575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

甘草の芽のとびとびのひとならび     高野素十

2006年03月06日 | Weblog
 俳句雑誌に「本当に名句?」なる特集があった。
 タイトルの句も俎上にのせられていた。恐々見たが少なくとも景が読めない句ではなくて安心した。
 しかし 次に何故問題なのかが分からなくてガッカリした。この句への評価は
曰く
  〇虚子の普遍性の対極にある主観の極みだ。 
  〇作者の主観を季題に託し、いかに客観的に伝えられるかの客観写生の技。
  〇言葉が弾みすぎ、いかにも軽薄なリズムに浮き立っている。
  〇技術と演出の極みとも言える句だ。
  〇写生・擬態法という両極の手法を統一した表現を駆使した句の限界への挑戦
等々
 やはり俳句一年生にはちんぷんかんぷん。 俳句で食ってる人は違いますな。
                         
コメント (7)
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