある真原(まきがはら)の桜並木の風景を示します。
全て私が以前に撮った写真です。最後の写真に甲斐駒岳が写っています。









暗く悲しい曇り日の櫻花の写真です

2019年03月31日 | 日記・エッセイ・コラム
暗い曇り日は桜の花の写真も鮮明でなく何故かもの悲しいものです。
昨日撮って来た3枚の櫻花の写真です。





これらの写真は多摩墓地で撮って来ました。そこには数百本の桜が静かに咲き誇っています。小金井公園の桜木より本数が多いように見えます。
墓に眠る人々が花見をするようにと墓地の管理をしている東京都が植え育てた桜木です。ここは隠れた櫻花の名所です。
多くの見物客が沈黙し静かに歩いています。みんの眼は櫻花を見て、さらにその先の虚空にいる懐かしい故人たちの姿を見ているのです。酒宴を開いている人はいません。
親しかった家族や友人は死者になりました。それが此処では生きかえってチョッと話をし、花見をしてまたあの世に帰って行くのです。
多摩墓地に先祖の墓の無い人もここに来ると懐かしい故人が生き返ってきて会えるのです。私も昨日会って来ました。
特に自分は死んだキリストが3日目に生き返ったことを信じていますから自然にそういう気分になります。
キリストの復活を祝う復活祭は4月21日です。現在はその前の四旬節です。
皆さまの両親や祖父母のお墓の近所に櫻花が咲いているでしょうか?
もしそうなら花見に行って懐かしい故人たちとちょっとお会いになりませんか?
故人たちもきっと喜びます。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。 後藤和弘(藤山杜人)

EU離脱で右往左往する大英帝国の見っともなさ

2019年03月30日 | 日記・エッセイ・コラム
今日の記事の挿絵の説明から始めます。
国分寺市にある都立武蔵国分寺公園で昨日撮った桜と海棠と連翹の3枚の写真です。
この時期は桜に気持ちが行ってしまいますが海棠と連翹も美しく咲いています。木蓮も辛夷も雪柳も咲いて百花繚乱の春なのです。そんな花々も忘れないで下さい。





さて今日の本題に移ります。世界の七つの海に君臨したかつての大英帝国としては今回のイギリスの右往左往ぶりはあまりにも見っともないと思います。イギリスを尊敬していた私は悲しいのです。
そもそもイギリスは2016年6月に行った国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決めたのが今回の混乱の始まりでした。投票結果は、離脱支持51・89%、残留支持48・11%という僅差だったことも混乱の原因になっています。
そして昨日、イギリス議会の下院が3度目の離脱案を否決したのです。この結果イギリスは4月12日に何の合意も無いままEUから脱退する可能性が出てきたのです。すると大きい混乱を招く「合意なき離脱」が起きてしまうのです。
それを避けるためにはEU理事会によって脱退の長期間延期を容認して貰う必要があるのです。
イギリス側の脱退の長期間延期の申し出を審議するEU側の会合は4月10日に開催される予定です。

なぜイギリスのEU離脱がこんなにまで揉めるのでしょうか?
原因はイギリス国内のいろいろな産業分野の利益を全て守れる離脱案を作ることが困難なためです。
産業分野とは工作機械工業、半導体工業、自動車製造工業などから金融業、観光業、各種サービス業まで多種多様あるのです。それらがEU加盟のお陰で儲かっていたのです。
移民問題でEU離脱に賛成した人々も後からこのことに気が付いたのです。
結局は各産業分野がお金に固執しているのです。ですから潔くキッパリEUを離脱出来ないのです。
だからこそ私は見っともなく見ていられないのです。かつての大英帝国の誇りは何処に行ったのでしょうか?
見たくない人間の汚さを見ているようで私は悲しいのです。

一方、東欧から安い労賃の働き手が流れ込む「移民問題」がイギリスのEU脱退の原因だと言われています。
しかしその深層の理由は別です。イギリス人は深層心理でヨーロッパ大陸の人々が嫌いなことが原因なのです。
このことは笠原 敏彦氏の文章に活写してあります。
「英国と大陸欧州の心理的な溝の深さ」、https://gendai.ismedia.jp/articles/-/50639?page=3
・・・移民問題は反EU感情を引き起こしている現象面のエピソードに過ぎない。英国の大陸欧州との関係を考える際、見逃せないのは、両者を分断する心理的なフォルトライン(分断線)の深さである。
やや誇張すれば、英国人にとって大陸欧州とは歴史的に悪いニュースがやってくる震源であり続けてきた。20世紀を振り返るだけでも、二つの世界大戦、全体主義、共産主義という巨大な脅威にさらされてきた。
必然的に、英国と大陸欧州諸国では欧州統合に向き合う姿勢も大きく異なっている。・・・
上記のような文化論は日本と中国や韓国との関係を考えるとき大いに参考になる卓見ではないでしょうか?

