後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

珍しい街路樹の花と大亀の写真

2009年04月30日 | インポート

近所に「ナンジャモンジャの木」が街路樹として植えてあります。ヒトツバタゴ(一葉タゴ)という珍しい樹木で、毎年今頃になると雪のような美しい花を咲かせます。明治時代に青山練兵場のそばにこの木がありました。誰もその名を知らず、「なんじゃ?なんじゃ?」と聞いている間に「ナンジャモンジャ」の木という通称が定着してしまったという説もあります。しかし江戸時代からの名前だという説もあります。その上、地方によっては別の樹木をナンジャモンジャの木と呼ぶ所もあります。

ついでに昨日、公園でペットとしてアフリカ産の大きな陸ガメを散歩させている若い夫婦がいましたので写真を撮らせて貰いました。写真に飼い主の足が写っています。比較なさって下さい。長さ45cm、重さ15Kg、年齢10歳だそうです。100年以上生きる長命なペットですね。

今日はこれから山梨の甲斐駒の麓の山林の中の小屋へ泊りに行きます。                                 撮影 Mrs.藤山

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。   藤山杜人033

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昭和の日に思う、「贅沢は敵だ!欲しがりません勝つまでは!」

2009年04月29日 | 日記・エッセイ・コラム

少年のころ憶えた標語は一生忘れない。そしてその人の生涯の生活の基調低音としていつも心の中で響いている。昭和16年12月8日の真珠湾攻撃で始まった大東亜戦争もすぐに物資不足におち入った。国民生活の贅沢を排除し、最低の生活でも勝利のために頑張れ!と、いう社会運動の為の標語である。

73歳になった現在でも何か高価な物を買おうとすると、贅沢は健全な家計の敵だ!身丈にあった出費の範囲で趣味の生活を楽しめ!と、いう声が聞こえる。欲しがりません勝つまでは!という標語は、欲しがりません月給(あるいは年金)が出るまでは、と読み替えて生涯使ってきた。

新車は贅沢と思い、質素なものにする。1964年に建てた家も修理しながら現在も使っている。今後も新しく建て替えるつもりは無い。別荘地は贅沢なので山林の中にわずかの土地を買い、小いさな家を作った。50歳になってから中古のヨットを買った。どちらも維持費は少なくて済んで来た。

考えてみると戦争中に憶えた標語は別の意味に読み変えれば永遠の価値を持っている。

贅沢は敵だ!という標語は読み変える必要が無い。欲しがりません勝つまでは!は「戦争に勝つまでは」という部分を変える必要がある。充分な月給が出るようになるまでは、と読み替えれば便利に使用できる。貯金が出来るまでは、と読み替えても良い。この標語を忘れると借金をしてでも欲しい物を買ったりする羽目になる。

大東亜戦争は大変な間違いであった。戦争を始めるべきでは無かった。こんな標語を使って国民を塗炭の苦しみを与えた軍部を許すわけにはいかない。あんな時代は二度とあってはいけない! しかし、そんな時代に憶えた標語でも使い方によっては生涯役に立ったと思う。

今日は昭和の日。こんな事を考えながら新緑の公園を散歩して来ました。(終わり)


新緑の昭和記念公園へ、しかし・・・

2009年04月29日 | 写真

今日は快晴の昭和の日。そこで新緑の昭和記念公園を自転車で走り回ろうと、車に自転車を積んで家を出る。驚きました。2つの広大な駐車場はすでに満車です。順番待の車が2Kmくらいの長蛇の列です。世の中の人の考えることは同じなのですね。諦めて、自宅近くの武蔵野公園を自転車で走りました。あまりにも新緑が美しいので4枚の写真をご紹介いたします。(終わり)

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写真はひどく間違った情報を与えます、その2つの実例

2009年04月29日 | 写真

写真は真実を映します。しかし人間の勝手な想像をと組合わされると、ひどく間違った情報を与えます。写真が悪いのか?人間が愚かなのか?

