後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

画家のブログをご紹介します。

2009年02月27日 | 日記・エッセイ・コラム

透明感あふれる美しいパステル画を描いている村田 旭氏の絵画はこの記事の下にご紹介してあります。美しいだけではありません。ああ、芸術だ、と感じさせる絵画です

Vase.noirというハンドル名で「夢舎」というブログを書いています。そこから、ご本人のご了解を得て転載しました。URLは、http://www.k5.dion.ne.jp/~vasenoir/ です。ここに転載した4点以外にも多数の美しい絵が掲載してありますので、お楽しみ下さい。

村田氏は毎年、銀座や福島で個展を開催しています。

福島県のJR群山駅近くに、自分でデザインした「夢舎」という建物を最近完成し、自分のアトリエの他に、2階にはバレエスタジオ、1階はギャラリー兼絵画・造形教室、そしてカフェという大きな建物です。将来、画家やバレリーナになるような子供の教育にも情熱を注いでいます。

詳細は、「夢舎のつぶやき」というブログにあります;http://blogs.dion.ne.jp/vasenoir/

地方から創造的な文化を発信して、地域振興に大きな貢献をしているのです。

村田旭氏の美しい絵画をお楽しみ頂ければ嬉しく思います。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。         藤山杜人


八丈島で取れる魚の種類は?

2009年02月26日 | うんちく・小ネタ

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八丈島ではいろいろ驚くような体験をしましたが、漁船が皆立派で、天然の良港に恵まれていることも驚きの一つです。上の写真は奥深い入り江の八重根漁港で、江戸時代には島役所が近所にありました。島の反対側には神湊魚港があり、どちらも水深が深く、溶岩の岬に囲い込まれていて、台風が来ても見るからに安全そうです。

島の歴史民俗資料館を案内してくれた細谷昇司さんに聞きました。「快速漁船のようなので、取れた魚をそのまま東京、築地魚河岸へ直送するのですか?」

「答えはあとでメールで送ります。漁業組合へ行って調べて送りますから」

後日、漁業組合で調べてくれたことをメールで送ってくれました。

漁船は3トンから20トン位で総数180隻位あり、皆個人所有だそうです。取れる魚は売上金の多い順に、カツオ、トビウオ、キンメダイ、ムロアジ、マグロ類(カジキ)、メダイ までが主なもので、他にシイラ、アオダイ、ハマダイ、カマスサワラなどだそうです。

また少しだけ採れる地魚としてオナガダイ、バイショーイカ、アオゼ、キツネ、エースなどがあり、刺身にしたり、島寿司に使われています。これらの地魚を刺身にして、島焼酎を飲めば楽しい夕食になると思いついつついにそのチャンスに恵まれませんでした。島に居た1月27日から31日までは、荒れ模様の夜が続き、とてもホテルの外には出られませんでした。

八丈島の漁船は島の周囲、70、80Kmの範囲(北は三宅島、南は青ケ島付近まで)で魚を取るそうです。船内冷蔵装置が無いので取った魚は東京まで直接は運べないそうです。冷凍や冷蔵にしてコンテナに入れ、東海汽船の「さるびあ丸」で東京へ運ぶそうです。

トビウオを干物にしたり、ムロアジはクサヤにしたりして加工品としても出荷します。シマアジやトコブシの養殖もしているそうです。

八丈島の周りは豊かな太平洋に囲まれ、四季折々、いつ行っても新鮮な魚があります。特に地魚は美味。島でないと味わえない美食で、その上、廉価なので是非お試し頂きたいと思います。つまらない記事ですが、魚好きな方々に少しでもご参考になれば嬉しく思います。

(終わり)


元気が出る花々の話と写真

2009年02月26日 | 日記・エッセイ・コラム

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@高山植物の花々が裏庭にー1972年、スウェーデン、エケトルプ先生との会話ー

 イワカガミ、コマクサ、ミヤマウスユキソウ、チングルマに良く似た花々が裏庭一面に咲き乱れているスウェーデンの初夏。

 「エケトルプ先生、驚きました。日本では高山にしか咲かない花々が低地の野原に咲くのですね」「緯度が高いのでそうでしょう。でも良く見ると花々は日本のものとは違う筈です。植物は気候と土地の違いによって同じ種類でも違った外見に育ちます。名前も地方によって違うのが普通です」

