ごまめ(田作)は、カタクチイワシの幼魚を水洗いし、天日干ししたもの。
炒って砂糖・醤油・みりんなどで煮たもので正月料理に必ず出る。
姿は小さいがお頭付で縁起が良いものとして武士の間でも好んで食されたらしい。別称の田作はかつてイワシを田の肥料にしたからとも、田植えの祝儀魚として用いられたからともいわれている。
ごまめが好きなのだが、最近はすっかり歯が弱くなって「ごまめ」の前のイワシの幼魚の「ちりめんじゃこ」の釜揚げのほうが柔らかくて良くなった。
世の中に馴れぬごまめの形かな 正岡子規
独酌のごまめばかりを拾いおり 石川桂郎
齢重ねなほなほ田作のほろ苦き 鷹野 映
噛み噛むや歯切れこまかにごまめの香 松根東洋城
炒って砂糖・醤油・みりんなどで煮たもので正月料理に必ず出る。
姿は小さいがお頭付で縁起が良いものとして武士の間でも好んで食されたらしい。別称の田作はかつてイワシを田の肥料にしたからとも、田植えの祝儀魚として用いられたからともいわれている。
ごまめが好きなのだが、最近はすっかり歯が弱くなって「ごまめ」の前のイワシの幼魚の「ちりめんじゃこ」の釜揚げのほうが柔らかくて良くなった。
世の中に馴れぬごまめの形かな 正岡子規
独酌のごまめばかりを拾いおり 石川桂郎
齢重ねなほなほ田作のほろ苦き 鷹野 映
噛み噛むや歯切れこまかにごまめの香 松根東洋城