後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「今日のカトリック動画ミサ、そして江戸のサンタ・マリア」

2021年02月28日 | 日記
コロナが怖いので今週も教会のミサには出ません。その代わりカトリック関口教会かイグナチオ教会の動画配信ミサにあずかります。
今日は四旬節第2主日で、10時から始まるミサの動画配信ミサは、カトリック関口教会の、https://www.youtube.com/watch?v=5JjgfFRVU5w とイグナチオ教会のミサは、https://www.ignatius.gr.jp/news/streaming.html にあります。

今日教会に行かない方々はこの動画配信のミサにご参加なられるのも良いと存じます。

カトリック聖イグナチオ教会は上智大学の構内にありますが大学とは別組織でイエズス会が直接に管理運営しています。イグナチオ教会の信徒数は2009年(平成21年)に14,382人で信徒数では日本最大規模の教会です。
イグナチオ教会はイエズス会の創始者で初代総長のイグナチオ・ロペス・デ・ロヨラの名前にちなむ名称です。

イエズス会は1534年にイグナチオ・デ・ロヨラやフランシスコ・ザビエルらによって創設されたのです。
そのザビエルが日本へカトリックを初めて伝えたのが1549年のことでした。それからいろいろな事がありました。
禁教と隠れキリシタンの歴史が250年も続いたのです。
明治時代になり隠れキリシタンの禁教が解けます。

今日は「江戸のサンタ・マリア聖堂」とカトリック碑文谷教会の写真をお送りします。碑文谷教会「江戸のサンタ・マリア聖堂」として1954年にサレジオ会によって建立されました。
マリア像「悲しみの聖母」(江戸のサンタ・マリア)の模写が内部に掲げられています。本物の聖画は日本の国宝で、国立博物館に所蔵されています。鐘はミラノの信者から寄付されたもので、美しい音色を奏でています。







江戸のサンタ・マリアの説明;https://takeshiiinuma.at.webry.info/200410/article_2.html の抜粋です。
この聖画は日本の三大マリア像の一つで、カルロ・ドルチの傑作です。
1708年、イタリヤ人の神父、ジョアン・バプチスタ・シドッチ師はキリスト教の宣教のため屋久島に上陸しました。しかし間もなく捕えられ翌年江戸に送られ、新井白石と小石川切支丹屋敷で対面します。そして牢内で殉教しました。
このとき、シドッチ師が携えてきた物の一つが「江戸のサンタ・マリア」の画像で、「悲しみの聖母」ともいわれています。涙をうかべておられるからです。また、「親指の聖母」ともいわれています。よくご覧になると親指がでております。
本物の聖画は国宝で、国立博物館に所蔵されています。
目黒の碑文谷にあるカトリック碑文谷教会はこの「江戸のサンタ・マリア」に奉献され、聖画の模写が飾られています。
教会の住所は下記の通りです。
 〒152-0003 目黒区碑文谷1-26-24 Tel.03-3713-7624 
ホームページ:http://home.m06.itscom.net/salesio

「伊豆半島の爪木崎には春の花々が美しく咲いています」

2021年02月27日 | 写真
黒潮が洗う伊豆半島の爪木崎には12月から日本水仙の群落が咲き誇っています。それも終わりになり隣の花壇と温室には花々が美しく咲いています。海も青々として綺麗です。
終わりごろの水仙の花と花壇と温室の花々の写真をお送りいたします。最後の写真は美しい海の風景です。5枚の写真の出典は、https://www.shimoda-city.info/blog/category/event です。
爪木崎には昔、日本水仙の群落を見に何度も行きました。懐かしい嘗遊の地です。









「見事な流泉寺の枝垂れ薄紅梅の写真をお送りします」

2021年02月26日 | 写真
毎年写真を撮りに行く見事な枝垂れ梅があります。立川市の砂川3番にある流泉寺です。今年も先日旧五日市街道を根気よく辿って行きました。枝垂れ薄紅梅の写真をお送りします。









流泉寺は臨済宗建長寺派のお寺で、福正寺14世東林香玉和尚(寛文5年1665年寂)が開山となり、創建したといいます。

「剪定が美しい水戸の偕楽園の梅の花」

2021年02月25日 | 写真
梅の花を美しく見せる剪定方法は実に難しいものです。素人の私が剪定すると黒々した枝だけが目立って梅の花が美しく見えません。近所の梅園を観察してみますと「庭師が剪定しました」と言うような人工的な技巧が目立つ所があります。
関東で剪定が上手な梅林は水戸の偕楽園だと思っています。いかにも自然な風情を表わしています。そこで偕楽園の梅の花の写真をお送りいたします。
写真の出典は、https://takaphotoslog.com/landscape/plum-blossoms-of-kairakuen-gatden-in-2019 です。









