今日の主張は欧米先進国が過去にさんざん核実験をしてきたので、後発国の北朝鮮の核実験やミサイルの発射を非難出来ないという主張です。それは公平というものではなく、先進国の傲慢だという主張です。
しかし私は北朝鮮は日本にとっても仮想敵国であり、その核保有には、先進国の核保有とともに強く反対します。
先進国のわがままは、これまで多量の炭酸ガスを放出してきた欧米諸国の地球温暖化防止交渉にも見られます。
今日はまず過去の先進国の数多くの核実験の歴史をもう一度見てみます。
さて2015年時点で、世界には約16000発の核兵器が保管されています。そしてその90%以上はアメリカとロシアが持っているのです。北朝鮮は、8発を保有しているに過ぎません。わずか0.05%です。この情報の出典は、http://useful-info.com/dprk-nuclear-test-footage です。
国連安全保障理事会は2016年2月2日、核実験と事実上の長距離弾道ミサイル発射を強行した北朝鮮に対する制裁決議を全会一致で採択しました。
しかし私はアメリカも含めた強大な核兵器保有連合が北朝鮮を非難するという構図だと感じました。巨悪が小悪を責め立てる風景に違和感を感じるのは私だけでしょうか?だからといって私が北を弁護するのではありません。国際間の歴史的公平さを夢想しているのです。
そして世界にある16000発の核兵器がこの我々が住んでいる美しい青い地球を死の荒野にしないようにと強く祈っているのです。
まず宇宙船から見た美しい地球の写真をご覧下さい。
1番目の写真は宇宙船から見た地球の写真です。出典は、http://ryoko-tatsujin.net/trend/8921/ です。
この美しい地球の上で初めての原爆実験は先の世界大戦中に行なわれました。
2番目の写真は1945年7月16日にアメリカ ネバダ州で行われた人類初の核実験の様子です
詳細はトリニティ実験を検索するとあります。
この写真の出典は、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%AE%9F%E9%A8%93 です。
3番目の写真は1953年に行われた原爆の大砲による発射実験の様子です。大砲は 280mmカノン砲を使用しました。核出力は広島に投下されたのと同じ15ktですが、原爆を大砲で撃つという実戦的な核実験でした。
写真の出典はhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%AE%9F%E9%A8%93 です。
4番目の写真は北朝鮮水爆核実験の行われた豊渓里の場所を示す地図です。出典は、http://useful-info.com/dprk-nuclear-test-footage です。
このような写真で示した核実験は過去に非常に数多くなされて来ました。
核実験を行ってきた国々はアメリカ合衆国、ソ連、イギリス、フランス、中華人民共和国、インド、パキスタン、朝鮮民主主義人民共和国などです。
核実験は1945年から約半世紀の間に2379回も各国で行われたのです。そのエネルギーはTNT換算で530メガトンで、これは広島へ投下されたリトルボーイの3万5千発以上に相当するそうです。恐ろしいことではありませんか?
5番目の写真は各国の核実験の回数を縦軸に、1945年から2014年までの年号を横軸に示した図面です。
出典は、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%AE%9F%E9%A8%93 です。
このような多数の核実験が大部分終わってしまってから北朝鮮が核実験に以下のように乗り出したのです。
2006年10月9日 咸鏡北道吉州郡豊渓里で初の核実験。
2009年5月25日 咸鏡北道吉州郡豊渓里で2回目の核実験。
2013年2月12日 咸鏡北道吉州郡豊渓里で3回目の核実験[8]。
2016年1月6日 咸鏡北道吉州郡豊渓里で初の水爆実験。しかしこの実験の水素爆弾というのは疑わしい見方も多い。
2016年9月9日 5回目の核実験。
私は何度も書くように北朝鮮も含めた全ての国の原爆保有に強く反対する立場です。しかし北朝鮮だけ非難する最近のマスコミの風潮には疑問を感じているのです。
例えば長距離ミサイルの発射で、北朝鮮だけを非難する報道がなされていますが、以下のネット報道のようにアメリカも同様の実験をしているのです。
『米国空軍がICBM発射実験 北朝鮮をけん制か』 (2017年8月3日)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000106843.html
北朝鮮情勢が緊迫するなか、アメリカ空軍が今年4回目となるICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験をしました。
8月2日午前2時すぎ、カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から大陸間弾道ミサイル「ミニットマン3」が発射されました。ミニットマン3は核弾頭の搭載が可能ですが、今回は搭載していません。アメリカ空軍はミサイルが7000キロ近く離れたマーシャル諸島に落下し、実験は成功したと発表しました。アメリカ空軍は「性能を確かめるための予定通りのテストだ」としていますが、北朝鮮に対する警告や牽制の狙いもあるとみられています。
このようにアメリカは自由に太平洋に大陸間弾道ミサイルを撃ち込んでいますが、日本のマスコミは大きく報道しません。
北朝鮮がミサイルの実験をするたびに小学校などの防空演習をし、マスコミは大騒ぎをします。
防空演習で再軍備の強化を促進しやすい社会の雰囲気になることは仕方のないことです。
それにしても北朝鮮がミサイル実験のたびに大騒ぎをする日本の様子を韓国のマスコミが冷笑しているという記事を見ました。
もう少し大局的に冷静に対応できないものでしょうか?