それはさておきイギリス国内の実際の混乱ぶりはイギリス在住の石山望さんが具体的に書いています。
それは石山望著、「英国が大きく揺らいでいる」(2019年03月05日掲載記事)という記事で紹介してあります。
・・そして、2016年6月の国民投票では、なんと離脱派が51%の票を集め、存続派を100万人の差で破ってしまったのである。
蜂の巣をつついたような大騒ぎ、それからというもの、英国では、政治家も一般国民も、その話で明け暮れた。
・・・手切れ金を払う、これは、一番手間のかからない問題で、もっと厄介なのがいくつかある。EUを離れると言っても、離脱後、それらEU諸国と、国交を断つ訳ではない。貿易をするのである。その折の関税の問題をどうするか。また、困ったのが、アイルランドと北アイルランドの国境問題。それらは当然地続きで、もともと同じ国。今の所、国境と言っても何にもない。しかし、アイルランドはEU国で、英国がEUから抜けると、北アイルランドは、UKの一部であるので、じゃ今度は、はっきりした国境線を作らないといけないのか、。
昨年暮れ、メイ首相が、ブラッセルのEU幹部と掛け合い、英国離脱の条件を取り付けてきた。もちろん、理想的とはいえず、あくまで「妥協案」である。
これ以上は望めないという妥協案。EUも、そう言っている、「これ以上は、譲歩できません」。
しかし、英国では、いくら首相がそういう案を持ってきても、それが国会で通らなければ、法案にはならない。・・・

そして昨日はイギリスの議会の下院が3度目の離脱案を否決したのです。これではイギリスの議会が賛成する離脱案はなかなか出来ません。百年河清を俟つようなものです。
世界の七つの海に君臨したかつての大英帝国として誇りは何処に行ってしまったのでしょうか。嗚呼。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。 後藤和弘(藤山杜人)

「今日は曇り日、小金井公園の桜花の写真です」

2019年03月29日 | 写真
今日は暗い曇り日です。こんな日の公園はとても静かです。桜花もしっとりとして静かに咲いています。
このように寂しげに咲いている桜も美しいものです。
写真をお楽しみ頂けたら嬉しく存じます。









晩期高齢者になった私の恥ずかしい変貌ぶり

2019年03月28日 | 日記・エッセイ・コラム
老人の呼び方に高齢者、後期高齢者、晩期高齢者という言葉があるようです。これらの言葉には明確な定義はありませんがよく使われる言葉です。
私の勝手な考えによると高齢者は65歳から75歳まで、後期高齢者は75歳から85歳まで、そして晩期高齢者は85歳以上と区分出来るようです。
しかし老化現象は個人差が大きいのが普通です。ですから80歳でも晩期高齢者のように老化している人もいます。私自身がその例で、現在83歳ですが自分の感じでは立派な晩期高齢者になっていると自負しています。

今日は晩期高齢者になったと自負する私の恥ずかしい変貌ぶりをご紹介したいと思います。
私だけでなく多くの人はいずれこのようになると思えば皆様のお役に立つ内容だと存じます。
さて話は晩期高齢者になると幼稚園児に還るということです。
私の場合の幾つかの例で書いてみたいと思います。
(1)幼稚園児のように食べ物は柔らかく甘いものが好きになります。
歯が弱って来るから自然にそうなるだけではありません。現役の間好んで食べていた焼き鳥やバーベキューの肉を積極的に食べたいと思わなくなります。キムチのような辛いものが苦手になり、タバスコ・トウガラシやニンニクも敬遠するようになります。
柔らかいお菓子が好きになります。このように食べ物の好みが幼児のようになるのです。幼児と違うところは相変わらずビールが好きなことです。しかし飲む量が一段と減りました。

