575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

雪が降りました   鳥野

2008年02月19日 | Weblog
立春が過ぎたころから、当地にも雪がお目見え。遅れて来た冬です。

同じ”雪”を詠んでも、短歌の中で印象に残っているのは、やたら感傷的。

 ・ 君かへす朝の舗石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ  北原白秋

 ・ さいはての駅に下りたち雪あかりさみしき町にあゆみ入りにき  石川啄木

それに比べると俳句は潔く厳しい。

 ・ したたかに転んで雪を罵れる  小原啄葉

 ・ 山の雪胡粉をたゝきつけしごと  高浜虚子

 ・ 雪降りてまこと楽しきまどゐかな  星野立子

 ・ 雪片のつれ立ちてくる深空かな  高野素十

学ばねばと、思います。
コメント (3)
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