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)
====参考資料================================
アメリカの太平洋のマーシャル諸島での核実験;
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%AE%9F%E9%A8%93
1946年7月1日からアメリカ軍占領下にある日本の委任統治領であるマーシャル諸島のビキニ環礁で核実験を行い、1947年にアメリカ領となった後も核実験を継続し、エニウェトク環礁と合わせて67回の核実験を行った[2][3]。
1946年7月、原爆実験クロスロード作戦では、日本の戦艦長門など約70隻の艦艇が標的として集められ、そこを原爆で攻撃して効果を測定した。1回目は7月1日に実験(エイブル)し、2回目(ベイカー)は7月25日に行なわれた。
その後、太平洋核実験場として指定され、1954年3月1日ビキニ環礁で水爆実験(キャッスル作戦)では、実験計画では数Mtクラスの爆発力と見積もっていたものが、実際には15Mtの爆発力があったため予想よりも広範囲に死の灰が拡散して、多数の被曝者を出した。
ビキニ環礁の島民は、強制的にロンゲリック環礁へ移住させられ、現在に至るまで帰島できない。
日本のマグロ漁船第五福竜丸など数百〜千隻の漁船が死の灰で被曝した。
240km離れたロンゲラップ環礁にも死の灰が降り、実験の3日後に住民全員が強制避難させられた。
ビキニ環礁面積の80%のサンゴ礁が回復しているが、28種のサンゴが原水爆実験で絶滅した。
しかし私は北朝鮮は日本にとっても仮想敵国であり、その核保有には、先進国の核保有とともに強く反対します。
先進国のわがままは、これまで多量の炭酸ガスを放出してきた欧米諸国の地球温暖化防止交渉にも見られます。
今日はまず過去の先進国の数多くの核実験の歴史をもう一度見てみます。
さて2015年時点で、世界には約16000発の核兵器が保管されています。そしてその90%以上はアメリカとロシアが持っているのです。北朝鮮は、8発を保有しているに過ぎません。わずか0.05%です。この情報の出典は、http://useful-info.com/dprk-nuclear-test-footage です。
国連安全保障理事会は2016年2月2日、核実験と事実上の長距離弾道ミサイル発射を強行した北朝鮮に対する制裁決議を全会一致で採択しました。
しかし私はアメリカも含めた強大な核兵器保有連合が北朝鮮を非難するという構図だと感じました。巨悪が小悪を責め立てる風景に違和感を感じるのは私だけでしょうか?だからといって私が北を弁護するのではありません。国際間の歴史的公平さを夢想しているのです。
そして世界にある16000発の核兵器がこの我々が住んでいる美しい青い地球を死の荒野にしないようにと強く祈っているのです。
まず宇宙船から見た美しい地球の写真をご覧下さい。
1番目の写真は宇宙船から見た地球の写真です。出典は、http://ryoko-tatsujin.net/trend/8921/ です。
この美しい地球の上で初めての原爆実験は先の世界大戦中に行なわれました。
2番目の写真は1945年7月16日にアメリカ ネバダ州で行われた人類初の核実験の様子です
詳細はトリニティ実験を検索するとあります。
この写真の出典は、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%AE%9F%E9%A8%93 です。
3番目の写真は1953年に行われた原爆の大砲による発射実験の様子です。大砲は 280mmカノン砲を使用しました。核出力は広島に投下されたのと同じ15ktですが、原爆を大砲で撃つという実戦的な核実験でした。
写真の出典はhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%AE%9F%E9%A8%93 です。
4番目の写真は北朝鮮水爆核実験の行われた豊渓里の場所を示す地図です。出典は、http://useful-info.com/dprk-nuclear-test-footage です。
このような写真で示した核実験は過去に非常に数多くなされて来ました。
核実験を行ってきた国々はアメリカ合衆国、ソ連、イギリス、フランス、中華人民共和国、インド、パキスタン、朝鮮民主主義人民共和国などです。
核実験は1945年から約半世紀の間に2379回も各国で行われたのです。そのエネルギーはTNT換算で530メガトンで、これは広島へ投下されたリトルボーイの3万5千発以上に相当するそうです。恐ろしいことではありませんか?