(2)晩期高齢者になると子供のように童謡が好きになります。複雑な音階を組み合わせた歌や合唱曲は歌えなくなります。そして旧懐の情も加わって昭和の童謡や「はやり歌」が大好きになります。
私は毎週一回、後期高齢者のためのリハリビ施設に通っています。車で送り迎えがある有難い施設です。
そこで時々音楽の先生が来て全員一緒に昭和の童謡やかつての「はやり歌」を歌います。
みんなはまだ後期高齢者なのに幼稚園児のように声を張り上げて歌っています。私はそんな光景を見てはじめは悲しくなりました。人間は老化すると退化するのかと悲しくなったのです。
しかし慣れてくると楽しくなるのです。
童謡が楽しいだけではなく、その童謡をよく聞いた時代の思い出がいろいろ蘇ってきて楽しいのです。
幼児と違うところは相変わらずクラシックの音楽を聴いて楽しんでいることです。

(3)趣味や遊び方が単純になってきて幼稚園児の遊びのようになってきます。
体力を使うスポーツは駄目になります。複雑な知的な趣味も次第に興味が無くなります。
遊びも幼児のように単純なものになります。

私の場合の例を一つだけ示します。
幼稚園児の好きな遊びに水遊びや川遊びがあります。やり過ぎて母親に叱られることもあります。
一昨日、山の小屋に行って散々小川で遊んで来ました。その私の幼児のような遊びを写真に従ってご説明いたします。

1番目の写真は甲府盆地の高速道路から見える残雪の南アルプスの主峰部分です。私の小屋はこの甲府盆地の西端の甲斐駒岳の麓にあります。

2番目の写真は山林の小屋に登る道です。少年の頃よくこのような雑木林の中で遊んだことを思い出して実に楽しい気分になります。昔はこんな林の中にシジュウカラやメジロやウグイスなどの野鳥が沢山いたことも思い出します。

3番目の写真は山林の小屋の庭に流れている小川です。今は落ち葉が一杯ですが、年中水の涸れない小川です。以前は岩魚がいましたが最近は姿が見えません。家の庭に小川が流れている光景は東京では考えられません。小川が庭にあるだけで興奮します。楽しい気分になります。

4番目の写真は小川が蛇行して流れている様子です。私の幼稚な水遊びはいろいろありますが、岸の砂をスコップで移動させて蛇行する流れを直線にしたり、その下流に大きな堰を作って池を作って遊ぶことです。
小川に溜まった落ち葉を熊手で掃除して美しい川砂が見えるようにすることも楽しいのです。
ようするに小川と戯れるのです。孫が幼児だった頃に夏のこの小川で水浴びをしていたことも思い出します。

5番目の写真は一昨日撮った写真ではなく水量の多い夏に撮った写真です。
この小川には小さなカエルは棲んでいますがサワガニやカジカは棲んでいません。
夏になると大きなオニヤンマが小川の上を盛んに飛んでいるので、その幼虫は小川に棲んでいるようです。
昔毎年夏になると田舎の祖父母の家に行って近所の小川でサワガニやカジカを手で捕ったことを思い出します。

山林の中の小川と遊ぶことはこのように楽しいのです。数々の楽しい幼児体験も走馬燈のように思い出します。
ところでこのような川遊びは家内も大好きです。昼食も忘れて何時までも小川と遊んでいます。
考えてみると家内の小川遊びは若い頃から続いています。大人になっても幼児性が抜けないのです。
本人はそのせいで何時までも若いと自称しています。その自慢を私は聞き流し、あえて反対しないことにしています。
今日は晩期高齢者になった私の恥ずかしい変貌ぶりの一端をご紹介しました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。 後藤和弘(藤山杜人)

あなたは10年前の今日、何をなさっていたでしょうか?

