(1)明治維新以降の先人達へ厳しい評価をしている事について。
日本が明治維新を敢行し、欧米の植民地になることを防止出来た事は素晴らしい大成果です。勇気と迅速な決断で薩長土肥のグループが近代国家を作り上げたことは日本民族にとって画期的な大貢献です。
この大成功に目が眩んで明治時代の陰の部分を忘れ、欠点が皆無であったとすれば、それは客観的歴史観とは言えないと思います。
例えば何故、自由民権運動が起きたのかという問題もその一つです。その後に起きた、幸徳秋水ら24名を死刑にした大逆事件なども、明治政府の行き過ぎた明治天皇中心主義の暗黒史です。
明治時代は大局的に見れば日本民族にとって大変良い時代であったと私は信じています。しかしその影の部分を忘れるのではなくキチンと書き残す事も非常に重要なことと信じています。明治の先人達を尊敬しつつも、暗黒な歴史を書くのも義務と信じています。
(2)日本から仏教の影響を排除する事の是非について。
私はカトリック信者ですと何度も書きました。
しかし、私は日本人の全てがクリスチャンになってしまえば良いと思っていません。
私のカトリック信仰はそのように狂信的ではありませんし排他的でもありません。
むしろ私は仏教が大好きです。日本は天平、飛鳥時代から佛教国になったのです。日本中には10万以上のお寺があります。お釈迦さまの教えを日本人はよく知っています。今回の大震災で日本人が動揺することなく静かに運命を受け入れた態度を外国人が称賛しています。
その態度は日本人が仏教の影響を深く受けていた証拠と思います。私はその事を大変嬉しく思いますし、誇りに思います。
西洋の個人を尊重する考えや民主主義は、お釈迦様の教えになんら矛盾しません。お釈迦様は人間の一人一人を大切にし、その無限な慈悲の心を示して下さいます。貧富や年齢や男女による差別をお釈迦様は悲しんでいます。
日本人の90%くらいの人々が善い仏教徒になればとても平穏で幸多い国になると思います。あとの5%くらいがキリスト教徒で残りの5%位がイスラム教やユダヤ教などのその他の宗教の信者になれば最良と思っています。そして違う宗教の日本人がみんな仲良くして、世界に模範を示すのが良いと信じています。
そして全ての宗教の日本人は古来からある神社に敬意を表し、神道を支援するようにする事も大切ではないかと思います。
違った宗教を習合するのでは無く、お互いに尊敬しあって仲良く生活をする事こそ一番良い事と信じています。
そのようになる事を祈っています。
藤山さん。 今晩は。
いつも勉強させて頂きまして有難う御座います。
今回の記事の中に<あまり感情的な意見が多いので削除してしまいました。> とあります。
<私、個人は無視すべきではないと信じています。> とお書きです。
少し、違和感覚えました。 勘違いかもしれませんので、説明して頂ければ有り難いです。
全くの非建設的な誹謗・中傷は人の目に触れる必要は無いと思いますが、何かを守ろうとか、どうしても納得が出来ないが故の疑問・質問、ある程度の批判は抹消されるべきでは無いと考えております。
どんなに自分にとって不都合な意見でも、正面から見据えることは、とっても大事なことだと考えております。 よろしくお願い申し上げます。投稿 正論かも | 2011/07/28 19:57
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