金子兜太さんの句の続きです。
朝はじまる海へ突込む鴎の死
人生冴えて幼稚園より深夜の曲
華麗な墓原女陰あらはに村眠り
人体冷えて東北白い花盛り
霧の村石を投(ほう)らば父母散らん
最果ての赤鼻の赤魔羅の岩群
暗黒や関東平野に火事一つ
谷に鯉もみ合う夜の歓喜かな
梅咲いて庭中に青鮫が来ている
猪(しし)が来て空気を食べる春の峠
現在、俳人のなかで、ある意味で一番信頼できる人と思いますが、
もう少し分かりやすい句が多いといいのに。
(遅足)
朝はじまる海へ突込む鴎の死
人生冴えて幼稚園より深夜の曲
華麗な墓原女陰あらはに村眠り
人体冷えて東北白い花盛り
霧の村石を投(ほう)らば父母散らん
最果ての赤鼻の赤魔羅の岩群
暗黒や関東平野に火事一つ
谷に鯉もみ合う夜の歓喜かな
梅咲いて庭中に青鮫が来ている
猪(しし)が来て空気を食べる春の峠
現在、俳人のなかで、ある意味で一番信頼できる人と思いますが、
もう少し分かりやすい句が多いといいのに。
(遅足)