 「西洋の花々は色鮮やかで派手な花が多いのにこんな素朴な美しさを持っている花々もあるのですね?」

 @可憐な美しさと、対照的に豪華な桜の花々

 「日本人は野生のニホンサクラソウやスミレ、ナデシコのように小さくて可憐な花が好きです。西洋人は薔薇やチューリップ、ガーベラのように派手で装飾的な花が好きなのですね。日本人の美意識は余計な装飾的なものを削ぎ落としたものに美の極致があると感じるのです。洗練された感覚と思います。西洋人には理解出来ない境地です」

「藤山さん、そう決め付けないでください。東京の花屋さんには派手で大きな薔薇やランの花々が並んでいましたよ。サクラソウなんて今日始めて聞く名前です。日本人の花の好みも欧米人と同じですよ。その上満開の桜の花々を熱狂的に愛しているではありませんか!」―――そう言って、エケトルプ先生は続けて話す、

 「この裏庭に可憐な花を咲かすには苦労が多いのです。雑草を根気良く取ったり、花々に合った肥料を秋の間に撒くのです。すると次の年の初夏にこのように一斉に咲くのです。小さな可憐な花も豪華に咲く花々も両方大切にすることは民族の違いによらないと思いますね」

  夕食後の庭は白夜で暗くならない。ほの明るい中、一面の花々が高山のお花畑のように輝いている。スウェーデンの初夏の夜。

@人類は皆、花々が好き

 花の咲かない砂漠や極寒の地に住む人々は別にして、世界中の民族はそれぞれの花を大切にしている。太古に人間が死者を悼むようになるのと同じ頃から花を好きになったのではないか? ただ好きな花とその楽しみ方は民族によって少しずつ違うと思う。

 春爛漫の川沿いに豊かに咲き誇る桜並木の美しさ。大勢の人々がその下で花見酒を楽しむのは日本人だけであろう。花の美しさに酔い、酒に酔う。酒と花を組み合わせて楽しむ民族はそんなに多くは知らない。東洋人だけと言ったら間違いになるであろうか?

上の3枚の満開の桜の写真は都立小金井公園で昨年の3月31日午後2時に撮影した写真です。今年も、もう少しで桜も咲きます。待ち遠しいです。

今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。  藤山杜人


アフィリエート系ブログのアクセス増加について

2009年02月25日 | うんちく・小ネタ

アフィリエート系やビジネス系のブログを時々見込んでしまいます。見ていて楽しいし、元気も出るブログの場合です。3年前に引退して毎日が日曜日です。引退する前の仕事はベンチャービジネスの支援をしていました。個人が独創的なビジネスを考え、ビジネスとして育てて行く。日本の実業社会の新しい方向として、その支援事業をいろいろしました。その延長でアフィリエート系やビジネス系のブログをつい応援したくなります。在宅で生活費を生み出す。素晴らしい生き方です。そして個性的な趣味も持っている。家族も居る。日本には従来なかった人生です。そこでアフィリエート系のブログのアクセス数増加について、少し感じていることを書いて見たいと思います。

(1)まず、トップページに詳細な情報を詰め込まない。そのページが1、2秒で開くように軽くつくる。開かないと次のブログをクリックしてしまいます。

(2)トップページは見て美しく、そして見る人を元気づけたり、癒したりするような写真や絵を入れる。しかしトップページが1、2秒で開くようするために、あまり色彩を乱用しない。

(3)トップページで何を宣伝したいか瞬間的に分かるようにする。健全な商品を売っているという明るいメーセージが目に入るように割りつける。中央の一番上に自分自身のメーッセージを入れて下さい。いきなり商品情報のトップページでは、その先は開きたくなくなります。

(4)私にはテレビのショップチャンネルを見ていた時期がありました。一般的な店やTVコマーシャルでは見られない珍しい商品が多いのです。一つだけ例を上げると、「魚のヒレ酒」を作る魚形の陶器製の器です。酒飲みにとって、焼いたフグのヒレや岩魚全身を熱燗に漬けたヒレ酒は憧れです。ついそのショップチャンネルを見続けることになります。

トップページに珍しい商品の一例を出すのも良いと思います。

(5)トップページから、書いている人の個性が感じられるようにする。自分のプロフィールに付ける写真の内容を工夫し、時々変えます。よく美人の写真を出している人が居ますが、それは与えている情報の信用を始めから低くします。アクセス数は増えるかも知れませんが売上増加にには繋がらないと想像しています。