偕楽園は水戸藩第の9代藩主、徳川斉昭が水戸領内の民と偕(とも)に楽しむ場にしたいと願い作りました。
そして、千波湖に臨む七面山を切り開き、1842年に造園されました。
金沢の兼六園、岡山の後楽園に並ぶ日本三名園のひとつです。
園内には、約100品種3000本の梅が植えられています。

偕楽園の名称は、中国古典の孟子の「人は民と偕(とも)に楽しむ、故に能く楽しむなり」の一節から取られたものです。
梅だけでなく、しばらくすると桜もキレイに花を咲かせます。
偕楽園は、四季折々の風景を楽しめる名園です。

「山助という鮮魚店の魚の写真です」

2021年02月23日 | 写真
最近、JR武蔵小金井駅の南側にFood Wayと言うショッピングセンターが出来その中に 山助という鮮魚店が開店しました。色々な活きの良い魚を昔風に店先に並べて売っています。今日はメバルを二匹買いました。すぐに鱗とはらわたを取り除いてくれます。先日買った天然鯛が非常に美味しかったのでメバルも期待がもてます。活きの良い魚を売ろうという意気込みが感じられる店です。今日撮って来た写真をお送りいたします。
詳しくは,http://www.yamasuke.com/ をご覧下さい。










「早春の花々の写真を見ながら春到来を待つ」

2021年02月23日 | 日記・エッセイ・コラム
皆様、お早うございます。今日は2月23日、天皇誕生の祝日です。あと少しで弥生です。早春の花々がいろいろと咲き出す季節になりました。
そこで今日は春先の花々の写真をお送りいたします。早春の花々は黄色いのが多いです。
ごゆっくりお楽しみ頂ければ嬉しく存じます。

1番目の写真はジンチョウゲの花です。このコンピューターの先の窓の下に現在咲いていて良い香りを放っています。この写真は「季節の花」というHPから転載しました。そのアドレスは、http://www.hana300.com/aasyasin03.html です。

2番目の写真はカタクリの花です。甲斐駒岳の麓の自分の山小屋に庭によく咲いていましたが東京では見かけたことが稀です。写真の出典は1番目の写真と同じです。

3番目の写真はマンサクの花です。小金井公園の梅林の奥によく咲いていました。マンサクの花の写真は「日本原産の花」を検索し、「お花の写真集」から転載しました。

4番目の写真はロウバイの花です。小金井公園で今年、自分で撮った写真です。

5番目の写真はチューリップです。上野公園で数年前に撮った写真です。

6番目の写真は日本水仙の花です。伊豆半島の爪木崎の日本水仙の群落地の売店から株を買って来ました。それから10年になりますが毎年庭に咲きます。

7番目の写真は菜の花です。写真の出典は、http://blogs.yahoo.co.jp/donky_hongkong/61486472.htmlです。
菜の花畑は小金井市にもあちこちありましたが何時の間にか無くなってしまいました。菜の花畑があった所に行くと洒落た家々が立ち並んでいます。時の流れを感じます。

皆様のお住まいの近所に早春の花々が咲いているでしょうか?
本当に春が来るのが待ちどうしいですね。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)

「東京都府中市郷土の森博物館の梅林の現在の開花状況です」

2021年02月22日 | 写真
今年は寒い冬で梅の開花も遅れているようです。しかしこの頃、暖かい日が続いているので府中市郷土の森博物館の梅林もやっと咲き出しました。現在の開花状況の写真をお送りいたします。この府中市郷土の森博物館には60種類、1100本の梅の木が植えられています。規模が非常に大きな梅林です。
写真の出典は、https://iwalkedblog.com/?p=13380 です。









「市町村が管理、運営する公園や古民家など」

2021年02月22日 | 日記・エッセイ・コラム
皆様は散歩や散策に行く時何処に行くでしょうか?行く場所はどうして探すのでしょうか?
私はインターネットで検索して探します。例えば近くの八王子市の散策の場所をインターネットで検索すると次のように出てきます。
八王子市公園一覧の検索結果は、
1、殿入中央公園、館町2428
2、長池公園、別所2丁目58
里山の原風景や雑木林など、園内はさまざまなエリアに分かれている。里山の自然や文化を紹介する自然体験学習施設もある。
3、小宮公園、 暁町2丁目41−6
標高約160mの丘陵地を整備した公園。コナラやクヌギを中心とした雑木林におおわれ、緑豊かな環境に通る小道を散策できる。
4,秋葉台公園、 別所2丁目4
5,片倉城跡公園、 片倉町2475
などなど。以下省略します。