今日はここで、2つの実例を示します。「小金井市は農村だ」と「家内は若い」という酷く間違った印象を与える写真群です。皆様のご感想は如何でしょうか?004

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上の大きな写真の中央にある高層ビルの足元にJR中央線、武蔵小金井駅があります。この写真では駅からズーッと畑が続いているようにも見えます。自宅から100メートルくらい離れた所にある畑です。畑は此処だけでなく、自宅の東西南北の4つの方向に100メートル位歩くと下の5つの写真のような畑が広がっています。植木の栽培畑も多くあります。この6枚の写真だけを見ると、「小金井市は農村です」と言っても反対出来ません。毎朝採れた野菜を売るスタンドが多くあります。新鮮な野菜が好きな人々が買いに行きますので、アッという間に売り切れます。

小金井市の実態は都心ほど混んではいませんが家家が並んだ住宅地で、決して農村ではありません。しかし昔の小金井村から代々続く農家の人々が、狭くなった畑を耕しています。ごくありふれた住宅都市です。

次に72歳の家内の最近の写真を示します。

9_039_2 奥様が眼尻の皺を気にし始めたら、写真の撮り方を変えましょう!

クローズアップでは絶対に撮らない。夕方や薄暗いところで撮る。下から足を中心にして顔は小さく撮る。遠くから後ろ姿だけを撮る。美術的にうつくしい静物や建物に奥さんを「そえ物」のように置いた構図で撮る。

いくらでも工夫すれば、若く見える写真が撮れます。最後に注意すべきは大きな写真として焼き付けない。小さなママで見る。

この写真もサムネイルになっていますが、決して大きくしてご覧にならないでください。

マスコミの写真も、報道する人に悪い意図があれば、間違った情報を簡単に与えることが出来るのです。写真の撮り方次第です。複数の写真の組み合わせと割り付けの仕方でどうにでもなるのです。写真は怖いものです。2年近くブログへ数多くの写真を掲載してきての結論です。「写真は間違った情報を与えやすい」、これが結論です。だから写真は面白いという側面もありますが。見る方の責任もあります。(続く)


可憐な小さいイカリソウの花々

2009年04月28日 | 写真

鬼家さんの山荘の回りにはいろいろな色のイカリソウの花が咲いています。先日頂いてきて庭の花壇にも植えました。

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上の2枚の写真は鬼家さんのブログ(http://sizen068.blog95.fc2.com/)から転載しました。下左は東京の自宅の庭に移植したイカリソウの花です。この写真の中にはサクラソウの花も目立ちます。下右の写真はやはり鬼家さんから昨年5月に頂いてきたシイタケの原木です。いつもは黒い遮光ネットをかけて居ます。

先日大きなシイタケが2コ出ましたので、梅雨時には間違いなく出てきます。北杜市の甲斐駒の麓の山林の中から引っ越してきた植物たちです。つまらないお話で失礼しました。(終わり)


総合文芸誌「岩漿」第2期、第17号のご紹介

2009年04月28日 | 本と雑誌

伊東市にある文学会「岩漿」の木内光夫代表より第二期第17号が送られてきた。

平成9年7月16日の第一期創刊号から12年、通巻第17号である。120ページの小雑誌ながら詩、小説、エッセイなどを網羅する本格的な総合文芸誌である。

執筆者は所謂売れっ子の作家や詩人ではないが、作品は明快で分かりやすい。小説はストーリーが面白い。詩や俳句もレベルが高くそれぞれ独特な香がある。

岩越孝治氏の巻頭小説「流れ花」は叙情的な力作である。

連載小説、馬場駿氏(木内光夫の筆名)の「弧住記」(第十回)第二部は著者本人が大学受験資格を取った頃の体験的な小説である。以前の女友達へ連絡しようと彼女の実家へ電話した場面から始まる。長編連載小説ながら一回一回が読み切りのような構成になっていて緊迫した場面が続き飽きさせない作品である。

その他、随筆や詩も多く楽しい。

この同人誌は伊東市を中心にしたローカルな文化の香りがする。地方の文学会の特徴が分かり、面白い。とくに森山俊英の 豆州歴史通信、「二・二六事件と伊豆」はローカルな昭和史として興味深い。