(6)アフィリート系ブログはよく取材をして自分で考えて書く。商品情報に自分の考えを加えて下さい。在宅ビジネスに甘んじていてはいけない。出かけて行って、人々に会い、話をし、考えて、その結果をトップページへ反映させます。見る人が、「ああ足で書いた記事だなあ!」と感じるようにする。一例を上げれば「カルフォルニア観光とチーズとワイン」さんのブログです。明らかに複数の人々がカルフォルニア州内を歩き回って取材して書いているな、と感じさせるブログです。

(7)私は「みんなの足跡」というSNSに入っています。数多くの友人が出来ました。その中にはアフィリエート系のブロガーの方々も多く居ます。例えば富山市の中心街の振興のために努力しているブロガーも居ます。見るたびに、その真面目な努力ぶりに元気を貰っています。

従って、アフリエート系のブロガーの方々も素人の人々と友人関係を持つこともアクセス数増加につながるかも知れません。

以上は素人の私が個人的に感じていることで、間違っているかも知れません。でも何かのヒントになれば嬉しく思います。(終わり)


暗い雨の冬日に元気の出る写真を送ります

2009年02月25日 | 写真

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今週は月曜日から日本列島の上を、分厚い雨雲が次々と西から東へ通り過ぎています。東京は暗い、寒い日が続いています。日本海側は暗い雪、青森、北海道も雪のようです。八丈島の海も荒れていることでしょう。

そこで元気の出るような写真をお送りします。昨年のある夏の日に白樺湖、車山、霧ケ峰を越えて辿りついた 美ケ森高原美術館の写真です。力強い見るからに元気のでる造形作品が雄大に広がっています。岡の斜面を上手に利用して、世界中の芸術家の作品を調和のとれた位置に配置してあります。作品は永久に固定している様子です。高原美術館全体が壮大な芸術作品になっています。調和のとれた天空の美術館全体の眺望を楽しむためには、天気予報をよく見て晴天の日に行くようにしましょう。

今日も皆様のご健康と平和をお祈りします。     藤山杜人


原子力発電か?地球温暖化か?

2009年02月24日 | うんちく・小ネタ

いつも考えている問題です。何方か解答をお教え下さい。

(1)地球温暖化は真に炭酸ガスのために起きているのですか?地球の氷河期が間氷河期へ移りつつあるために温暖化しているのではないでしょうか?炭酸ガスによる温室効果の程度を定量的に、そして正確に測定した科学者が存在するのでしょうか?

(2)原子力発電は炭酸ガスを放出しないと言います。しかし核燃料物質1Kgを精製する工程で使用する電力はどのくらい必要なのでしょうか?その電力の70%が火力発電によって作られているとしたら、原子力発電によって放出される炭酸ガス量は幾らになるのでしょうか?

(3)原子力発電は放射性物質の廃棄で地球環境を破壊すると主張する人々がいます。一方では火力発電によって放出される炭酸ガスが地球温暖化の原因になって環境を破壊すると主張する人々もいます。弐者択一とすれば人間はどちらを選ぶべきなのでしょうか?

(4)先進国が原子爆弾を保有し、工業化の過程で大量の炭酸ガスを放出してきました。それに対して発展都途上国へ原爆を持つな、炭酸ガスを放出するなと言うのは、何か自然ではないように感じますが。この事実はどのように考えたら良いのでしょうか?

こんなことを考えて、堂堂めぐりをしていています。コメントを頂ければ嬉しく思います。

(終わり)


原子力発電に反対し、現実的な解決法を提案します

2009年02月24日 | うんちく・小ネタ

原子力発電は技術的にそんなに難しい発電方法ではない。従って安全度は比較的に高い。その上新しい科学原理の実用化という興味深い実用技術である。技術者としての立場から是非推進、発展させたい。---これが今までの小生の考えでした。

そのような視点から原子力発電の安全性の程度を理解して頂くために数回にわたって、このブログで色々説明をして来ました。しかし原子力発電へ強く反対する方々が多いことを知りました。

原子力発電は人間の傲慢の象徴で、青く美しい地球を子孫へ残せないかも知れない。このような直感的反対が根強くあります。人間の感情の奥底から出てくる根源的な反対です。

科学はひどく限定された自然現象しか解明していません。未知のことが多すぎます。科学的に安全性を予測するのも重要ですが、直感力も重要です。

多くの人々が危険と感じながら我慢して生きているのです。間違った感じ方かも知れませんが、そのような心配を持って送る人生は決して幸せとは言えません。

色々考えて来ました。最近はやはり原子力発電には反対したほうが良いという気持ちになってきました。ただし現在稼働している原子力発電所を全て停止、破壊するという過激な提案ではありません。寿命の来た原子力発電所を次第に火力発電所へ置き換えて行き、最終的には高速増殖炉の「もんじゅ」のような新型炉を3基程度、保持することを提案したいのです。原子力発電所の数を5分の一程度に減らし、危険な事故の起きる確率を下げます。その一方で原子核物理学の応用技術の研究のために新型の実験炉を保有し、発電効率の研究を続行すべきと思っています。

