1番目の写真は例年、首都の平壌で大々的に挙行される軍事パレードの様子です。女兵士の軍楽隊が先頭を行進している場面です。
2番目の写真も軍事パレードの様子です。パレードには戦車などの大型軍備が誇らしげに参加します。
3番目の写真は潜水艦に乗って海軍の士気を高めている金正恩最高指導者です。
4番目の写真は軍事パレードで誇示されている大型ミサイルです。北朝鮮の軍備の特徴は奇襲のための強力なミサイルと潜水艦の隠密行動にあります。
5番目の写真は北朝鮮の潜水艦隊です。北朝鮮は航空母艦よりも隠密行動がとれる潜水艦を多く保有しているようです。
さて北朝鮮の軍事力をまとめてみます。(https://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2020/html/n12301000.html より抜粋です)
核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮は実際にどのくらいの軍事力を保有しているのでしょうか。以下に示します。
陸上兵力: 102万人 、T62など戦車3500両、多連装ロケット砲や自走砲、そして、およそ10万人の特殊部隊
艦艇: 780隻 10.4万トン
作戦機: スホイ25攻撃機 ミグ23戦闘機など560機
有力紙「ワシントン・ポスト」はことし8月、北朝鮮がICBM=大陸間弾道ミサイルに搭載できる小型化した核弾頭の製造に成功し、最大で60発の核兵器を保有していると伝えています。
そして、その運搬手段として、アメリカ本土に到達するICBMの開発のほか、中距離弾道ミサイルの「火星12型」や「ムスダン」、日本のほぼ全域を射程に収める「ノドン」など、射程の異なるミサイルの開発も進めているのです。
この北朝鮮の戦力に対して日本の戦力は以下のようになっています。
日本の陸上自衛隊員: 14万人
艦艇: 134隻 47.9万トン
作戦機: F15戦闘機、F2戦闘機など400機
素人の私には北朝鮮の戦力は日本より強大で戦争をしたら短期間で負けるように感じます。
北朝鮮の怖さはさらにその軍備を強化しつつあることにあります。
以下の記事をご覧下さい。
「北朝鮮の軍備強化 高まる脅威に国際圧力を」、毎日新聞 2021/9/17
(https://mainichi.jp/articles/20210917/ddm/005/070/084000c )
・・・ 北朝鮮は、日本のほぼ全土を射程に収める長距離巡航ミサイルを先週末に発射したばかりだ。
懸念されるのは、北朝鮮が軍事技術の開発を加速させていることである。
変則軌道の新型弾道ミサイルの発射を2年前から繰り返し、飛距離を着実に伸ばしてきた。日本のミサイル防衛システムでは対応が難しい。
今回は、列車に搭載された発射台が初めて使用された。従来のトレーラー型に加え、発射方式を多様化させた。探知されにくくする狙いだろう。
・・・こうした新技術の脅威に直接さらされるのは日本だ。北朝鮮は、核兵器を小型化してミサイルに搭載する技術を既に有していると考えられている。原料となるプルトニウム生産用の原子炉を再稼働させたという情報もある。
だが日本の危機感を、同盟国である米国はどれだけ共有しているのだろうか。米軍は声明で「米国の兵士や領土、同盟国にとって差し迫った脅威とはならない」との見解を示した。バイデン政権の対応に切迫感は感じられない。
中国の対応も問題だ。王毅外相は「他の国も軍事行動をしている」と北朝鮮をかばうような姿勢を見せている。中国は、地域の緊張を高めないよう自制を求めるべきである。
国際社会が一致して圧力を強めて北朝鮮の動きに歯止めをかける必要がある。日本は各国への働きかけを強めなければならない。・・・
この記事は日本国民に北朝鮮の軍事力について警鐘を鳴らしているのです。
しかし平和ボケをしている国民は聞く耳を持っていません。日本のマスコミは国内問題ばかり大騒ぎをしています。北朝鮮や中国の脅威には無関心です。やはり日本人は常に日本を取り巻く国際的脅威に真剣に考えるべきです。そして国際的脅威を小さくするような外交を展開すべきです。
今日は狂気のように軍備を強化している北朝鮮の怖さについて書いてみました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)