この文学会は結成後、12年、伊豆半島東海岸の地方文化を豊かにして来た。インターネットの普及が日本語を劣化させ、美しい文章にめったに会えなくなった。日本古来の文化を軽薄にしている。この「岩漿」を読んでいると、美しい日本語が健在であることが分かり、嬉しくなる。詩も美しい。ブログを毎日書いて、ネット文化に埋没している自分のあり方に反省を促す本でもある。皆様へもご一読をお勧め致します。

入手方法や内容の詳細は、http://www.gan-sho.book-store.jp/index.html にあります。(終わり)


ブログを書いている人への偏見と差別感

2009年04月28日 | 日記・エッセイ・コラム

中高年の友人へ、「ブログを書いています、SNSへも参加しています」と言う。すると、途端に顔を曇らせて、「危なくないですか? 犯罪に巻き込まれませんか?」と、心配してくれる。確かにインターネットには、すぐに倒産するベンチャー的なネット事業も多いし、出会い系ネットや、不健全な商品の宣伝をしているブログもある。

インターネットを利用したことの無い中高年の人々には、「危険、不健全、不道徳」という言葉を連想するらしい。親しい友人は真顔で忠告してくれる。「そんな空虚な遊びは止めて、もっとボランティア活動をしたほうが楽しいですよ」、とも言ってくれる。彼はインターネットを使わないので、その良さが理解出来ない。「それに老人のくせに若者に迎合して、新しい流行に乗ろうとするのが軽薄だ」とも言う。

経験の無い友人へ少し説明しようとする。「全てが不健全という訳ではない。心の深い交流が出来、実際に会った人も数人いますよ。自分の視野も広がるし、色々な人の気持ちも理解できるようになります」、すると友人が言う。「その誰とでも心の交流が出来るというのが幻想なのです。そんなお手軽な考え方が文化を軽薄にするのです。君がそんな人々の一員とは嘆かわしい」と、いう具合に絶対に納得してくれない。

私は、「インターネットこそ、自由で平等な社会を創る」と信じている。しかしこれも偏見かも知れない。インターネットをしている人を軽蔑する人も偏見の持ち主かも知れない。偏見と偏見がぶつかれば差別感が生まれる。その後は建設的な結果にならない。

その上、家族の間の会話の時間も少なくなる。インターネットの普及は孤立した個人の増大へつながる可能性がある。実体験的な人間関係が希薄になりがちだ。

従って、ブログやSNSを書いている人へ偏見を持つ人が中高年に多いのも自然なこととも思う。若者はどのように考えているのだろうか?

皆様は、如何なお考えでしょうか?  (終わり)

今日も皆様のご健康と心の平安をお祈り致します。   藤山杜人


月の土地をアメリカの会社から1224坪買いました

2009年04月27日 | 日記・エッセイ・コラム

月の土地を1エーカー(1224坪)3000円であるアメリカの会社から購入しました。その場所も知りたいので月球儀も17600円で買いました。その土地の場所は地球から見える面の中心から少し左斜め下の場所です。(プレゼントに使いました)

話はこういう事です。ある独創的で夢想的なアメリカ人、デニス・ホープ氏が月の土地の所有権を研究しました。誰も所有していないことが分かったので独占領有する申し立て書を国連などの関連機関へ送り、所有を申請しました。誰も反対する根拠が無いので返事のしようがありません。そこで彼は自由に所有権を主張し、それを全世界の人々へ分譲することにしました。申し込んだ人へ1エーカー(1224坪)ずつに分けて所有証明書を送ります。まあ、その所有書の発送代金と考えることも出来ます。(自分の土地へ行く方法が現在がありませんので)。

自分の土地の大体の位置を知りたい人へは月球儀や天体望遠鏡も売っています。購入の手順や詳細な情報は、http://www.lunarembassy.jp/ にあります。

月の土地にご興味のおありの方々のための参考情報です。この会社の宣伝を頼まれた訳ではありません。

尚、参考までに以下に、月の土地の現実的な状態を付け加えて置きます。(こんな土地買ってどうするの?、という声が聞こえそうですね!)