大陽光発電や風力発電を推進する方が多くの人々の幸福感を増大させます。

それらの発電量と発電コストを考えると特殊な場所、用途以外は「趣味の発電」です。その趣味を強烈に好きな人々が居て、豊かな精神生活をおくりたいと社会運動をしている場合はその方向の出費をするのが良いことと思います。無駄な出費でも幸福感をえる為なら無駄ではありません。必要も無いダムを多数作るような無駄に比べれば、金額も少ないし、そのほうが良いと思います。

よく広い砂漠に太陽光発電のパネルを広げれば大電力を得られる。と、主張する人が居ます。しかしその電力を工業地帯へ運ぶ送電線や海底ケーブルの建設コストを考えと現在の技術ではとても現実的な解決にはなりません。

もう少し実用性の高いのは現在稼働中の12ケ所ほどの地熱発電所です。宮城県の鬼首のものは大電力を得ています。変わったところでは八丈島の東京電力の地熱発電所で、島の消費電力の三分の一を発電していて、立派に実用されています。1月に訪問して、その様子を撮ってきた写真を末尾に掲載します。

各家庭に燃料電池を置くという提案は東京ガスのようなガス会社の技術研究所で20年くらい前から研究しています。私も2000年ころ河口湖で開催された燃料電池の国際会議へも出席しました。大学で研究生活をしていた頃にはジルコニア酸化物を固体電解質として使った電池の研究もしたこともあります。しかし燃料電池には電極の劣化という致命的な問題があるのです。これも何時かは解決されるでしょうが、まだ実用技術にはなっていません。

趣味の発電か?実用の発電か?これの違いは発電コストです。1Kwの電力を得るのに5円から10円までコストを下げないと趣味の発電になってしまいます。

しかし最後に一番重要な問題を考えてみたいと思います。それは「正確な発電コストの計算法」の問題です。原子力発電のコストに放射性廃棄物の処理コスト、老朽化原子炉の解体コスト、地元自治体への地域振興支援コスト、政治的反対運動への対策コスト、原子力安全関連を監査、許認可する経済産業省の多数の役人の人権j費まで含めて考える人もいます。

したがって原子力発電のコスト計算はいつも論争になります。いろいろ考えると火力発電よりは安いとは到底考えられません。従って筆者は「原子力発電所をしだいに火力発電所へ変える!」という提案に到達しました。火力の燃料は中近東、アラスカ、樺太、インドネシア、カナダなどから得られる石油と天然ガスです。複数の生産地を組み合わせて安定供給の仕組を現在より一層完全なものにして行くのが重要です(終わり)

下の写真は八丈島にある東京電力の地熱発電装置で島の三分の一の電気を供給しています。手前の低い建物の中に蒸気タービンと発電機が入っていて、奥の太い排気筒は使用済みの蒸気を吐き出していますい。今年の1月28日に八丈島で撮影しました。

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原子力発電へ反対することにしました

2009年02月23日 | 日記・エッセイ・コラム

原子力発電は技術的にそんなに難しい発電方法ではない。従って安全度は比較的に高い。その上新しい科学原理の実用化という興味深い実用技術である。技術者としての立場から是非推進、発展させたい。---これが今までの小生の考えでした。

そのような視点から原子力発電の安全性の程度を理解して頂くために数回にわたって、このブログで色々説明をして来ました。しかし原子力発電へ反対する方々が多いことを知りました。

原子力発電は人間の傲慢の象徴で、青く美しい地球を子孫へ残せないかも知れない。このような直感的反対が根強くあります。

科学はひどく限定された自然現象した解明していません。未知のことが多すぎます。科学的に安全性を予測するのも重要ですが、直感力も重要です。

それと多くの人々は危険と感じながら我慢して生きているのです。間違った感じ方かも知れませんが、そのような心配を持って送る人生は決して幸せとは言えません。

そんなことを色々考えて来ました。最近はやはり原子力発電には反対したほうが良いとい気持ちになってきました。

大陽光発電や風力発電を推進する方が多くの人々の幸福感を増大させます。

しかし大電力は発電出来ません。どうしましょうか? 続編で考えてみます。(続く)

