575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

秋深し魚籠の屑入れ飴色に    朱露

2011年10月23日 | Weblog
   バスケット・ボール程の魚籠(ビク)。
   何時何処で何の為に買ったのか忘れた。
   私の持ち物では私の次に古いと言える。
   私が居ないと捨てられるので死ねない。

              



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十(トオ)二十(ニジュウ)目つむれば子等散りし秋   結宇

2011年10月23日 | Weblog
☆静苛・「十」という宿題に、キチンと十という数字そのものを
    詠いこんでいる点を評価。
    しかし、この十、二十は何を意味しているのだろうか?

☆能登・秋の夕暮れ、なつかしいおにごっこ。その子たちはいまどこに?

             

「十・・二十・・・」と数える。「もういいかい?」「もういいよ」
目をつむると・・・子供の頃に遊んだかくれんぼが脳裏に。
友達は散り散りになって隠れる。
そういえば、あの子にはもう久しく会っていない。
どこへ行ったのだろう?どこでどうして居るのだろうか・・・
最後に置かれた、秋、という季語が効いていますね。
夕暮れのかくれんぼは、神隠しにあうから禁止されていたとか。
消息不明の友人、神隠しにあったのかも・・・

かくれんぼで鬼になった時、目をつむり、幾つ数えたのかな?
百だったかな?
十、数えるのに「ダルマサンガコロンダ」と言い、
これを十回で、百、数えたことにしていたのを、思い出しました。
なぜか秋の夕暮れがくっついてくるのですが・・・(遅足)
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