月の表面は、きめ細かい(直径10~1000マイクロメートル[注]程度の) 粒子や岩の破片に覆われています。これは隕石衝突によってできたもので、月の海や高地を構成する岩石鉱物の破砕片、衝突の際に融けたガラス・火山活動によるガラスや溶結土とよばれるものからなっています。
月には大気が無く、真空に近い環境に直接さらされているので、表面の温度は月の赤道付近で昼間は摂氏120度、夜は摂氏-170度まで変化する過酷な環境です。また、現在は磁場がない(非常に弱い)ので、宇宙からの高速粒子や太陽風、放射線の影響を直接受けています。 ([注]1マイクロメートル=100万分の1メートル=1000分の1ミリメートル)  (終わり)


中古ヨット購入にあたってのご相談とお答えの例2件

2009年04月27日 | うんちく・小ネタ

時々、中古ヨットを買う場合にあたってのご相談があります。以下に2件の実例をご紹介致します。中古艇の実物も係留してある場所も見ていませんので、あくまでも参考意見とお考え頂きたいとお願い申し上げます。

ヨット初心者です。ヨットをはじめてみたいと思っていた矢先、紹介でヨットを売ってくれるオーナーがいます。ヨットはyamaha mark2 251982年もの、25feet、クルーザータイプです。オーナーのもと試乗させてもらっていいなとおもったんですが、素人の私には程度がよくわからず、古いので故障が心配です。ぎりぎりの予算内で購入する予定なんでどれぐらいの予定外出費がありますか?また、手放すことになってもやはり買い手はいるもんでしょうか?

貴方様のブログを拝見しました。このヨットの写真やエンジンルームの写真がありましたので、よく分かりました。なんと言っても今までの所有者の手入れが良いのに好感を感じました。エンジンも25Feet にしては大きめで、頼りになりそうですね。船体もメインセールも綺麗に保持されていますね。感心しました。この状態ですと即乗艇可で、余分な費用はしばらくはかからないと思います。
漁港なので係留料は安目と思いますが、そちらは必ず すぐにかかるかも知れません。確認すべきことと存じます。予定外の出費は幸運ならゼロに近いです。でもあくまでも中古ですから何らかの故障がでます。それをご自分で修理するのがヨットの楽しみの一つでもあります。
それからその後の買い手はなかなか見つからないのが普通です。根気よく探せば何時かは見つかるとおもいます。コメントありがとう御座いました。敬具、藤山杜人 

(2)サガさんからのご質問:(投稿 サガ | 2009/04/25 09:51

中古船を買うこつを教えてください。車検のようなものはあるのでしょうか?内装が清潔で異臭がしなくてエンジンが問題なければよいのですが。失礼な話題ですが、トイレはどうするのでしょうか?素人なので、大丈夫な船なのか「青べか」なのかわかりません。

コメント有難う御座います。船舶検査証があります。売主と同じ名で検査を受けた証書を必ず見せて貰うことが売買交渉の第一歩です。内装が清潔でエンジンの調子が良ければ、OKですが。次にクレーンで陸揚げして貰い、船底に貝が多量ついているか見て判断します。10年以上の中古は、時に船体の強化プラスチックが水を吸い、膨潤している場合があるそうです。これは専門家に見てもらうそうです。

水洗トイレの調子が良く流れる船ならOKです。整備をよくしている証拠ですね。トイレの故障は後で修理が大変です。必ずトイレの調子の良い中古艇を選ぶのが重要です。問題は係留する場所です。何処をお考えでしょぅか?
有料のマリーナの事務所へ行って、中古艇の売買をしているか?聞くのも重要です。その時、陸揚げ・検査の費用なども教えてくれます。一度、小生宛にメールアドレスを記入してコメントを送ってくだされば、もう少し詳しく参考情報をお送りします。
敬具、藤山杜人


最っとも安らかな旅立ち

2009年04月27日 | 日記・エッセイ・コラム

年々歳々、春になれば、花は同じように咲く。だが、親しかった人は少しずつ彼岸へ旅立って行く。自分の旅立ちかたが思われる。

昨日、仙台で伯母の夫の通夜と葬式があった。生前に、「自宅で眠っている間に彼岸へ行きたい」と話していたそうだ。数日前にその通りの旅立ち方をした。

知的障害者を保護する公立施設で長い間働いて来た。いつもニコニコ、根気よく児童の話相手をしていたらしい。少年の頃、叔父さんの家へよく遊びに行った。いつもこちらの話を聞いてくれるが自分の意見は言わない。なにか温かい励ましを受けたような気分で帰って来た。