この記事へ対する鬼家雅雄さんから下記のコメントを頂きました。有難う御座いました。

久しぶりにコメントを書きます。

原発が好きか嫌いか聞かれますと答えようがありませんが、必要か、不必要か、建設に反対か賛成かと聞かれましたら、私は原発は必要で建設には大賛成です。
ブログやホームページで反対の方はある程度の生活を営んでいる方が多いと思います。

地球温暖化にしても原発にしても反対している方の方が、大量なエネルギーを消費しているのではないだろうか。
大きな自動車を乗り回し、家ではクーラーを付け、電気をたくさん使い原発反対、温暖化のために活動しても始まらないと思います。
自らが質素な生活をしてこそ、原発反対などを言えるものだと思っています。
自動車事故で亡くなる方は沢山いますが、まだ日本では原発事故でなくなった方はいないと思います。
以前、東海村で臨界に達した事故は原発以前の問題だと思います。

原発に反対される人々は電気を使わない生活を経験してから反対、賛成を論じるべきだと思います。

我家の電気料金は月平均3000円です。井戸から水を汲み上げたり、我家にはガスはありませんので、料理などの電気代も含まれています。

皆さんが、我家のような生活をしてくれるなら、原発は必要はないと思いますが、体験してから反対して欲しいと思います。(終わり)


扉をそっと叩く、そして明るく広い世界が、

2009年02月23日 | 日記・エッセイ・コラム

最近、ネットの上で友人の輪を広げてみようと思いました。趣味人倶楽部、BYOOLそして「みんなの足跡」という3つのSNSの会員の数十人の方々へ「友達申請の申し込み」を送りました。その結果どのような返事を貰ったかという報告は2月21日掲載記事、「自分の心の扉を開ける、扉を静かに叩く、そして、」で詳しく説明いたしました。

その後で、自分の考えがどのように変わったのでしょうか? 

今までは少数の友人と一生誠実にお付き合いするのが良いと思っていました。それ以外の知人は真の友人としては受け入れない!と、かたくなに、少し依怙地にさえなって現役時代を過ごしてきました。老境に入って悠々自適の日々を送るようになってみると、この考えが少しかたすぎる、硬直さえしていると感じだしました。

そこでSNSの中で、「友人申請の申し込み」を数十人の人へ送ってみました。

多数の方々が喜んで友人になってくれまました。感動して頭の下がる思いです。

新しく友人になった多くの人の日記やHPやブログを見ました。

そうしたら、そこには依怙地な私には想像もつかなかった明るく広い世界があったのです。狭量な考えで理屈っぽいブログを書いていた自分が恥ずかしくなりました。

そんな折、趣味人倶楽部の中でネット友人が490人も居る「わたぬきさん」から友人になって下さい、という申込を頂きました。彼の自己紹介のページには6歳の きのうち しゅん君が作った詩があります。ご覧下さい:

           「べんきょうしなさい」

           「しゅくだいしなさい」

           「おてつだいしなさい」

           「しずかにしなさいおかあさん」

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わたぬきさん、はどのようにして490人の友人とお付き合いしているのでしょうか?キーワードは「沖縄」と「文芸」です。九州にお住いですが、沖縄の古い詩歌を紹介したり、那覇市でオフ会を計画しています。詩や歌の作品は素朴で、美しく、そしてさきの大戦での沖縄の受難もしっかり歌い込まれています。老人から子供まで広い年齢層の人々の詩作も励まし、紹介をしています。しかしHPやブログをお持ちでないのでご覧になりたい方は趣味人倶楽部へ登録して、わたぬきさん の友人になって下さい。

さて、もう独りの傑出した友人をご紹介したいと思います。趣味人倶楽部の以前からの友人のDirector_ヒロさんです。鹿児島生まれの下関育ち、現在は単身赴任で東京の豊島区にお住まいです。写真が抜群にお上手なのです。特に雄大な自然の風景写真が良いです。単に美しいだけでは有りません。人間の悲しさ、憧れ、希望、怒りなどの想念を感じさせます。そして、それらが如何に無意味であるかを感じさせる深い内容の作品が多いのです。少なくとも私はそのように感じながら観賞しています。

