鎌倉・古民家ミュージアムから、明月院通りが大混雑でしたので明月院を諦めて浄智寺から建長寺へと向かいました。
浄智寺の苔生した石段の参道を登りきったところで迎える鐘楼門は、中国スタイルの花頭窓のある山門で鎌倉五山の第四位に相応しい風格を感じますね。
丁度、雨脚も強くなってきたので、境内に入るのを止めて建長寺へと急いだ。
丁度、浄智寺前には、見事なネイビーブルーのガクアジサイがしっとりと雨に濡れて実に美しい姿を見せてくれました。
建長寺では、三門をくぐると仏殿の近くでは、山肌に向かって一面にアジサイの群生が見られましたが、この時期ならではの光景でした。
この日 方丈では、「死を語る」という法話が開催されていましたが、方丈殿前の唐門は増上寺から移築されて建立当時の姿に修復された姿で、雨上がりの中で光り輝いていました。
法堂に一歩入ると、天井には圧倒的な迫力のある雲龍図の大作が迫ってくるようでした。
増上寺から唐門と共に移設されたお江の霊屋であった仏殿では、格式ある建物と共に彫物や格天井には鳳凰などの画が描かれており、実に絢爛豪華な雰囲気が漂っています。
仏殿の前庭には、アジサイが満開となって雨の静かな境内に色を添えていました。
建長寺を後にして、北鎌倉駅へと戻りながら明月院へ立ち寄ってみましたが、明月院通りは相変わらず混雑しており、通りに面した姫あじさいの群生が満開となっており、記念写真撮影ポイントとなっていました。