これは典型的なアメリカ文化の一例です。自分の一生の記録を書いた本を出版したい。自分の書いた油彩画の個展を開催したい。外国でボランティア活動をしたい。主婦の家事を助ける新しい台所用品を開発して発売したい。
どれもこれも事業の為のお金が入用です。先立つものはお金です。
そのお金をインターネットを利用して集める方法がクラウドファンディングです。これはアメリカでは日常的に使われています。
日本では2011年3月にReadyforという会社がこのサービスを開始しました。
現在国内No.1の規模のReadyfor社が集めた支援総額は、2011年1千万円だったものが2016年では30億円以上となっています。
5月29日掲載の記事、「葉田甲太氏、ボランティア活動をしている日本人を誇りに思う」の葉田甲太さんもこのReadyfor社のクラウドファンディングを利用してカンボジアに病院を作ったのです。
今日はこのクラウドファンディングの利用方法を、
https://readyfor.jp/crowdfunding から抜粋して簡略に説明したいと思います。
クラウドファンディング(CrowdFunding)とは、群衆(Crowd)と 資金調達(Funding)という
言葉を組み合わせた造語で、「自分の作って歌った曲をCDにしたい」「災害被害にあった図書館を復旧したい」など、
様々な理由でお金を必要としている人に対し、 共感した人が一口1,000円程度からインターネットを通じて出資し支援をする、
こうしたインターネット上で多数の人から資金を募る仕組みを言います。
過去にクラウドファンディングが実行されたプロジェクトは幅広く、築地を舞台にした映画作成、
地域活性のために高校生による商品開発、最新のIoTを使ったウェアラブル製作等から、
自身の自伝本の作成など、数多くのプロジェクトが存在します。
また、途上国支援や被災地支援なども多く実行されています。
プロジェクトを立ち上げる実行者自身も個人、団体、企業、自治体など様々です。
クラウドファンディングという言葉自体は比較的新しいですが、不特定多数の人々から資金を募り、何かを実現させるという手法自体は古くから存在していましたがインターネットの普及に伴い2000年代に米国で先駆的なウェブサイトが続々と開設され、市場が拡大してきました。
代表的なサービスにIndiegogo、Kickstarter等があり、特にアメリカやイギリスではクラウドファンディングは
資金集めの方法として一般的なものになりつつあります。日本では、2011年3月Readyforのサービス開始から、
現在まで複数のサービスが開設され、急速に広まっています。現在国内No.1の規模のReadyforが集めた支援総額は、
2011年1千万円だったものが2016年では30億円以上となっています。
その資金の募集方法は葉田甲太さんの次の寄付募集のページをご覧下さい。
「カンボジアの僻地に病院を建設し、8000人の命を守りたい!!」
https://readyfor.jp/projects/npoaozora
そこには寄付募集の趣旨が次のように書いてあります。
赤ちゃんの「命」を救い、泣いていたお母さんの「涙」を止めたい。
カンボジアの農村では都市部と比べると、伝統的産婆と呼ばれる医学的に教育を受けていない助産師が立ち合う出産が一部残るなど、乳児死亡率(出生1000人あたりの1歳未満死亡数)は高いままで改善されていません。乳児死亡率は都市部では「13」であるのに対して、農村部では「42」と3倍近くの開きがあります(*1)。お母さん・赤ちゃん2人の命を賭けた出産をより安全で確かなものにするため、高額な私立病院の受診や危険な出産をしなくても、安心して出産・外来受診が受けられる「場所」と出産時に赤ちゃんが亡くならないように「技術」を教えることを目的として病院建設を行います。
そして目標金額150万円に対して483万円集まったという報告もあります。
このような資金集めはまだ日本社会では広く知られていません。
しかしこのアメリカの方法もいずれ日本社会に普及すると思います。
写真は離島で総合診療医として働いていた頃の葉田甲太さんです。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)
どれもこれも事業の為のお金が入用です。先立つものはお金です。
そのお金をインターネットを利用して集める方法がクラウドファンディングです。これはアメリカでは日常的に使われています。
日本では2011年3月にReadyforという会社がこのサービスを開始しました。
現在国内No.1の規模のReadyfor社が集めた支援総額は、2011年1千万円だったものが2016年では30億円以上となっています。
5月29日掲載の記事、「葉田甲太氏、ボランティア活動をしている日本人を誇りに思う」の葉田甲太さんもこのReadyfor社のクラウドファンディングを利用してカンボジアに病院を作ったのです。
今日はこのクラウドファンディングの利用方法を、
https://readyfor.jp/crowdfunding から抜粋して簡略に説明したいと思います。
クラウドファンディング(CrowdFunding)とは、群衆(Crowd)と 資金調達(Funding)という
言葉を組み合わせた造語で、「自分の作って歌った曲をCDにしたい」「災害被害にあった図書館を復旧したい」など、
様々な理由でお金を必要としている人に対し、 共感した人が一口1,000円程度からインターネットを通じて出資し支援をする、
こうしたインターネット上で多数の人から資金を募る仕組みを言います。
過去にクラウドファンディングが実行されたプロジェクトは幅広く、築地を舞台にした映画作成、
地域活性のために高校生による商品開発、最新のIoTを使ったウェアラブル製作等から、
自身の自伝本の作成など、数多くのプロジェクトが存在します。
また、途上国支援や被災地支援なども多く実行されています。
プロジェクトを立ち上げる実行者自身も個人、団体、企業、自治体など様々です。
クラウドファンディングという言葉自体は比較的新しいですが、不特定多数の人々から資金を募り、何かを実現させるという手法自体は古くから存在していましたがインターネットの普及に伴い2000年代に米国で先駆的なウェブサイトが続々と開設され、市場が拡大してきました。
代表的なサービスにIndiegogo、Kickstarter等があり、特にアメリカやイギリスではクラウドファンディングは
資金集めの方法として一般的なものになりつつあります。日本では、2011年3月Readyforのサービス開始から、
現在まで複数のサービスが開設され、急速に広まっています。現在国内No.1の規模のReadyforが集めた支援総額は、
2011年1千万円だったものが2016年では30億円以上となっています。
その資金の募集方法は葉田甲太さんの次の寄付募集のページをご覧下さい。
「カンボジアの僻地に病院を建設し、8000人の命を守りたい!!」
https://readyfor.jp/projects/npoaozora
そこには寄付募集の趣旨が次のように書いてあります。
赤ちゃんの「命」を救い、泣いていたお母さんの「涙」を止めたい。
カンボジアの農村では都市部と比べると、伝統的産婆と呼ばれる医学的に教育を受けていない助産師が立ち合う出産が一部残るなど、乳児死亡率(出生1000人あたりの1歳未満死亡数)は高いままで改善されていません。乳児死亡率は都市部では「13」であるのに対して、農村部では「42」と3倍近くの開きがあります(*1)。お母さん・赤ちゃん2人の命を賭けた出産をより安全で確かなものにするため、高額な私立病院の受診や危険な出産をしなくても、安心して出産・外来受診が受けられる「場所」と出産時に赤ちゃんが亡くならないように「技術」を教えることを目的として病院建設を行います。
そして目標金額150万円に対して483万円集まったという報告もあります。
このような資金集めはまだ日本社会では広く知られていません。
しかしこのアメリカの方法もいずれ日本社会に普及すると思います。
写真は離島で総合診療医として働いていた頃の葉田甲太さんです。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)