私のブログでは「ちひろさん」と「玲」さんの2人の写真のブログを「推薦したいブログの欄」で紹介しています。写真は2人の個性的な感性で撮った作品です。

Director_ヒロさんの写真と比較しながら鑑賞すると「写真の世界」の広さが実感できると思います。お楽しみ頂ければ嬉しく思います。

「時・空 写真館」というHPのURLはhttp://www.toki-sora.com/ です。 

今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。   藤山杜人


今日はネットで知り合った特別な友人へ会って来ました

2009年02月22日 | 日記・エッセイ・コラム

ネットの上で感動的な経験を与えてくれる人がいます。でも会えない人、運命的に会える人、様々です。「昼のガスパール」のオーナーのオカブさんとは昨年12月下北沢の喫茶店でお会いしました。まだお若い方で、コンピューターのソフト関係の会社を立ち上げていて、とても忙しいようです。左サイドバーの推薦したいブログの中にあります。
ウイーンのオペラの話でも聞こうとお会いしましたが、キリスト教の宗派間の対立の話になりました。どんな宗教でも「寛容の精神が非常に重要だ」、ということで意気投合しました。彼はS教会という独立した教会の信者、私はカトリック小金井教会へ行っています。

今日は日曜日なので彼のS教会の集会へ参加して来ました。

============その為の準備==============
小金井教会へは昨夕の夜6時からのミサへ家内と行きました。ミサは比較的少人数で始めから終わりまで、美しい旋律の歌で行います。祈りや対話も歌になっています。聖書の朗読と山本神父様の説教だけは歌でありません。夜の静けさの中の歌ミサは神秘的で良いものです。

仏教にも声明(しょうみょう)があります。カトリックの歌ミサを聞きながらそれを思い出していました。兵庫県の山間地のお寺の住職をしていた叔父の読経の声を思い出していました。そして今日、お会いするオカブさんと牧師のT師のためにもお祈りをしました。ネットの上で知り合ったオカブさんは私にとっては、「宗派の壁を越える」ということを教えてくれた特別の友人になりました。

================================

S教会は世田谷区にあります。10時15分から45分まではネット友のオカブさんの司会と講話で「祈りの会」がありました。終わりに参加者全員が神への祈りをそれぞれの内容でとなえます。これはカトリックには無い祈りのスタイルなので何かとても新鮮に感じました。

礼拝は10時45分から12時15分までありました。

一番驚いたのは祭壇の中央に一人の若い女性が立って司式や聖書の朗読をします。T牧師様は説教のときだけ祭壇に登ります。カトリックのような法服を着ていません。平服の背広・ネクタイです。聖餅や葡萄酒を配るのも平服の一般信者です。カトリックでは美しい法衣を着た山本主任司祭様が司式、先唱、祈り、など全てを執り行います。聖餅を配るのは司祭様です。女性が祭壇の中央で司式することは絶対にありません。

T牧師様の説教はパウロの投獄に関する話でした。神学者のように厳密に、誠実に話を進めていました。この独立した教会の理論的主柱になっている牧師様という印象を受けました。

オカブさんは隣に座って、何かと世話をしてくれます。お陰でくつろいだ気分で礼拝を楽しむことが出来ました。奥様がオルガンを弾いて前奏、聖歌の伴奏、後奏をなさっています。

礼拝の後でT牧師様やオカブさん達とコーヒーを飲みながら雑談をしました。

カトリック教会のミサとS教会の礼拝を比較すると両者の違いが明解に分かります。

(1)S教会は信者の寄付だけで牧師様の生活費を含めた全ての経費を独立採算制で運営しています。カトリック教会は本部との連携決算で完全な独立採算制ではないのです。この違いは信者一人一人の責任感の上で大きな違いが生じます。

(2)S教会では聖職者と一般信者の間に上下関係がないので、平等感が支配的です。カトリック小金井教会では山本神父様を信仰の厚い指導者として上に置き、崇め、尊敬するのです。

(3)S教会では信者全員が一致協力して自分たちの信仰の集団を維持、発展させています。素朴な手作りの教会です。一方カトリック教会はローマ法王を頂点にした全世界にまたがる強大な組織であり、自分たちの手作りという感じが希薄です。

皆様はキリスト教徒でない方々も多いと思います。しかし上の3つの違いの長所短所を容易にご想像出来ると存じます。

上に書いたことは、厳密ではありませんが、キリスト教のプロテスタント宗派(S教会)と旧教(カトリック)の相違と言えるのではないでしょうか。

蛇足ながら私はカトリックです。死ぬまでカトリックでありたいと思っています。しかし他の宗派の良いところは理解し、尊敬しています。仏教についても良いところは尊敬しています。宗教で一番重要なのは「寛容の精神」と信じています。

今日はネットで知り合った友人のオカブさんのお陰で信仰を広げ、深めることが出来ました。感謝致しております。オカブさん、有難う御座いました。(終わり)