2019年03月27日 | 日記・エッセイ・コラム
10年は一昔と言います。かなり長い時が流れているのです。
あなたは10年前の今日、何をなさっていたでしょうか?
こういうふうに聞かれても即答出来ないと存じます。
10年前の日記などを読み返してみましょう。
懐かしいですね。たまにはそんな想いを楽しむのも良いと思います。
私は10年前の今日は以下のような記事をブログに書いていました。

「雑木林のお好きな方々へ(13)美しい林、悲しい林」
2009年03月27日 掲載記事
、https://blog.goo.ne.jp/yamansi-satoyama

雑木林が大好きです。見てその美しさに魅了されます。しかし倒木が多く荒れた林を見ると心が悲しくなります。始めの3枚の写真は先日、山中湖畔や山梨県の私の山小屋の近所で撮ったものです。









続く2枚の写真は私の山小屋の近所の倒木で荒れた、悲しい雑木林の風景です。
何か人々の荒れた心の為におきた風景のようです。誰も倒木をいたわり、運び出して、板材にして大切に使うことをしません。淋しい風景です。皆様はどのようにお考えでしょうか?
今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。    後藤和弘(藤山杜人)

それにしても、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。    後藤和弘(藤山杜人)

日本人が注目すべき最近の国際情勢

2019年03月26日 | 日記・エッセイ・コラム
国際情勢と言ってもどの分野を見るかによって見える風景や情勢は変わってきます。
今日は他国への経済投資とか貿易に関する分野に限って日本人が注目すべき最近の国際情勢を概観したいと思います。
さて日本の輸出入総額からみると最重要国は中国で、2位がアメリカ、3位が韓国です。続いて台湾、香港などが日本の経済に直接影響を与える重要な国々です。
ですから中国の国際投資と貿易の動向には常に深く注意観察し、その日本への影響を深く考えるべきと思っています。
その上、中国の経済力は軍事力の背景になっていますから日本の軍事的安全にも影響があるのです。
先週の3月22日に中國の習近平国家主席はイタリアに行き、イタリアの港湾開発に8700億円の投資をすることになりました。これが完成されれば地中海の真ん中に中國の経済活動の拠点が出来るのです。
経済活動の拠点は容易に軍事活動の基地に転換出来るのです。
イタリアに海軍基地を持っているアメリカは神経を尖らしています。
続いて習近平主席が訪問したフランスでは、マクロン首相が中国のイタリアの港湾開発に反対の立場を表明しています。
マクロン首相といえば、その富裕層優遇政策へ反対する大規模なデモが続いていますが、今回の中国に対する強固な姿勢はフランスの新聞から支持されています。
この中国の動きは、「一帯一路」がいよいよヨーロッパの中枢に手を伸ばしたことを意味します。
これによって中国は日本との経済交流でも現在よりも優位な立場に立つことを意味しています。
まさか日本の港湾開発に中國が直接投資することはないでしょうが注意深く見守るべき最近の国際情勢なのです。
この中国のイタリアの港湾開発に関する産経新聞の電子版のニュースを以下に転載します。

