平塚馬入橋から129号線を経て伊勢原の「あやめの里」へ行ってきました。
伊勢原市内に入り田園風景の中、その先に霊峰富士山が見事な姿で迎えてくれました。
今年のあやめ祭りは1週間先ではあるが、今年は開花が例年より早いと聞いていたので期待していたが、昨年の見頃時期と比べると、やや早かったようでした。
会場に入ると、歌川河畔の田園には、紫、白、黄など色とりどりの早咲きの花菖蒲が満開となっていました。遥か里の先には、富士山の姿も見えています
「あやめの里」は、「かながわの花の名所100選」にも選ばれており、その数は200種類、約2万株と言われています。
品種の異なるものはこれから開花時期を迎えるそうですが、保存会の方々は咲き終わった花の摘み取りなど手入れに余念がなく、美しい開花の陰には大変なご尽力があるようです。
ハナショウブの田の周囲には、アジサイやピンクの花が色鮮やかに彩を添えています。
会場を後にして、近くの柏木牧場に立ち寄り定番のソフトクリームを頂いたが、噂通りの特番で舌鼓を打ちました・・・
帰路に戸沢橋へ向かうと道脇には、「大山道 右:戸田の渡し、左:ほしのや観音」と記した立派な道標が立ち、過っての大山詣での道だったようです。
さらに戸沢橋へ来ると、江戸時代の大山道の一部として、「戸田の渡し」があったところで、戸田村と門沢橋村を結んだ庶民の足となっていたと記されています。
橋を渡って門沢橋側に入ると、こちらにも「大山道」と記した貴重な道標が残されていました。
案内によると、現在の戸塚柏尾から藤沢長後を経て大山へ向かう「柏尾通」の一部だったようです。
思わぬ歴史道を走っての青春ならぬ老人サイクリングとなったが、初夏の爽やかなロングライドを楽しみました。