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。    藤山杜人


満開の白梅、紅梅の写真をお楽しみください

2009年02月21日 | 写真

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満開の白梅、紅梅の写真をお楽しみ頂ければ嬉しく存じます。

撮影場所:東京都府中市立、府中郷土の森博物館の梅園、撮影日時:2月21日午後2時頃、 撮影者:Mrs.藤山。アクセス方法や開花情報は:http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/       

尚、梅まつりは2月1日から3月8日(日)までです。


「心の扉を開ける、扉を静かに叩く、そして、」

2009年02月21日 | 日記・エッセイ・コラム

私は3つのSNSに登録しています。「みんなの足跡」、BYOOL,そして趣味人倶楽部です。これらのネット上のクラブでは会員の年齢、性別、略歴、趣味などが紹介してあって、それを見て友人関係を申し込むことが出来ます。友人の申請を相手に送るのです。それに対して相手が返事をくれます。

私個人は「ネット社会」はバーチャル社会ではなく、生きた人間が構成している実態のある社会と信頼しています。

ところが入会以後数カ月も経ちましたが、誰も友人になって下さいと申しこんで来ません。たまに来るのは商品宣伝をしている人々ばかりです。そこで考えました。「座して待っていることは心を閉ざしていることと同じだ」と。この思いが強くなってきました。私の堅く閉まった心の扉を開けて、相手の扉をそっと叩いて見ました。

「こんな私ですが友人になって下さい」と、お願いのメールを数十人の方々へ送りました。大部分の方々からはお受けします、と返事が来ました。返事のメールの中の個人的な情報を削除して編集した内容を下記に示します。

お受けしますという返事は数十通来ましたが、その中から15通だけ示します。お断りしますという返事は3通だけ頂きました。(最後の(16)(17)(18)です。)

(1)人間の本質は「真心」です。

私のような者に友人の誘いをありがとうございます。
人生の先輩である方とお友達になれることは願ってもないことです。
私は長い間、ネットを通じて多くの友人もできました。多くの困難や誹謗中傷なども経験し、傷ついたりもいたしました。しかしながら人間の本質は、心の真ん中は「真心」だと信じております。
礼儀を逸することもございましょうが、どうかよろしくお願い申します。

(2)親子ほど年が違いますが。

こんばんは。マイフレ申請、ありがとうございます。
出身が同じ宮城県という事で、とても親近感を感じます。私は、仙北の登米市です。
どうぞよろしくお願い致します。たくさんのマイフレさんおみえですね。まあ親子ほど違いますけど(微笑)。僕もいろいろ経験いています。ネットは良いところですね。見ず知らずの人からいろいろ教えていただける。馬上の少年は過ぎ、世平らかにして白髪多し・・・ですかね。よろしくです。

(3)価値観も同じですね。

拝復 ご丁寧に有難うございます。喜んでマイフレンドのお仲間に入れて頂きます。
昭和10年か11年のお生まれですか。私は9年生まれです。
お話も価値観も共通点が多いことと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。

(4)来るものは拒まず 去るものを追わずの主義

我が家には垣根は有りません。私は常にオープンです。
失礼な物言いに聞こえたら申し訳ないことですが、あえて言わせていただくなら来るものは拒まず 去るものを追わずの主義です。
ご期待にそえるかどうかは分かりませんが、一生懸命に お相手させて頂くつもりではおります。こちらこそ どうぞ宜しくお願い申し上げます

(5)丁度10歳年上ですね。

少しだけホームページを拝見させていただきました。「マイフレンド」お申し込みは喜んでお受けいたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。ちょうど10歳先輩になりますね。
地理的には離れていますが、ある習い事の先生も東京の方で遠隔地から指導していただいています。
まだ寒さが和らがず身体に応えますのでお気をつけ下さい。とりあえずお返事まで。

(6)いろんなジャンルの方との交流は、人生を楽しくする。

フレンドへのご申請、光栄に存じます。いろんなジャンルの方との交流は、人生を楽しくする上からも欠かせないと思います。思索と行動と相俟ってこそ人生が充実するものと確信しています。友人は大きな宝です。
時々失礼な、文面も登場するやも知れませんが、ご寛容頂き、今後とも、ご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。
先ずは取敢えず、ご挨拶旁々。

