梅咲いて庭中に青鮫が来ている 金子兜太
文字通り読めば、梅が咲いて庭中に青鮫が来ている、という意味です。
青鮫は熱帯の海にいます。背中は暗青色、腹部は白、精悍なイメージです。
そんな青鮫がいつの間にか海となった庭を泳ぎまわっている。
梅の花に青鮫という、とんでもない取り合わせですが、鮮烈なイメージです。
あとは、自由にそのイメージを楽しめるかどうか?でしょうか。
俳句の読み方は、第一に一語一語に忠実に句の意味を読み取る。
第二に想像力を働かせて自由に味わう。
(岸本尚毅の俳句の一問一答より)
ある本を読んでいたら金子兜太さんが
これまでの自作のなかで、好きな句を紹介していました。
想像力を働かせて楽しんで下さい。
蛾のまなこ赤光なれば海を恋ふ
水脈の果炎天の墓碑を置きて去る
彎曲し火傷し爆心地のマラソン
(遅足)
文字通り読めば、梅が咲いて庭中に青鮫が来ている、という意味です。
青鮫は熱帯の海にいます。背中は暗青色、腹部は白、精悍なイメージです。
そんな青鮫がいつの間にか海となった庭を泳ぎまわっている。
梅の花に青鮫という、とんでもない取り合わせですが、鮮烈なイメージです。
あとは、自由にそのイメージを楽しめるかどうか?でしょうか。
俳句の読み方は、第一に一語一語に忠実に句の意味を読み取る。
第二に想像力を働かせて自由に味わう。
(岸本尚毅の俳句の一問一答より)
ある本を読んでいたら金子兜太さんが
これまでの自作のなかで、好きな句を紹介していました。
想像力を働かせて楽しんで下さい。
蛾のまなこ赤光なれば海を恋ふ
水脈の果炎天の墓碑を置きて去る
彎曲し火傷し爆心地のマラソン
(遅足)