次に「八王子は自然溢れる公園がたくさん!おすすめの公園10選」、https://aumo.jp/articles/29908 を検索した結果を示します。
1. 【片倉】歴史を感じながら散策しよう!八王子にある「片倉城跡公園」☆
2. 【上恩方町】童謡のモデルになった八王子の公園「夕やけ小やけふれあいの里」♪
3. 【上柚木】多くのスポーツ施設が揃っている!八王子の総合公園「上柚木公園」
4. 【館町】全長105mのローラー滑り台が人気!八王子にある「殿入中央公園」
5. 【下柚木】広々とした広場で自由に遊ぼう!八王子にある「富士見台公園」
6. 【別所】くねくね滑り台に乗らずにはいられない☆八王子の「秋葉台公園」
7. 【高月町】自然に囲まれながらハイキング!八王子にある「滝山公園」♪
8. 【別所】テニスコートが10面も!スポーツにおすすめな八王子の公園「松木公園」
9. 【南大沢】どんぐり拾いにも!バーベキューにも◎八王子にある「大平公園」
10. 【松ケ谷】スポーツ教室やイベントが盛りだくさん!八王子にある「大塚公園」

上記のような情報をどうのように活用するか以下に説明します。
一例を示すと先日は「長池公園」に行きました。そして「自然豊かな八王子市立長池公園に行ってきました」という記事を2021年02月20日 に掲載しました。
これだけでありません。長池公園の管理事務所に八王子市が管理している『高尾駒木野庭園』のパンフレットがありました。パンフレットには美しい庭園の写真が出ています。
そこで昨日訪問しました。なるほど見事な回遊式の庭園でした。その上高尾山を借景にして梅の花が咲いています。
東京の郊外には珍しい池泉回遊式の庭なのでその写真を5枚お送りいたします。









このように私はインターネットを駆使して散策する場所を探しています。そうすると意外にも近所にまだ知らなかった感動的な公園があるのです。市町村が管理、運営する公園や古民家などが沢山あるのです。
昭和11年に生まれ戦前、戦後に育った私は日本が豊になったとしみじみ想うのです。日本の豊さに感慨無量になります。幸福感に包まれます。一国の豊さは公園を見れば分かるのではないでしょうか?
皆様がお住まいになっている市町村にはどんな公園があるでしょうか?

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

「東京、高尾の木下沢梅林はまだ二分咲きでした」

2021年02月21日 | 写真
午後から高尾の木下沢梅林に開花状況を見に行きました。まだ二分咲きでした。
撮って来た写真を3枚お送りします。4枚目の写真は去年の満開の風景です。
4枚目の写真の出典は、https://mttakaomagazine.com/blog/1701 です。







東京の高尾は梅の名所として有名で、毎年3月の初めに「高尾梅郷梅まつり」が行われますが、その一番奥に位置する「木下沢(こげさわ)梅林」は、約1,400本もの紅梅・白梅がひときわ美しく咲き誇ります。
しかし今年の「高尾梅郷梅まつり」はコロナのため中止です。「木下沢梅林」を鑑賞するのは自由です。バスの便もあります。詳しくは、https://mttakaomagazine.com/blog/1701 ご覧下さい。


「カトリックのミサの風景写真を5枚お送りします」

2021年02月21日 | 写真
最近ミサには動画配信であずかっています。その動画の場面をデジカメで撮って、少し変わったミサの風景写真を5枚お送りします。動画を写した写真なので鮮明でありませんがその場面の意味をご理解頂ければ嬉しく存じます。

1番目の写真は2月17日の灰の水曜日イグナチオ教会のミサ風景です。左右2人の神父が信者一人一人の頭に灰を振りかけています。人間は土から生まれ灰になる儚い存在だということを忘れないように灰を振りかけるのです。

2番目の写真は関口教会の今日のミサ風景です。タルチシオ菊地功神父が司式しました。

3番目の写真は今日の関口教会のミサに挿入された洗礼志願式です。復活祭の時洗礼を受けます。それまでの40日は教義の勉強の仕上げをします。

4番目の写真はイグナチオ教会のミサに挿入された洗礼志願式です。

5番目の写真はイグナチオ教会の今日のミサ終了後の風景写真です。

カトリックでは通常のミサを行いながら特別の式典を挟み込んで行います。それは通常のミサと調和して一層意義深いものとなります。そんなわけで今日は灰を振りかける場面と洗礼志願式の場面をご紹介いたしました。



