@小屋の位置と庭の造り方の関係を考え楽しく作る!
前回のような手順で公道のある山林を100坪から1000坪の広さで購入したとすます。その後どのように小屋を作るかは各人各様で良いのです。
今回は理想的な小屋の作り方と庭の造り方の一つの例を示そうと思います。
鬼家雅雄さんの小屋の作りかたは多くの人々が羨むような進め方と思います。
鬼家雅雄さん自身のことはご本人のブログ:
http://park23.wakwak.com./~satoyama66/ に詳しく出ています。
鬼家さんとは平成4年以来のお付き合いです。心優しく、すなおで、そしてかなりのロマンチストです。このご性格が小屋の構造、配置と庭の小川と池の様子に反映し訪れる人の心を和ませます。
東側に谷川、そしてなだらかな日当たりの良い斜面、それに続く1000坪ほどの雑木林の平地。まずプレハブの生活用の母屋を作ったそうです。それからが実に面白いのです。まず母屋のそばに3階立ての見晴らしの良い小部屋を作り無線交信の趣味の場所にしました。その下に暖炉のある部屋も作りました。
その次が母屋から数メートル離して木工の趣味の広い部屋を鉄筋コンクリートで自作しました。この部屋の2階は広い夏用の寝室と鉢植え用の屋上にしました。
母屋の2階と趣味の部屋の2階をつなぐアーチ形の天空にかかる橋を作りました。
ここに示した写真がこの天空の橋です。この橋を渡るときの爽快感が素晴らしいのですが、渡り切ったところにはガラス張りの小部屋があり陽が明るく射し込んでいます。夕日を見ながらビールを飲む部屋だそうです。
小部屋の右手奥には種々の草花を育てる鉢植え用の広い屋上が広がっています。
この写真では冬なので鉢植えは無くただ広い空間があります。その向こうに夏用の寝室の窓が見えます。
谷川へ続く斜面には水芭蕉を植えた池と谷川の向こう側にはこの写真のような大きな池を作り魚を放してあります。青サギやカワセミが魚を取りによく来るそうです。
母屋には冬用の居間と風呂部屋があります。白い玉石を敷き詰めた水洗トイレの部屋もあります。
鬼家雅雄さんは始めのプレハブの母屋以外は全てご自分で少しずつ作ってきたそうです。
この最後の写真の示すように人里はなれた山林の中に植物栽培や木工の趣味を楽しむ部屋をゆっくり作りあげました。天空の橋を行き来しながら春夏秋冬の季節の移り変わりを悠々と見下ろしています。55歳くらいで早めに引退し、山林の中に引っ越してきました。
山林の中に小屋を作る場合の理想的な作り方でないかと長年考えていましたのでご紹介しました。(続く)
八ヶ岳周辺には、本当に素晴らしい景観と色々な施設がありますね、小生も2回ばかり訪ねましたが、勿論シーズン中とあって、結構人も多く、やはりこのままでは何れ俗化するのではと思わされました。でも今回の貴殿の初冬の写真は、澄み切った空気と青空で、やはり都会の喧騒からは開放される別天地かと思わされます。
ところで写真の「蕎麦の翁」は中央道の小淵沢インターをおりて近いのでは。一度行った覚えがありますが。
フォト・アルバムの白樺林の写真の中にある親指風のモニュメントと言うか、展示物は何ですか。
いつもブログの写真楽しませて頂きながら、下らぬコメントなんぞ臆目も無く出し申し訳ありません。
今年もほんとに残り少なくなりました、どうかお揃いで良き新年をお迎え下さい。
投稿 zebra1192 | 2007/12/29 10:34