===「一帯一路」攻勢、EUは分断警戒 習主席ローマ入り===
【パリ=三井美奈、ベルリン=宮下日出男】中国の習近平国家主席は21日、欧州歴訪の最初の訪問地ローマに到着した。イタリア滞在中、港湾整備など経済協力で合意する予定。交通インフラを中心とする中国の投資攻勢に、欧州連合(EU)で警戒感が強まっている。
 習氏の訪欧には、経済界の約300人が同行。23日には中国の巨大経済圏構想「一帯一路」でイタリアと覚書を交わし、総額約70億ユーロ(約8700億円)の経済協力を打ち出すとみられる。ロイター通信によると、習氏は22日、マッタレッラ伊大統領と会談し、共同記者会見で「港湾整備や海上交通で、両国の協力を進めたい」と述べた。
 経済協力の目玉は、トリエステ港、ジェノバ港への中国投資。習氏は23日、シチリア島を訪問予定で、現地インフラへの参入計画も浮上する。同島は地中海の中心にあり、アフリカに面する交通の要衝だ。
 仏ジャック・ドロール研究所の報告書によると、中国の対欧投資は2017年、交通インフラが51%を占めた。中国資本が参加する港湾は欧州で少なくとも14カ所。地中海岸は特に活発で、中国遠洋海運集団(COSCO)はギリシャのピレウス港を買収したほか、スペインのバレンシア港にも参入した。
 同報告書は、港湾投資は貿易拠点となるだけでなく、「軍事作戦の補給拠点となる」と分析する。中国はアフリカのジブチに軍事基地を建設。エジプトのスエズ運河再開発にも参加しており、イタリア沿岸に拠点を設ければ、東西をつなぐルートができあがる。
 EUは21、22日の首脳会議で、新たな対中政策「戦略見解」を採択する予定。域内では独仏が中国投資に警戒感を示す一方、南欧債務国のポルトガルやギリシャ、旧共産圏の13カ国がすでに「一帯一路」の覚書を結んでおり、分断が進む。
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もう一つの日本にとって重要な国際ニュースはタイの政治情勢が安定したことです。
タイは日本企業が沢山工場を持っている国の一つです。それが軍事クーデターと続く軍事政権のおかげでデモや騒乱が続いていたのです。
それが今回のかなり民主的な総選挙で安定した政治情勢にんる様子です。
タイに展開している日本企業が安心して現在よりも活動を活発に出来るのです。
軍事政権の延長なので完全に民主的な政権とは言えませんが日本にとって明るいニュースです。
以下に朝日新聞の電子版の記事を転載します。
===タイ総選挙、軍政首相の続投が濃厚 暫定結果===
 タイの選挙管理委員会は25日、民政移管に向けて24日に実施された総選挙について、下院定数500のうち350の小選挙区の暫定結果を発表した。反軍政のタクシン元首相派のタイ貢献党が首位だが、親軍政の国民国家の力党も2位につけた。比例代表を加味すれば両党の差は縮まり、連立交渉を経て軍政のプラユット暫定首相が続投する可能性が濃厚になっている。
 選管によると、各党の小選挙区の暫定議席は、タイ貢献党が137、国民国家の力党が97、中堅政党のタイ名誉党が39、反タクシン派の民主党が33、反軍政の新未来党が30などとなっている。
 今回の選挙制度は各党の得票率に応じて下院全議席を割り振る仕組みで、小選挙区で割り当て分の議席数を上回ると比例代表の議席が得られなくなる。比例代表の議席は5月9日までに選管が発表するとしているが、タイ貢献党は比例での上積みはなく、国民国家の力党には一定の議席が積み上がる見通しだ。
 総選挙後の首相指名には軍政が事実上任命する上院の250人が投票に加わるため、親軍政勢力は126議席を取れば上下両院合計の過半数でプラユット氏を指名できる。国民国家の力党は最低でも第2党が確保できそうなことに加え、中堅政党などを連立に引き込むことで、プラユット氏を首相に就けることが可能とみている模様だ。
 国民国家の力党のウッタマ党首は25日の記者会見で、「理念や政策をともにする政党と連立協議に入る」と述べた。(バンコク=貝瀬秋彦、染田屋竜太)
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この他にも日本の経済に影響する国際ニュースはありますが記事が長くなりますので止めます。
今日は日本人が注目すべき最近の国際情勢として中国のイタリアの港湾開発とタイの民主的な総選挙のニュースを概観いたしました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

今日の挿し絵代わりの写真は勢い良く咲いている雪柳の写真です。昨日撮ってきました。





「ついに小金井の桜も咲き出しました」

2019年03月25日 | 写真
そろそろ咲き出す頃と思い小金井の例年桜が綺麗に咲く場所を回ってきました、
野川沿いの桜、金蔵院の枝垂れ桜、桜堤団地の桜は2分咲きでした。その写真を順にお送りします。
群生した桜木が見事に咲きほこる小金井公園はさっぱり咲いていませんでした。










「YOUは何しに日本へ?」

2019年03月25日 | 日記・エッセイ・コラム
よく見るテレビ番組に「YOUは何しに日本へ?」というものがあります。成田空港や関西空港で日本に来た外国人に「あなたは何しに日本へ来たのですか?」と手当たり次第に聞くのです。すると外国人が千差万別、実にいろいろな目的で日本を訪問しているのです。

大体欧米系の人は日本のアニメに憧れて日本という国を見てみたいので来ましたと答えます。
あるいは日本へ空手、柔道などの伝統的な武術を習いに来ましたという人もいます。
又ラーメンが好きなので、作り方を有名店に弟子入りして修行したいと答える人もいます。
少し教養にのありそうな人には浮世絵を買いに来たと答える人もいます。