「今日もカトリック関口教会かイグナチオ教会の動画配信ミサにあずかります」

2021年02月21日 | 日記・エッセイ・コラム
コロナが怖いので今週も教会のミサには出ません。その代わりカトリック関口教会かイグナチオ教会の動画配信ミサにあずかります。
今日は四旬節第1主日で、10時から始まるミサの動画配信ミサは、カトリック関口教会の、https://www.youtube.com/watch?v=0oL8eF7rxxg とイグナチオ教会のミサは、https://www.ignatius.gr.jp/news/streaming.html にあります。

今日教会に行かない方々はこの動画配信のミサにご参加なられるのも良いと存じます。

カトリック聖イグナチオ教会は上智大学の構内にありますが大学とは別組織でイエズス会が直接に管理運営しています。イグナチオ教会の信徒数は2009年(平成21年)に14,382人で信徒数では日本最大規模の教会です。
イグナチオ教会はイエズス会の創始者で初代総長のイグナチオ・ロペス・デ・ロヨラの名前にちなむ名称です。

イエズス会は1534年にイグナチオ・デ・ロヨラやフランシスコ・ザビエルらによって創設されたのです。
そのザビエルが日本へカトリックを初めて伝えたのが1549年のことでした。それからいろいろな事がありました。
禁教と隠れキリシタンの歴史が250年も続いたのです。
明治時代になり隠れキリシタンの禁教が解けます。

今日は明治29年に作られたカトリック宮津教会教会の写真をお送りします。
この教会は京都府の日本海側の宮津市にあります。
国宝の大浦天主堂は明治12年に建てられましたが、それに次いで日本で2番目に古い教会になります。
そして現役の木造教会としては日本一古い教会なのです。
ステンドグラスの美しい畳敷きの教会です。信者は入り口で靴を脱いで畳の上を静かに歩きます。畳敷きの教会も良いものです。少し寛いで自然な気持ちで祈ることが出来のです。





「自然豊かな八王子市立長池公園に行ってきました」

2021年02月20日 | 写真
深い雑木林に囲まれて長い池があります。起伏のある道が雑木林の中に何処までも続いています。
本当に自然が豊かな公園です。撮って来た写真をお送り致します。
場所は、https://www.city.hachioji.tokyo.jp/shisetsu/109/p023779.html にあります。









「寒い季節なので熱帯の花々の写真をお送りします」

2021年02月20日 | 写真
寒い日々が続いています。一年中で今が一番寒い季節です。庭の水盤が毎朝氷っています。
寒気で身も心も縮っています。こんな時は熱帯の花々の写真を眺めると元気になります。そんな写真を探したら2009年1月29日に八丈島の温室で撮った写真がありました。
北海道や日本海側は吹雪で荒れ模様です。熱帯の花々の写真を10枚お送りしますので元気になって下さい。私も元気になりました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)



















「地方史とローカル文化の探求とその面白さ」

2021年02月18日 | 日記・エッセイ・コラム
地方の歴史やローカル文化を調べるのが私の老境の趣味です。この趣味は多くの老人の趣味のようです。老境に至ると人々は歴史が好きになります。特に地方の歴史やローカル文化に興味を持つようになります。

今日は地方を訪問して地方史を調べる方法とインターネットで調べる方法を説明しようと思います。具体的には東京の小平市の小川町の地方史と九州の佐世保市のキリスト教にまつわるローカル文化をご紹介いたします。
さて小川町から始めます。
江戸時代になる前の武蔵野は茅茫々の荒れ地で、暗い森が散在していました。遥か西には奥多摩の山並みが碧く輝いています。そんな武蔵野の雑木林に隠れるように数少ない村が散在しているだけだったのです。
しかし江戸幕府が出来ると幕府は武蔵野の開拓を勧めます。地方、地方にいる名主的な有力者や郷士が幕府の許可を得て新しい農地を広げていったのです。開拓した人の名前が現在の町名になっている所が幾つかあります。例えば小平市の小川町は小川 九郎兵衛が開拓した旧小川村の後身です。
この小平市の小川町の地方史を調べるために小川寺を訪問しました。撮って来た写真を3枚お送りします。

