船団・えなみドクターの診断です。
最近わたしの参加している句会で、
「予定調和」とか「ステレオタイプ」という言葉がささやかれます。
つまり「誰もが持っているイメージを、
上手に575にした俳句」の事です。
うまく行けば共感の句になりますが、往々にして陳腐な句になりやすい。
一方、全く新しいイメージを求めて作る方法があります。
うまく行けば新鮮な感覚の句になりますが、
へたすると、意味がわからない句にもなる。
これはステレオタイプじゃない方の句です。
「六月」とか「両手」とか具体的な単語が並んでも、
意味はちっとも具体的にならない。
持つ物は、荷物でもアリだし、約束事、仕事のようなものでもアリで、
そこは読む人のお楽しみ。
わたしは、魅力のあるコンテキストだと感じました。
ありがとうございます。ちょっと川柳的ですが。