久しぶりに赤坂の繁華街の一ッ木通りから「赤坂不動尊」に立ち寄ってみました。
案内によると江戸時代に紀州藩徳川家の祈願寺となっていたそうで、小さな社ですが約400年の歴史のある古刹だそうです。
参道の坂を上ったところに真っ赤に塗られた拝殿があり、ご本尊を拝むことが出来ました。
江戸の火災や大震災の災害を逃れており、地元の皆さんの信仰を集めるお不動さまになっているそうです。
拝殿の脇には、不動明王尊像が鎮座しており、悪魔を寄せ付けない怒りの様相が印象的でした。
赤坂不動を後にして、246号青山通り沿いにある赤坂豊川稲荷に久しぶりに参拝したが、前回の訪問は何年前だったか記憶も定かでなく、すっかりイメージが変わっていました。
九郎九坂上に山門があり、緑に包まれた狐の森のようですね・・・
狛犬ならぬお狐さまが守る拝殿に参拝し境内を回ってみると、多くの境内社が祀られていました。
八角三段の霊狐塚には、数えきれないほどの霊狐が並んでおり、信者から奉納されたものだそうで、大小の豊かな表情の御狐が面白いですね。
また、境内には大黒天・恵比寿・毘沙門天・福禄寿・府袋尊・寿老人・弁財天の石像が鎮座しており、その表情も独特のものがありました。
境内の奥には、福を生む「宇賀神王」、健康をもたらす「太郎稲荷」、円満な対人関係をもたらす「徳七郎稲荷」の三神殿が並び、さらにその奥には、愛染明王の石像が見られます。
狐さまの化身だろうかと思われる美人さんも丁度私の前でお参りされていましたね・・
拝殿の横には、大岡越前守忠相公の御廟がありましたが、案内によると、元は大岡越前守の屋敷跡だったそうで、豊川稲荷を勧請して信仰していたとか・・・
我が家近くの茅ヶ崎の浄見寺は菩提寺になっています。
決して広くはない境内ですが、他にも紅白の千本幟や身替わり地蔵や子宝観音、融通稲荷・・・など見どころ一杯で、真夏日の暑さを忘れて恵みを授かっていました。