1番目の写真は小川寺(しょうせんじ)の山門です。臨済宗円覚寺派の寺院です。 小川寺は、小川九郎兵衛が開基となり、雪山碩林師を開山として明暦2年(1656年)頃に創建したといいます。
小川九郎兵衛の開発計画は成功します。貞享(1684-1688年)の頃には開拓者たちの懐も潤っていきました。檀家はこぞって梵鐘などを寄進したのです。
小川九郎兵衛は自費を使って農民を住み着かせ、開拓に着手する一方で、江戸市ヶ谷の月桂寺住職・雪山碩林大禅師を勧請、薬師瑠璃光如来を本尊として開山したのが醫王山小川寺です。

2番目の写真は小川寺の13佛の写真です。13佛への信仰は江戸時代に出来た日本独特の信仰です。
この13の佛像へ先祖の供養と家族の健康や豊作を祈っていたのです。不動明王、釈迦如来、地蔵菩薩、弥勒菩薩などの十三仏は冥界の審理に関わる13の仏(仏陀と菩薩)です。
小川九郎兵衛のは寛文9年婿養子市兵衛に家督を譲り、岸村の旧宅に戻ってその年の12月17日に48歳の生涯を閉じました。小川九郎兵衛安次の墓は昭和62年3月、小平市の史跡に指定されています。墓はもともと武蔵村山市の禅昌寺にあったのですが小川寺へ分骨されたのです。

3番目の写真は1674年頃の小川村の地割図です、青梅街道の下側の真ん中に小川寺があります。

小川村のあった場所は武蔵野台地でも水利に乏しい地域で人の住んでいない荒れ野でした。律令制下では武蔵国多摩郡に属し、官道である東山道武蔵路が来ていましたが人はいなかったのです。中世には鎌倉街道の道筋が南北に通過していますが、農民の定住が困難であった土地でした。
1590年に徳川家康が江戸に幕府を作ったので、江戸城築城のための資材を運ぶ運搬路が整備され、青梅から江戸までを繋ぐ青梅街道も出来ます。
承応元年11月(1652年)老中の松平信綱によって玉川上水の開削が計画され、1654年に玉川上水が完成します。
このよう情勢を受けて、1656年に武蔵国多摩郡岸村(現武蔵村山市)の郷士、小川九郎兵衛が江戸幕府に開拓の許可を出願します。1657年から小川村として開拓し、青梅街道に沿って小川用水を整備し小川新田として新田開発を行ったのです。その後小川村を中心に諸村が形成され、青梅街道沿いに小川宿が設置されたのです。
小川寺には、小川九郎兵衛の作った小川分水が現在でも流れています。
小川九郎兵衛の事業は新田の開拓だけでなく、青梅や秩父の石灰や木材などの資材運搬の馬継場を作ったのです。その馬継場は繁盛し人々の生活が潤ったのです。彼は起業家でもあったのです。
以上が小平市の小川町の地方史です。こんな地方の歴史を調べるのが私の老境の趣味です。

さて次に佐世保のキリスト教にまつわるローカル文化をご紹介いたします。インターネットで調べる方法を用いました。
まず佐世保市の中心部にあるカトリック三浦町教会から始めます。この教会は明治30年(1897)コンパス司教により設立されました。
その後、脇田浅五郎神父の尽力により、現在の教会が建立され、昭和6年(1931)10月1日早坂司教によって祝別された教会です。
戦時中は空襲を避けるためにコールタールを塗られ、 黒い教会となりました。 そして佐世保大空襲の時にもこの教会だけは全く被害を受けませんでした。佐世保市街は1945年の空襲で焼け野原になったのです。

4番目の写真は佐世保市の中心にあるカトリック三浦町教会です。

5番目の写真はカトリック三浦町教会の内部です。内部全体が白く、すべてのアーチは尖頭形で柱頭を有する円柱で、やや大きめな柱頭には入念な装飾が施されています。また天井はリブ・ヴォールド天井になっています。

6番目の写真はカトリック三浦町教会の庭にあるルルドの泉です。
この教会は佐世保駅前の小高い丘の上に聳え立ち、そのゴシック建築の美しさとともに、佐世保のローカル文化を代表する名所となっています。
佐世保は佐世保鎮守府の昔から、海軍基地としてて栄えた街で、造船所で生計をたてる人々が多く、米海軍の軍人、家族の姿も混じって見られます。佐世保の軍港としての歴史はよく知られているので、今日はあまり知られていないキリスト教にまつわるローカル文化をご紹介いたしました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)