中国、韓国、台湾からの観光客は最も多いのですが、訪日の目的は観光なので驚くような奇想天外な目的で来る人は少ないようです。
そして日系のアメリカ人や南米人には自分の先祖のルーツを探しに来る人もいます。
「YOUは何しに日本へ?」の面白い点はただ来た外国人へ質問するだけてなく、外人に密着して訪問先に付いて行くことです。
そしてラーメン作りや伝統武術の修行の様子を長期間取材しているのです。
日系外国人のルーツ探しでは地方の市役所へ一緒に行って戸籍抄本を調べたりしてルーツ探しを手伝うのです。

この番組では人間のそれぞれの喜びや悲しみが国籍に関係なく明快に描き出されていることです。
その上、国々の文化の違いが比較文化人類学的に描き出されているのです。
こんな俗っぽくてしかも知的な番組は他にありません。

さて「YOUは何しに日本へ?」に出て来ない日本に来た目的をもう一つだけ追加したいと思います。

デーケンさんと言うドイツ人のことです。
彼は12歳の少年の時、日本の26聖人の中の同じ歳のルドビコ茨木の殉教のいきさつを知って日本に興味を持ってしまったのです。

実際に日本に来たのは27歳になってからでした。生涯日本に居てキリストの言葉を伝えたのです。

「YOUは何しに日本へ?」という番組では宗教がらみの目的は意識的に排除しているのかも分かりません。
もっと佛教やイスラム教やキリスト教の交流の為に来た外国人も取り上げて貰いたいと思っています。

その一例としてアルフォンス・デーケンのことを追加しました。
彼の物語は「人生の選択」という楽しい絵本として藤原書店から2018年12月に出版されています。
そしてデーケンさんの詳しいことは、
https://ja.wikipedia.org/wiki/アルフォンス・デーケン をご覧下さい。

それにしても「YOUは何しに日本へ?」という番組は面白い番組ですね。


それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

今日の挿し絵代わりの写真は歌川広重の版画です。7枚の絵を時間をかけてゆっくり眺めていると江戸時代の生活感がよみがえって来ます。それぞれの版画の説明は、https://amanaimages.com/…/feature/creative/ukiyoe140417.html にあります。














浮間公園で桜の花見の宴をしている気の早い人々

2019年03月24日 | 日記・エッセイ・コラム
埼玉県の川口市にちょっとした用事があったので午後から行ってきました。
帰路は中山道に出て荒川を渡って東京に入った所に浮間公園がありました。
浮間ヶ池の畔にソメイヨシノの桜花がちらちら咲き出しています。その下で気の早い人々が花見の宴をしています。そんな風景の写真を3枚お送りいたします。





浮間公園は都立公園で埼玉県の県境にあります。
江戸時代から明治時代にかけて浮間で荒川は大きく南に蛇行していました。1928年(昭和3年)ころに荒川が直線化された際に荒川の名残として浮間ヶ池が残ったのです。3番目の写真が浮間ヶ池の風景です。
浮間ヶ池は昭和52年より釣り地として全面無料で開放しております。30cm程度のへラブナを中心に、コイなど川魚が多く生息しており、1年中釣人が絶えません。

浮間公園の詳しい情報は、https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/view009.html に出ています。広々として良い公園です。

何故、政治と宗教は分離したほうが良いのでしょうか?

2019年03月24日 | 日記・エッセイ・コラム
日曜日は宗教にまつわる短い話を書くことにしています。
今日は政治と宗教は分離したほうが良いという考え方を取り上げます。政教分離が良いという話です。
日本ではこの政教分離の原則をかなり厳密に実行しています。皆様ご存知のとうりです。
理由は簡単です。ある宗教の狭量な偏見によって日本の政治がその宗教に利用されないためです。特定の宗教の利益の為に日本の政権が利用されないためです。これは一般的に分かり易い説明です。
しかし政教分離の重要さはお釈迦さまもイエス様も教えているのです。宗教が政治権力を持とうとすると、その宗教の力が減殺されるからです。

お釈迦さまは俗世間(政治)から離れて出家して修行すればこの世の無常が理解出来、悟りの境地に入れると教えたのです。死んだら墓を作ってはいけないと教えたのです。この考えを推し進めれば、「人間は政治にかかわっていると悟りの境地に入れない」ということになるのです。
この理解に従って、私は弘法大師を尊敬していますが、日蓮さまをあまり尊敬していません。なぜなら鎌倉幕府に抗議して、政治に関与しようとしたからです。一方、弘法大師は全国を行脚して自分の力だけで人々を救うとしたのです。

