575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

「鳥の巣に鳥が入ってゆくところ」      波多野爽波

2006年03月11日 | Weblog
再び「本当に名句なのか?」(俳句2月号)より
 
 小学生に見たままを5・7・5で書きなさいといって、鳥が巣に入ってゆく所をビデオで見せます。
 それから「鳥の巣に鳥が入ってゆくところ」の句を見せて感想を聞いたとするときつと「なーんだ そのまんまだーー。 それでいいの?」と言うと思います。

 この句を担当した高橋修宏氏は「写生が写生を超える瞬間とはこのような句に潜むのかもしれない。」と言い川名大氏は「狙い澄ましたような俳句的視角によって様々な写生の対象を闊達に切り取るところに独特の俳味があり作者の個性的な特色ともなっている。」と高く評価しています。
 が、私にとっては、名句とは逆立ちしても思えません。
 この方には、皆様ご存知の名句「金魚玉とり落としなば舗道の花」がありますよねー。皆様の評価はいかがですか。 愚足
コメント (4)
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