5番目の写真は各国の核実験の回数を縦軸に、1945年から2014年までの年号を横軸に示した図面です。
出典は、https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%AE%9F%E9%A8%93 です。
このような多数の核実験が大部分終わってしまってから北朝鮮が核実験に以下のように乗り出したのです。
2006年10月9日 咸鏡北道吉州郡豊渓里で初の核実験。
2009年5月25日 咸鏡北道吉州郡豊渓里で2回目の核実験。
2013年2月12日 咸鏡北道吉州郡豊渓里で3回目の核実験[8]。
2016年1月6日 咸鏡北道吉州郡豊渓里で初の水爆実験。しかしこの実験の水素爆弾というのは疑わしい見方も多い。
2016年9月9日 5回目の核実験。
私は何度も書くように北朝鮮も含めた全ての国の原爆保有に強く反対する立場です。しかし北朝鮮だけ非難する最近のマスコミの風潮には疑問を感じているのです。
例えば長距離ミサイルの発射で、北朝鮮だけを非難する報道がなされていますが、以下のネット報道のようにアメリカも同様の実験をしているのです。
『米国空軍がICBM発射実験 北朝鮮をけん制か』 (2017年8月3日)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000106843.html
北朝鮮情勢が緊迫するなか、アメリカ空軍が今年4回目となるICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射実験をしました。
8月2日午前2時すぎ、カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地から大陸間弾道ミサイル「ミニットマン3」が発射されました。ミニットマン3は核弾頭の搭載が可能ですが、今回は搭載していません。アメリカ空軍はミサイルが7000キロ近く離れたマーシャル諸島に落下し、実験は成功したと発表しました。アメリカ空軍は「性能を確かめるための予定通りのテストだ」としていますが、北朝鮮に対する警告や牽制の狙いもあるとみられています。
このようにアメリカは自由に太平洋に大陸間弾道ミサイルを撃ち込んでいますが、日本のマスコミは大きく報道しません。
北朝鮮がミサイルの実験をするたびに小学校などの防空演習をし、マスコミは大騒ぎをします。
防空演習で再軍備の強化を促進しやすい社会の雰囲気になることは仕方のないことです。
それにしても北朝鮮がミサイル実験のたびに大騒ぎをする日本の様子を韓国のマスコミが冷笑しているという記事を見ました。
もう少し大局的に冷静に対応できないものでしょうか?
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)
====参考資料================================
アメリカの太平洋のマーシャル諸島での核実験;
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B8%E5%AE%9F%E9%A8%93
1946年7月1日からアメリカ軍占領下にある日本の委任統治領であるマーシャル諸島のビキニ環礁で核実験を行い、1947年にアメリカ領となった後も核実験を継続し、エニウェトク環礁と合わせて67回の核実験を行った[2][3]。
1946年7月、原爆実験クロスロード作戦では、日本の戦艦長門など約70隻の艦艇が標的として集められ、そこを原爆で攻撃して効果を測定した。1回目は7月1日に実験(エイブル)し、2回目(ベイカー)は7月25日に行なわれた。
その後、太平洋核実験場として指定され、1954年3月1日ビキニ環礁で水爆実験(キャッスル作戦)では、実験計画では数Mtクラスの爆発力と見積もっていたものが、実際には15Mtの爆発力があったため予想よりも広範囲に死の灰が拡散して、多数の被曝者を出した。
ビキニ環礁の島民は、強制的にロンゲリック環礁へ移住させられ、現在に至るまで帰島できない。
日本のマグロ漁船第五福竜丸など数百〜千隻の漁船が死の灰で被曝した。
240km離れたロンゲラップ環礁にも死の灰が降り、実験の3日後に住民全員が強制避難させられた。
ビキニ環礁面積の80%のサンゴ礁が回復しているが、28種のサンゴが原水爆実験で絶滅した。