575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

探梅や兵士の墓に行き当たる  遅足

2006年03月05日 | Weblog
貴様と俺とは同期の桜・・・という歌があった。
戦場で潔く散ることを歌ったとか。

エリートの将校などは、ともかく一般の兵士、
特に農村からの出征兵士には、桜より、
寒さに耐えて咲く梅のほうが似合うような気がする。

叔父は中国戦線で機関銃掃射にあって戦死。
お墓は、ぽつんと一つだけ、西を向いていた。

     

そういえば、同期の桜、最近聞かない。
歌う人たちが死んじゃったのか?
もう、歌としての魅力がなくなったのか?
いずれにせよ、時代が変わったらしい。

コメント (3)
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