宮沢賢治の手帳の最後の部分にこう書いてある、「・・・ホメラレモセズ クニモサレズ サウイフモノニ ワタシハナリタイ」。そして続くページには、5人の菩薩の名にはさまれて、 南無妙法蓮華経という7字が大きく書いてある。

家でも職場でも、「ホメラレモセズ クニモサレズ」というような人柄の人だった。自宅で眠っている間に静かに独り旅立って行った。最っとも安らかな旅立ちだったに違いない。

近親者だけの極く質素な通夜とお葬式に来てくれた僧侶は、仙台の大年寺の住職だった。故人が生前に墓地を購入していたお寺である。この宗派は江戸時代の始め頃、中国からきた隠元禅師によってはじめられた宗派で現在でも中国式の儀式・作法を守る珍しい宗派である。

唐の時代の発音で読む「南無妙法蓮華経・・・・・」の声に送られながらこの世を離れて行く。そのような通夜とお葬式でした。

誰でもが安らかな旅立ちを願っていると思う。日頃からそれを祈っているとそうなるのかも知れない。皆様はどのような旅立ちを想っていらっしゃるでしょうか?(終わり)

今日も皆様のご健康と心の平安をお祈りいたします   藤山杜人


宮沢賢治の作品を朗読を聞いて味わいます

2009年04月25日 | 日記・エッセイ・コラム

宮沢賢治の作品を、お好きな方々も多いと思います。幻想的で、ロマンチックで、楽しくて、悲しくて、そして宗教的な文章に魂が奪われます。本で読むのも良いのですが朗読で聞くと一層深く味わうことが出来ます。昨年、8月に舞台女優のmikaさんがご自分のブログへ「アメニモマケズ」や「永訣の朝」など数編の作品の朗読を発表なさいました。人間の喜怒哀楽をこれ以上深く表現できないのではないかと感動させる朗読です。その折にこのブログでもご紹介しました。

最近、東京の高幡不動の近所から、山梨県上野原市の四方津に引っ越されました。それででしょうか、宮沢賢治の「やまなし」という童話の朗読を発表されました。

Kotodama :http://koto-dama.cocolog-nifty.com/blog/ に御座います。カテゴリーの「宮沢賢治」の項目をクリックすると、その他の朗読がお聞けになれます。

感動的な朗読です。お楽しみ頂ければ嬉しくおもいます。(終わり)


新緑が柔らかに包む雑木林の風景写真

2009年04月25日 | 写真

昨日は久しぶりに甲斐駒の麓の山林の中の小屋へ泊ってきました。新緑の雑木林が美しく、何時間も厭きずに写真を撮り回りました。なにか新緑に酔ったような気分になり、気がついたらひとりでにシャッターを押してしまいました。下手な写真ですが、少しでも皆様へ新緑の美しさをお届したいと思い6枚の写真をお送りいたします。場所は山梨県北杜市武川町の柳沢地区です。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。   藤山杜人

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漆黒の夜、満天の星、薪ストーブの燃える音

2009年04月24日 | 日記・エッセイ・コラム

久しぶりに来た山林の中の小屋。新鮮な空気の春風が温かい。ウグイスがしきりに啼いている。

昨日、まだ明るい夕方、近くの山荘を訪ね、鬼家雅雄さんとビールを飲み合う。大きなガラス窓が四方についた2階の部屋で。回りには新緑の雑木林がかすかな芳香を放っているようです。

自分の小屋に帰って、薪ストーブに火を入れて、ビールの続きを独り飲む。何時の間にか漆黒の闇が小屋を囲んでいる。外に出ると満天の星。春とはいえ山の夜は寒い。部屋に戻って音楽を聞きながらヨットのことを考える。先週、房総の保田魚港で北欧の大型ヨットのニス剥がしをし、船長のHootaさんと夜遅くまで飲んだ時の会話を想いだしながら静寂な時を過ごす。