(7)モンゴルではお正月の準備で大変忙しいです。、


離れ島の生活を考える

2009年02月20日 | 日記・エッセイ・コラム

趣味の山小屋がある山梨県の旧武川村は、江戸時代、幕府の直轄領で、有名な武川米がとれ年貢として納めていた。現在でも見事な水田が広がっている。家々には白壁の蔵があり立派な農家が連なっている。いつも通るたびに、良い米のとれる農村には都会より豊かな生活があると感心する。

これと対照的なのが八丈島である。風景があくまでも雄大であるが、水田が無い。強い台風に備えて、家々が低く、トタン屋根だ。外見からは、質素な家に見える。ところが、古い家程柱や梁が都会の家より一まわり二まわり太い材を利用していて立派なそうだ。(コメント欄にあるように、島で知り合った歴史民俗資料館の細谷昇司さんが教えてくれましたので、この部分は後から訂正しました)

島の人々の所得は、個々により違うが、フエニックスロベレニーの国内生産が、八丈島が、ほぼ100%をしめている為かなり高いのだ。ロベはお年寄りでもできるので、特に高齢者は、お金持ちという話を聞く。

更に細谷さんは、江戸時代から昭和初期まであった水田の写真、水配分の堰石の写真、現在の水田跡の散歩道にある記念碑の写真を送ってくれました。

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昭和時代まで水田があって米が取れていたのに何故無くなったのか?水田こそが富のシンボルと思い込んでいたので非常に不思議に思い、また細谷さんへ詳しく聞いてみました。そうしたら右端の写真の石碑に下のようなことが書いてあると教えてくれました。

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島の中央平野は水田地帯でした。明治になると国の殖産政策或いは自給自足から商品経済への移行もあって八丈島にも新しい作物が導入され営利性を求める農業形態が奨励されるようになりました。野菜以外に島の気候風土を生かして発展したのが花卉園芸です。戦前からフリージア、水仙、合等の球根を栽培していましたが、戦後になるとフェニックス・ロベレニー(通称ロベ)等が高値で取引される事から年々花卉園芸が増加の一途を辿り水田が無くなり水田の形を残したまま畑として利用しています。この一帯の畑は昔は水田でした。

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これを読みますと、減反政策より以前の事のようです。水田としての土壌もよくなく、台風など自然災害もあり、米作は大変と言うこともあって、お金にもなり、自然災害にそれ程左右されないロベに移行したと考えられます。八丈島の水田は石がゴロゴロしていて、それを根気よく拾い、水田の外へ投げていたのです。それで「石投げ踊り」という盆踊りが残っているそうです。と、細谷さんが後からメールで教えてくれました。
現在の八丈島の主な産業は、観葉植物やラン、アロエなどの花卉園芸と漁業と焼酎、黄八丈などだそうです。下の写真は島の農家の様子、観葉植物の栽培畑、漁船の写真です。
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島の生活はを知るために大きなスーパーマーケットへ入って見ました。
売っている商品は東京と同じです。秋田コマチや魚沼産のコシヒカリも売っています。豊な食生活です。台風のため家々が低く作ってあり、豪華な家に見えないだけなのだ。
もっと突っ込んだ取材がしたくなりました。図書館で島の産業や歴史の本を見ました。でも人々の感じ方は書いていません。そこで八丈富士の外周にあるアロエ園の事務所の2人のおばさんへ聞いてみました。2人とも「島は天国だ!」と断言します。暖かくて食べ物に不自由がなく、町立病院も立派だし老後の心配は無い。と、明るいのです。
ただ一つ。島には大学が無いので高校を卒業すると皆な東京へ行ってしまう。あちらで就職して帰ってこない。人口が1万人以上居たのが今では8500人になってしまった。とそれだけが淋しそうです。孫を連れて里帰りをしてくれるので、それが楽しみだそうです。
住めば都で、離島の人生は不便なこともあるが、そのために生の充実感が大きいのだと思います。
私が離れ島や交通の不便な山郷へ行くのは、自然ととけあった生活を見て人生の充実感を想像するためなのです。元気になります。人生に対して積極的になります。楽天的にもなります。
そこの生活は部外者には不便なように見えますが、本人達にとっては天国なのです。(続く)

今朝は冷たい雨ー心が晴れる写真をお送りします

2009年02月20日 | 写真

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今日は朝から冷たい雨が降っています。暗い空です。でも日本は広いから青空が広がっている地方もあるでしょう。そんな事を想像しながら、冷雨や雪の降っている地方にお住まいの方々の為に、八丈島の植物公園、温室内の温かい空気を、そして常夏の花々の写真をお送りいたします。1月29日に撮影した写真です。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。     藤山杜人