横浜みなとみらい地区にある日本丸メモリアルパークの「帆船日本丸」の総帆展帆を久しぶりに観てきました。
総帆展帆(すべての帆を拡げる)は、今年度も、12回開催される予定になっており、展帆作業は約100名のボランテイアの皆さんが、マストに登り29枚の帆(セイル)を1枚づつ拡げていく見応えのあるものでした。
この日は、船尾から強い風が吹いており作業の実施が心配されていたが、ボランテイアの皆さんはマストからトップヤードのロープに渡り、セイルを縛る作業が進められて、地上からハラハラしながら眺めていました。
29枚のセイルには、無数のロールが張り巡らせており、その1本1本が青空をバックに美しい帆船を構成しています。
展帆は、フォア・メイン・ミズンの3本のマストのセイル18枚が、この日は風下のマストから一枚づつ進められていました。
マストの展帆作業の後には、マストの前後のジブ・セイルの展帆へと進んでいましたが、全てリーダーの掛け声の元、テキパキと進められる作業は、実に見応えがありました。
甲板上でワッショイ・ワッショイ・・とボランテイアの皆さんの勇壮な掛け声で綱を引きセイルが拡がっていますが、ボラテイアの中には多くの女性の姿も見られます。
日本丸が浮かぶ1号ドックの周辺には、久しぶりに多くの観客が取り巻き賑わっていました。
約1時間で29枚のセイルが張り終わり、「太平洋の白鳥」と言われる美しい姿がみなとみらいに浮かび上がっていました。
芝生広場から眺める総帆展帆の日本丸の姿も、久しぶりのMM地区の光景となっていました。
また、日本丸を囲むように1号ドック周辺には、恒例となったフリーマーケットが人気を呼んでいたようです。