東京湾は大型貨物船の航行が激しく、とてもヨットで遊べる海ではない。と、勝手に思い込んでいた。Hootaさんの話を聞くと、どうも大型船の動きをすっかり記憶している様子。保田漁港、東京夢の島マリーナ、横浜ベイサイトマリーナ、三崎港などを拠点にして縦横無尽に帆走している。この連休には大島や三宅島まで帆走するという。昼間だけセイリングする楽しみ方しかしない小生のヨットとの付き合い方とは非常に違う。奥行きが深い楽しみ方をしている。それにHoota船長の人間性が魅力的だ。梅雨時に黒姫山のニコルさんのアファンの森を案内してくれるという。その時、少し東京湾でセイリングするときの注意事項を聞いて、この秋には東京湾の夜のヨット乗りに挑戦してみたい。山に来て、海のことを思う。足元で薪ストーブの中で木がはぜる音がしている。今回は鬼家雅雄さんからイカリソウ、サクラソウ、ヒトリシズカ、クリンソウの花の株を貰って来た。どれも小さな可憐な花が咲いている。家内への良いお土産になる。明日は持ち帰る湧き水を汲み、ぜんまいなどの山菜を取るつもり。そんなことを考えながら寝床に就く。

夜の様子の写真を3枚程掲載します。(終わり)

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雪山と花園の写真をお送りします

2009年04月24日 | 写真

蒼い空に白銀色に輝く山波、その前に広がる花園の写真を5枚お送りいたします。お楽しみ頂ければ嬉しく存じます。場所は山梨県北杜市武川町真原の牧草地帯です。後ろの山は甲斐駒です。昨日の午前中に撮影しました。(終わり)

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貴方は汚職をしているのですよ、と言われました

2009年04月23日 | 日記・エッセイ・コラム

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文化が違えば「汚職」の意味も変わります。そんな小話です。

10年位前に、あるアメリカの小さな技術情報会社で働いていたことのことです。本社はアメリカにありましたが、日本支社は東京にありました。あるとき新たに技術アナリストを募集していました。本社から社長が来たとき、私の親しい友人を採用してくれるように頼みました。社長が言います、「友人を是非採用してくれと頼んでいますが、それはアメリカでは汚職の一種と考えられていますよ」。

友人からお金を貰ったわけでない。単なる友情から頼んだだけです。それが、アメリカでは何故汚職の一種と考えられているのですか?少し詳しく聞いて見ました。

「友人の採用を頼んではいけないのですか?」。

社長が説明します、「貴方の間違いは友人を是非採用して下さい、と言ったことです。それがいけないのです。その場合は、貴方の友人の長所や弱点を公平に説明して、その後で、数多くの採用候補者の一人に加えてみては如何ですか?と言うべきです。」さらに酷いことも言う。「友人へ具体的な便宜をはからえば、友人もPay Back します。利害関係で結ばれたものは真の友情というものでは有りません」。

日常の社長の言動を見ると、言っているほど立派なことをしている様子ではないのです。しかし、これがアメリカでの努力目標であることは間違いないと明快に理解できました。

アメリカではコネで就職したり、コネで営業活動をすると、忌嫌われる理由が分かりました。

結論を分かりやすく言います。アメリカ文化では「親分、子分の関係」や「先輩、後輩の関係」、そして「日本的会社の上役と部下の関係」などは全て悪とみなしているようです。理由は簡単です。そのような上下関係には必ず下の人間の人権侵害が付随しがちだからです。誤解なさらないで下さい。アメリカ文化が日本文化より優れていると主張しているのではありません。徹底的な違いを説明しているだけです。

この違いを忘れると日米間に無用な誤解や悲劇が起きます。日米間だけではありません。

あらゆる外国との付き合いで文化の違いを認識しないと無用な悲劇が起きます。

人間は基本的には皆同じですが、文化や価値観は非常に違うものです。(終わり)

今日と明日の2日間、山梨県地方は晴れという天気予報です。甲斐駒の麓の山林の中の小屋へ、泊りに出発します。独りで行きます。山林に住み着いているネット友の鬼家雅雄さんと、夕方、新緑の林の中でビールを飲みます。

今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。  藤山杜人

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