ホテルは文化です。ロマンがあります。私の若い時からの憧れでした。
帝国ホテル、上高地の帝国ホテル、箱根の富士屋ホテル、日光の金谷ホテル、軽井沢の万平ホテル、河口湖の富士ビューホテル、などなどです。日本の古き良き時代の香りが漂っています。
そしてもう一つ、横濱のホテルニューグランドです。窓の外には白い大きな船が見えます。
1960年代まで山中湖にニューグランドが経営する夏だけの山中湖ニューグランドがありました。家族とともに泊りました。その後、山中湖の夏のホテルは廃業してしまいました。
そんな思い出もあるので、横濱のホテルニューグランドに泊ってみたり、お茶だけを飲みに寄ったりします。
先日も久しぶりに寄って写真を撮ってきました。写真をご覧になって古き良き時代を偲んで頂ければ嬉しく思います。
・海側から見たホテルの玄関です。そして下はその中庭です。
・2階に上がると広いロビーがあり、あちこちにソファーがありのんびり出来ます。窓の外には氷川丸が見えます。
・下は少し遠方の大桟橋に係留されている白い船です。コーヒーとケーキの気楽な観光コースや湾内一周のディナーコースなどがあります。乗ってみると古いヨーロッパの客船の雰囲気が漂っていました。昔は大西洋を渡る長距離の客船でした。
そして下に「横浜の時を旅する ホテルニューグランドの魔法」と題する一冊の本をご紹介いたします。
==================================
横浜の時を旅する ホテルニューグランドの魔法
山崎 洋子 (著)、大森 裕之 (写真)
関東大震災からの復興を期して建てられ、マッカーサー、チャップリン、裕次郎、大作家たちが泊まった一流ホテル。 ここには、横浜と近代日本の歴史を知るヒントがたくさん隠されている。
この街を愛するミステリー作家が、その魅力と楽しみ方を余すところなく教えます。
優雅でちょっと知的な横浜ぶらり旅へのいざない!
出版社:春風社
定 価:1,680円 *ホテル本館1階サンドリーショップで好評販売中!
- プロローグ 時の扉を開けて
- 開港横濱の大パノラマ
- 日本の職人技・横浜家具
- 関東大震災復興のシンボル
- 横浜の洋食店に根付くサリー・ワイルの心
- ミスター・シェイクハンドが迎えたマッカーサー
- 明治の世界一周旅行―野村みち
- 犬を連れたロシア婦人
- 大仏次郎の部屋と二人の「おはな」
- 日本の命運を賭けたニューグランドの一夜
- 不思議な形―横浜中華街
- 文豪たちを魅了した元町
- ホテル・レストランの楽しみ方
―宇佐神茂ホテルニューグランド総料理長に聞く
- 中庭の美味―イル・ジャルディーノ
- ベテラン・バーテンダーは水先案内人
- 日本は絹の国だった
- アフタヌーンティーと横浜のお茶場
- 氷川丸の数奇な年月
- インド水塔が山下公園にあるわけ
- やっぱりジャズでしょ、横浜は
- 秘密のハッピー・スポット
- ホテル・スタッフの打明け話
- あとがき
==============
山崎 洋子(やまざき・ようこ)
1986年、第32回江戸川乱歩賞を「花園の迷宮」で受賞。小説家としてデビュー。
横浜を舞台にした著作が多い。 舞台の脚本・演出も手掛ける。
2010年、地域放送文化賞(NHK主催)受賞。
近著に、『横濱 唐人お吉異聞』(講談社2011)。
2010年8月の熊野大花火で遭遇しました。
レーダーに映る影の大きいこと!半島かと思いました。
花火が終わると、夜間航行して次の神戸とかに行くのですが、ライトアップされた姿もステキでしたよ。http://blog.livedoor.jp/kaiyuujinnmarina/archives/2010-08.html#20100819