同様にイエスさまも「汝の隣人を愛せ」と教えましたが、「政治を変えて貧民を助けろ!」とは教えませんでした。「ローマの支配からユダヤ王国を解放してユダヤを独立させよ」とは絶対に教えませんでした。
むしろローマ総督のピラトの裁判にしゅうようと従って十字架刑になったのです。「その判決は間違いだ!」とピラトに抗議しなかったのです。

私はカトリックなのでもう一つの理由を実感しています。カトリックが政治に関与するとカトリックが俗っぽくなって輝きを失うのです。わたしはそんな宗派を尊敬しません。そんな宗派は信じたくないのです。
これは宗教の信者の共通の感じ方です。
ですからカトリックの組織は自衛のために政教分離の原則を実行しているのです。

一般に人々は宗教団体が貧民層を救うと期待しています。
それに対して多くの宗教団体が努力しています。
しかし貧民層を救う方法に2つあります。
(1)信者から寄付を集めて慈善事業を実行して貧民層を救う方法
(2)神父たちが共産主義者と共に政権を握り貧民層を救う政策を実行する方法

結論を言えば。(1)は良いが(2)は絶対にいけないのです。

(2)の考えで実行されたのが1979年のニカラグア革命(サンディニスタ革命)でした。
サンディニスタ革命政府の中心は初代の大統領となったオルテガをはじめマルクス主義者でした。その閣僚の中には4人の解放の神学派の神父が含まれていたのです。
外務大臣、文部大臣、厚生大臣、文化大臣がローマ法王の任命した神父だったのです。
1979年11月には,ニカラグアのカトリック教会の司教団は声明を発表し、サンデニ革命を支持したのです。
しかしローマ法王は政教分離の原則に従ってこの4人の神父を破門したのです。
その上この革命によっても貧民層は救われなかったと言います。
南米には貧民街が沢山ありますが、神父たちが直接革命政権に参加したのはニカラグア革命だけになります。
私はローマ法王は4人の神父を自由にしておき破門しなかった方が良かったと思っています。4人の神父も時がたてば自分達の過ちに気づく筈です。ローマ法王はそれまで待っていれば良かったと思っています。

それはそれとして、
今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)


今日の挿し絵代わりの写真は小金井の春の風景写真です。









最近の日本の食生活の激変に驚く!

2019年03月23日 | 日記・エッセイ・コラム
この記事は大げさに書いたものです。貴方の家庭のことではありません。
しかし近所のスーパーの売り場の様子から最近の日本の食生活の激変に驚いているのです。
この記事を書くために撮って来た写真にしたがってご説明します。
(1)果物は剥いたり切るのが面倒なので切った果物のパックを買ってくる。皮を捨てるのが面倒なのでしょう。

1番目の写真は切った果物のパックの売り場です。幅8m以上も切った果物のパックが並んでいます。どんな場所でどんな人が切っているか分からないから家内は買ってはいけないと厳命してますので買いませんが、美しいものだなと感心して眺めているだけです。

(2)野菜は洗ったり切るのが面倒だから切ってパックに入っているものを売っている。

2番目の写真は切ったサラダ用の生野菜を綺麗に盛り付けたパック入りの野菜です。この他に煮物用の野菜を盛り付けたパック入りの野菜も売っています。
これらも家内が絶対に買うなと言いますので買いませんが便利な物だと感心しています。

(3)ビールのおつまみや酒の肴は沢山並んでいます。そのまま食べれます。

3番目の写真はビールのおつまみや酒の肴が沢山並んでいる様子です。
これは買って良いことになっています。選ぶのに目が回ります。


(4)コロッケ、トンカツ、天麩羅は油の始末が面倒なので家では作らないようです。。

4番目の写真はコロッケやトンカツの売り場です。幅の広い各種天麩羅の売り場も並んでいます。
家内が嫌な顔をしますが時々買います。しかし家内は家で作ります。今日も酢豚の肉を揚げています。

(5)ご飯を炊くのが面倒なので幕の内弁当や天丼やカツ丼などを買って来ます。お寿司のパックでもOKです。

5番目の写真は寿司のパックです。回転寿司より美味しいものもあります。時々買います。

(6)ご飯を炊くのが面倒ならパンもいろいろあります。

6番目の写真はパンのコーナーの写真です。スーパーではパンを焼いています。粉をこねて発酵させるのは工場で行い、それを冷蔵トラックで各スーパーに届けるのです・。スーパーでは焼くだけですが美味しのです。

(7)面倒なのでフライパン一丁で出来る食材だけを買って来る。
ぞのためには冷凍のギョーザやシュウマイなどいろいろな種類の食材が沢山あります。

7番目の写真はステーキ用の牛肉です。値段が半額になっています。これはフライパン一丁で焼くだけですから簡単です。

この他、お湯を注ぐだけで食べられるラーメン、ソバ、うどんやレトルトカレーなど調理不要のものの売り場の面積の広いおに驚きます。
最近の日本の食生活の激変に驚くのは私だけでしょうか?

安倍総理の安定した長期政権と日本の将来

2019年03月23日 | 日記・エッセイ・コラム
安倍総理の安定した長期政権は日本の民主政治に対する世界の信頼を得ていると私は考えています。
それは日本を平和で繁栄が続く国にするために大きな礎になると確信しています。
細かな事を考えれば安倍総理には欠点がいろいろあります。
しかし巨視的に見れば彼が安定した長期政権を作ったことこそ最大の功績です。国民はこの観点から安倍総理に感謝すべきではないでしょうか?
安倍総理の尊敬すべき点は3つあると思います。
(1)政治的柔軟性です。
これによって国内の反対派との妥協を容易にし長期にわたって安定した政権が作れたのです。
国内の反対派の最大のものは自民党内部で安倍総理の後継者になろうとしている実力者とその一派です。
石破氏をいつの間にか影の薄い存在にしてしまいました。菅官房長官の忠誠を長い間続けさせました。
その他いろいろありますが省略します。
(2)数多くの外国と首脳外交を精力的に展開しました。
身軽に何度も外国に行きました。これほど外交に体をはった総理大臣は日本の戦前、戦後にいなかったと思います。歴代の日本の政治家は外交を重視しませんでした。吉田首相は例外ですが。
その上日本外交の原則である親米路線を忠実に守りました。これは日本の平和にとって最重要なことです。
(3)国民の人情や世論に気を使う。
これは民主主義にとって最も重要なことです。
例を上げます。第二次大戦の戦死者の慰霊のために遠方の南太平洋の島々へ行きました。東日本大震災の被災地に何度も訪れ慰霊をし、家族を失った被害者を慰めました。
そして、いろいろ功績のあった有名人にすぐに国民栄誉賞を与えて感謝しました。
このように安倍総理は申し分の無い総理大臣です。
しかし欠点も沢山あります。私は欠点を書きません。その代わり尊敬している政治家の写真を5枚お送りします。安倍総理と比較してお考え下さい。

1番目の写真は1942年、ガンジーに会って話しているネルー首相です。ネルー首相は戦後日本へ象を贈ってくれた親日家でした。ガンジーの偉さは皆様ご存知の通りです。感動しています。

2番目の写真は1945年のヤルタ会談に出席したチャーチルとルーズベルトとスターリンです。私はチャーチルを尊敬しています。ルーズベルトとスターリンはあまり尊敬していません。

3番目の写真は1972年、日中平和宣言をした周恩来と毛沢東と田中角栄です。田中角栄は戦後の日本で抜群の総理でした。私は尊敬しています。毛沢東は嫌いですが周恩来は大好きです。私は周恩来を尊敬しています。

4番目の写真は1979年のジミー・カーターとニクソンと鄧小平です。ニクソンは政治屋でした。鄧小平は中国を大発展させました。

5番目の写真は2012年ホワイトハウスでのオバマとミャンマーのアウンサンスーチーです。
オバマは2期大統領を務め世界中の黒人へ希望と勇気を与えたのです。アウンサンスーチーは長い間の軍事政権の迫害によく耐え政権を手に入れたのです。

さてこれらの写真に写っている政治家と比較して我々の安倍総理の弱点は何でしょうか。
時代の違いを差し引いて安倍総理の本質的な弱点は何でしょうか。
それを皆様からコメントとしてお送りください。コメントの数々を自分なりによく考えてみます。

それはそれとして、
今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)